遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

穀 雨

2022-04-20 16:30:25 | 日記

令和4年4月20日(水)

穀 雨 : こくう

二十四節気の一つ、太陽の黄経が30度のときで清明から

15日目にあたる。 4月20日頃

 

穀物を育てる頃という意味で、この雨に田畑も潤っていく。

地上に在る穀物にたっぷり水分と栄養がためこまれ、元気

に育つ様に天からの贈り物の恵の雨が、しっとりと降り注

いでいる景が浮かぶ。

中国では「牡丹の花」を「花中之王」(花の王様)とか、

「国色天香」(国の色、天の香り、美女や牡丹を指す)と

呼ばれ、最も愛される花で穀雨の頃に咲き誇る花として、

「穀雨花」とも呼ばれている。

中国では牡丹を「穀雨花」と呼ばれる、

 

日本と中国では季節のずれが在り、中国では夏の訪れる頃

に「穀雨」とされる。

日本では、農耕の準備をする雨となり、農具の手入れや、

田畑の作業が始まる頃である。

穀雨の頃においしい食べ物は、蓬から作る草餅、ゴボウ、

筍などがあげられる。

草餅、

ゴボウ、

筍、蕨の炊き合わせ

 

ゴボウはきんぴらやけんちん汁、旬の柔らかな筍料理等、

また、桜に代り藤の花の美しい便りが届く頃でもある。

 

今日の1句

休耕田穀雨ふる畔眺めをり   ヤギ爺


潮路句会

2022-04-19 16:31:35 | 日記

令和4年4月19日(火)

潮路句会3月例会より、

兼題 : 1)柳、2)仔猫、3)当季雑詠、

出席者 : 参加 8名、不在投句 1名、欠席 1名

 

柳の芽退屈さうな店主かな   ヤギ爺

 

潮路抄

葉ごもりを抜けて日向へ落椿    玲 子

 

縁側に猫を懐炉の舟を漕ぐ     勝

 

見送れば更に揺れ出す柳かな    美保子

 

戯れをりし毬に飽きたる仔猫かな  美智子

 

水温む小川の魚影未だ見えず    魚 青

 

独り居の雛に挨拶朝な夕      輝 子

 

山笑ふ麓の里の野良仕事      千 里

 

いちめんの菜の花光る雨しずく   政 子

 

泪目の蛮から気取る卒業子     ヤギ爺

 

 

雨天の昨日は肌寒く、上着を一枚引きずり出し羽織り、、

一転、今朝は温かさ(と、言うより暑さが、、)が戻り、

ヤギ爺、この温度差について行けず、戸惑うばかりです。

季節は早くも、初夏の様相、、大通りの躑躅も燃える様、

陽射しが強くなりました。

公園の草取りが明後日から始まります。(冬場3カ月は

休み)木々も雑草も目覚ましく、緑が眩いばかり、、、、

そろそろ、衣替え?、、イヤ、まだまだでしょう、、、


山査子の花

2022-04-18 16:11:49 | 日記

令和4年4月18日(月)

山査子の花 : メイ・フラワー

中国原産のバラ科サンザシ属の落葉低木、高さ2~3m

春4月頃に針のような小枝から新葉を出すと同時に白色

5弁の花を房状に付ける。梅の花に似て趣がある。

枝には大きな棘があり、秋には黄色の実を結ぶ。

葉は倒卵形で、葉の縁にはギザギザ(鋸歯)があり、付け

根はくさび形をしている。

山査子は古くから、薬用として効能があり、「命を養う

不老長寿の妙薬」と云われ、疲労回復の漢方薬とされた。

また、山査子は生薬名「さんざし」といい、健胃、整腸剤

として使用されている。

山査子の実は、ドライ・フルーツや果実酒等に加工する。

西洋山査子は、ヨーロッパ原産で、高さ2~5mある。

4~5月頃、赤い花を付け「アカバナサンザシ」と呼ばれ、

八重の花は秋に実は付けない。 葉のギザギザも棘もなく

丸みがある。

同属の「西洋山査子」はメイ・フラワーと呼ばれる。

5月頃に開花し、ヨーロッパでは果実や葉は「心臓に良い

ハーブ」といわれ強心薬」となる。扁桃腺炎、消化不良に

も効能があるといわれている。

また、銀杏の葉と組み合わせると、記憶力低下予防にも

効いといわれる。

 

今日の1句

もの憂げに山査子の花濡れそぼち   ヤギ爺


クリーン・キャンペーン

2022-04-17 16:34:27 | 日記

令和4年4月17日(日)

クリーン・キャンペーン

名古屋市が毎年行っている、市内全域のメーン道路等の

清掃を一斉に行うキャンペーンが17日(日)催された。

港近辺では、学区区政協力委員・保健環境委員に加えて

各種団体協力委員(民生委員・体育委員・女性会・老人

会等)が参加した。

学区代表の挨拶の後、軍手・ゴミ掴み・ゴミ収集袋等が

渡され、二班に分かれてメーン道路(江川線)の両側を

歩きゴミの収集を行った。

港区役所横の公園から南へ、築地口交差点までの間、、

タバコの吸い殻、チリ紙、空き缶、ペットボトル、ボロ布

ビニール傘、弁当やカップ麺の空容器、衣類、マスク等と

様々ある。(今回は放置自転車等の大型ゴミはなかった)

ゴミ捨ての多い場所は、コンビニや食品店等前の路上や

駐車場等が多く、相変わらずタバコ(吸い殻)ポイ捨て。

悪質なのは、路駐された後に鋪道の植込みの中に車内の

ゴミをビニール袋ごと捨ててあること。

小1時間、舗道を往復して集めたゴミの多さに驚く、、

保健環境委員を中心に、ゴミの分別を行い解散した。

暫く、不法投棄は減っていたがここ数年(コロナ過)

また、ゴミが増えた様に思う、、、

見えぬ処でもマナーを守り、街の美化に協力したい。

 

今日の1句

春暑しゴミ拾ひ行くボランテア   ヤギ爺


青木の花

2022-04-16 16:31:25 | 日記

令和4年4月16日(土)

青木の花

ミズキ科アオキ属の常緑低木、高さ2~3m

北海道から沖縄まで日本各地に広く分布する。

山地の木陰等に自生するが、庭木としも植えられている。

青木は耐寒性、耐暑性さらには日陰にも強く、素人にも

育て易い樹木として重宝される。

日本の古来種で、江戸時代の中期に「緑の葉と赤い実の

コントラストの美しさにヨーロッパに渡ったが、雌雄異

株で赤い実が付かなかった」という逸話が残る。

4,5月頃に四弁の赤褐色の小花を多く付けるが、地味で

目立たず淋しい感じのする花である。

葉は長さ8~10cmの長楕円形で表面に光沢がある。

葉の先半分程にはギザギザな縁が在り、先端は尖る。

アオキの葉を乾燥させると黒くなるが抗菌作用があり、

火傷、しもやけ、凍傷やイボ、魚の目等に効能がある。

花は地味であるが、冬になると真っ赤に熟した直径2

cmほどの実は美しい。

雌雄異株で雄木には実はならず、植木職人の間で雄木

は「ハカ」と呼ばれている。

真っ赤に熟した実は、ヒヨドリの恰好の餌となる。

若木や枝は濃い緑色をしているが、老木になると木質

が変わり、灰褐色になって行く。

 

ご近所の庭木にも見かける事があるが、港の埠頭公園を

散策していると、木陰の中にヒヨドリの囀りが聞こえ、

探して見ると、木々の間から暗紫色の青木の花が覗く。

なるほど、地味な花で注意しないと見過ごしてしまう。

 

 

今日の1句

雨上がる薄ぼんやりと花青木   ヤギ爺