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自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

とびもの

2012-10-27 20:38:03 | Weblog
計画より1日伸びた小学生が来訪する堂々川の校外学習。
先生によると堂々川を究める学習を現在行っており、
小学生たちはインターネットをはじめとしたあらゆる資料で学んでいると。
わからないことがあるから現地学習を行うそうだが
68項目の質問を先に戴いた。


鳥の巣

堂々公園の空を飛ぶ
ミサゴらしき鳥


ミサゴという猛禽類の鳥のように見える。
山の枯れ松に巣を掛けている。
今回鳥が多数出るから鳥ミングしょうと思ったが
トリ故トリミングはなしにして見てもらうことにした。

9時には小学生がやってきた。


国分寺境内で堂々川の説明を行う。


小学生の質問の答えも含めて約15分の講義。
1673年最上流の大原池の決壊で国分寺が流され63人がなくなリその供養塔が
国分寺ミニ88ヶ所の1番寺付近に、そして40番寺付近に
戦国時代の山城があったことなどサワリをやんわり説明した。
「堂々川今昔」を呼んだ人と質問したら先生から
難しいから読んでも分かりにくかったとお叱りを受けた?
それならばと、次の砂留では柔らかく説明をした。



福山市の方や新聞社の人も来られている。
こら大変だ。「しし16や尾も白い」などの面白い話は避けないと!
それでも1700年代後半に砂留が作られ始めると
大水が出たら砂留を超える水がドウドウと音を立てて流れたから
住民は堂々川と呼び始めたと話した。
以前の名前は100の瀬があったことから百瀬川なる名前があったことも話す。
小学生が一番喜んだのは堂々川の砂留が「日本一」であるという言葉であった。
事実、石積みの砂防堰堤では六番砂留は現存日本NO.1
そして江戸時代に造られた小さな川の砂留群、15基もあるのは日本一なのである。
約800mを歩きながら此処はホタルがよく飛ぶ所、
此処の彼岸花は広島県トップクラスを目指して居る事などの説明は良くわかったらしい。
小学生は1番が好きだった。このまま1が好きで伸びて欲しい。


わずか5輪ほど咲いていた
彼岸花


約1時間半最後の仕上げに質問はと聞いたら
ホタルはどこで呼吸をするのかと聞いてきた。
質問者は「えら」で呼吸するのは知っていた。
その「えら」はどこにあるのかと聞く。
幼虫は水中で生活しているときは「えら」で水中から陸へあがると
気門で呼吸するのだがすぐには答えが出てこない。
回答としてうまく説明できないから、今日はエラーとして後日回答をすると答えて逃げてしまった。
後で考えても幼虫が水ら陸へ上がり、また水へ帰る幼虫がいる。このときはどうなるのかわからない!
月曜日には再度説明に行くことにしている。

話は長くなったが今日は最近見かけた鳥たちの紹介だ。
今年は山にエゴの実がすくないから里に下りてきた「ヤマガラ」





やまからヤマガラが降りてきて、トチュウの実を食べる。
ジョウビタキ、我が家付近に1羽住みついている。
百舌に追われながら縄張りを作っている。



ヒッカチン、堂々川鳶ケ迫砂留付近には最低でも5羽が縄張り争いをしている。


近くでショウトが水浴びをしていた


ショウトはホオジロが全国共通名、ヒッカチンもジョウビタキがわかりやすい名前だ。
とびものには色々な名前がある。
始めに出した「みさご」もしかしたら鳶?



終わりは苦し紛れに出したとびものの蝶。
苦しい答弁に追われた1日だった。

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (NANADSK)
2012-10-27 23:48:10
今晩は
今日も面白い記事内容でしたね
小学生の質問は何が出て来るか判らないので
途中慌てる事判ります
大人の質問は大体決まってる   そんな事でしょう
私も経験有ります
鳥も色々混ぜての記事 良いですね。
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四字熟語 (uke-en)
2012-10-27 23:57:00
堂々川保全のため粉骨砕身、八面六臂、縦横無尽、
東奔西走、滅私奉公のご活躍、大抵ではないです
ね。やりがいも大きいこととは存じますが、体調管理
にはくれぐれもお気をつけください。

ミサゴらしき鳶ものはこの写真ではなかなか分かり
にくいですが、尾羽の底辺が真っ直ぐで広い二等辺
三角形で、左右に回転させて舵をとっているような
ので、やはりトビのように見えますね。高いところで
くるりと輪を描いていませんでしたか?^O^

我が家では、ヤマガラは専らシキミ(シキビ)の実を
食べていますし、ジョウビタキは♀です。ロマンスグ
レー(死語?)の♂も例年は♀の縄張り外で見かけ
るのですが、今季はまだです。
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目がまわるほどに。。。 (紗真紗)
2012-10-28 01:22:05
自然を尋ねる人さま^^こんばんは~♪

またも、お忙しい日々を過ごされて、
ほんとうに文化人でいらっしゃいます・・。。。。

凄いことですね!またも報道が入った活動ですか。。。
しかも小学生が相手、責任重く、大変なことと思います。
人を惹き付けるお話をされていらっしゃるのですね。

「1」という数字は、
人を魅了する、意味のある数字、よく分かります・・。
屋根の上のヤマガラ、凄いショットです~!!
またもホッといたします記事をありがとうございました~♪
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民泊 (和三郎)
2012-10-28 05:33:25
近ごろ修学旅行に数名単位で民泊する中学生が村に来ます
隣の家に来てた中学生は、福山から来ていました
我家ではやっていませんが、村で数軒が修学旅行生を受け入れています
広島市辺りだと、九州へ行ってしまうのだそうです
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Unknown (チェストツリー)
2012-10-28 06:00:06
お早うございます(*^_^*)
季節感と共にそちらの様子が良く分かります。
自然と付き合い、子供や都会の人を受け入れ本当に並大抵の事ではありませんよね。
これからも頑張って下さい(^-^)
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お忙しい限り・・・・・・・・・・ (縄文人)
2012-10-28 06:09:20
あるときは草刈爺さん・・
    あるときは蛍の博士
       して、あるときはコウデネーター
~~そして、あるときは学校・生徒さんから質問攻め・・・・・
      あるときは、深夜堂々川に現れ虫の研究
四季を通じてお忙しい方。
    ヤマガラがこの状況を一部始終をゲットしたようです。
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飛び回る忙しさ (まよこ)
2012-10-28 11:14:19
自然を尋ねる人さん今日は。
お体が一つでは足りないようなご多忙さですね。
今が華・・とか旬・・そう言う感じか伝わってきます。
心身共にお元気なのでしょう。
お体にお気をつけ頑張ってください。

堂々川の由来は音から来ていたのですね。
堂々とした姿で流れていた川と思っていましたが・・・。

ふるさと校外学習 素晴らしいと思います。
子供たちのふるさとを愛でる気持ちは大切ですから。

それにしても質問が専門的で 流石の自然さんもたじたじのご様子でしたが 呼吸の件まよこも知りたいので教えてくださいね。

ジョウビタキ早いですね。
未だ海を渡って来ていないようです。
こちらでは何時見られるのでしょう・・??。


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又々大忙しの日々ですね@@! ()
2012-10-28 12:19:15
こんにちは^^;
ご苦労様でした。今日のような雨の日はゆっくりさせた上げたいです。
小学生の講師ほど難しいものはないでしょうね。
不思議がいっぱいでどんな質問が飛び出すやら・・・。
べつに先生を困らせようとではないのです(笑)
好奇心がそんな質問をさせるのでしょう。
将来の博士の卵かもしれません。
なんで?どうして?と質問攻めで周りの大人を手こずらせた「何で?の甥」、
長じてカビ博士になりました。

ヒッカチン、早く会いたいです~!!!
やっと今日トキのお出ましでした。
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なんてたって、日本一♪ (みさと64)
2012-10-28 13:32:45
小学校の子供たちと、そして先生方を前にしての先生役とは、
それは大変でしたね!
いつもの自然さん節でお喋りするわけにはいかなかったのでしょうが、
堂々川から砂留、そしてホタルから彼岸花まで…と、
多方面にわたっての日頃のご苦労も、充分子供たちに伝わったのではないでしょうかね。
自慢できるものが地域にたくさんあることを知ってもらい、
地域を誇らしく思ってもらえたことは、とっても嬉しいことですね!
なんてたって、日本一だもの・・・(何でも一番は嬉しいものです♪)

冬になると縁側に来て、用意した赤い実をついばむジョウビタキが、
わたしは大好きです!
朝昼晩、そしておやつの時間にもちゃんとくるんですよ(笑)
毎年庭にやって来るのは♂(オス)ですが、時々♀も様子見に来てくれます。
寒い冬が来るのはイヤだけど、ジョウビタキには早く渡って来てほしい!!!
我が家に来てくれるのは、12月に入って雪が積もった頃からになります。
周辺の木々の実が食べられなくなると、ちゃっかり来るんですよね。
そちらでは、こんなに早い時期からジョウビタキに会えるのですねぇ~

オレンジ色がきれいなベニシジミですね!
我が家の庭のベニシジミたちは、すっかり色褪せて枯れ葉と区別がつかない・・・
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Unknown (ディック)
2012-10-28 15:06:55
小学生相手のお話がおもしろくて、楽しい記事でした。
子どもたち相手にどんな話をするのか、やはり印象に残って為になる話をしたいけれど、むずかしい話をすれば頭の上を素通りするに違いないし、気を遣いますね。
京都・奈良を歩いてきましたが、中高校生の修学旅行で京都の寺なんて、どうせすぐに忘れちゃうんだろうなあ。
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