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見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

フジの育て方を塚本こなみさんに聞く

2013-04-29 17:36:07 | フォト日記


世界一大きな藤棚で有名な足利フラワーパークの園長
塚本こなみさんは 浜松フラワーパークの理事だった

赤字続きの園の立て直しのために4月からは理事長に就任した
桜からバラに移る期間にも楽しめるためにフジの花を育てている

樹木医でもフジのことがわかる人は少ない 塚本さんは日本でも有数の人
足利フラワーパークの経験を活かし いま浜松の藤棚も整備されつつある

「足利より有名になってしまったらどうしよう」と意気込みを語ってくれた
その塚本さんにフジの育て方を伺った 蝶系の花が咲くものはすべてマメ科

フジは日当たりが良い場所で育つ 活動期には水がたっぷり必要
肥料は控えめにする とくに窒素 実になる前に採り 余分なツルも切る

光 水 CO2 で棟分ができる その糖分で発根して木は太くなる
昨年の木は材と言う物質が入りすでに死んでいる皮の部分で成長する 

フジは自立できないので他の木などに絡みつき成長する
からみつくものがなくなればその部分が枯れるがフジは死なない

藤は不二 富士も不二 フジがつくものは皆 2にならず
山に咲くフジは手入れしなくても咲くように見えるだけ

実際は2年ごとに咲いている 藤の咲くところは水分が多い
など たっぷり1時間30分話し そのあとは藤棚を見て確認

先日テレビに出ていた塚本さんは畑でキンカンを育てていた
畑は草ぼうぼうだったので そのことを伺ったら

「なぜ草を取る必要があるのですか」と逆に質問された
植物の成長のために草は邪魔にならない 

むしろ草があった方が保水効果があり 良く育つ 
なるべく自然のままに育てる それが塚本さんのやり方 

講義は40人くらいの予定を大きく上回り120人が受講した
始めに「フジを育てている人はいますか」と聞かれた 20人が手を挙げた

花の好きな人でも同じくらい手を挙げが私は両方とも挙げなかった
こなみさんに興味のある人を聞かれたら挙げるつもりだった

その塚本さんは 5月2日モーニングバードに20分間出演する
いまからビデオ予約をしておかなくては