- 更け行く秋の夜(よ) 旅の空の
わびしき思いに 一人悩む
こいしや故郷(ふるさと) 懐かし父母(ちちはは)
夢路にたどるは 故郷(さと)の家路
更け行く秋の夜 旅の空の
わびしき思いに 一人悩む
という唱歌を聴くと サツマイモを思い出す
秋の夜に 蒸けゆくものはサツマイモだという
発想の貧困さは幼いころから変わっていない
にわか農民が植えたサツマイモ「鳴門金時」を試しに掘った
手入れもしなくても なんとかなるもんだということがわかった
「鳴門金時」は吉野川が運んだ栄養素の高い海のミネラルをたっぷりと含んだ砂地
そこの限られた地域で作られても 砂質や作り手で味が微妙に違うらしい
石がいっぱいの粘土のような畑でつくったものでは味が本場ものと違って当然
畑は貧弱 品種はブランド 馬子にも衣装 見かけだけは「鳴門金時」
今はスナック菓子は食べても おやつにイモを喰うこともなくなった
喰うことよりも 栽培や収穫の楽しさを味わっている
この夏省エネ対策で都会のビルの屋上は 土を敷き植物を植え 熱を緩和した
そこに植えたものはサツマイモだという 葉が茂り日蔭を作る
ここでも収穫よりも葉の効用を利用している
たぶんここでは栽培のためのつる上げはしないだろう
「旅愁」といってサツマイモのことを書いた わけのわからないことを書いている ついでに
「♪あなたを探して ここーまで来たの~」という歌があった 確かこの歌も「旅愁」
わけのわからないと言えば農園の管理者 指定作業日の通知に
「玉ねぎと秋大根植え付け12日(日)」となっていたので 今日聞いた
私 「日が間違いか曜日か」
管理者「本当は今日10日(土)だったが誰も来なかった」
私 「連絡がなければ来ない」「明日か明後日か」
管理者「明日は用事でできない 明後日は祭りでできない」
私 「でも通知をもらったから明日か明後日は人が来る」
管理者「いつ来てくれてもよい」「農園は自由に使ってよい」
私 「・・・・」 (わびしき思いに 一人悩む)