鉄道会社の社長が使うと 真実感が増す言葉
前置きで 話が脱線することの予告があった
大井川鐡道終着駅千頭で同社の伊藤秀生社長の話を聞いた
誠実な人柄を表し 話は脱線することなく語られた
1931年(昭和6年)金谷~千頭全線開通 その後井川線の延長などを経て
昭和42年輸送人員 2462千人を記録する
しかし林業の不振 道路の整備 乗用車の普及などで低迷し続けている
昭和51年 SL復活運転したものの現在は年間利用者数638千人と約1/4に減少
そのうちの91.3%は観光客で地元民は8.7パーセントにしかならない
そのうち通学などの定期利用が7.2% 一般客は1.5パーセント
環境にやさしい公共交通機関と言ってもそれは乗客あっての話
最寄りの駅までの移動手段も安易ではない地域 沿線の人口減少
また魅力のあるレジャー施設もなく 苦戦は続く
データーに基づく話だったが 先行きの暗い話だった
富士山文化遺産登録効果や 新東名 富士山空港
これらの相乗効果を期待できるかは未定
人は移動するときにいかに安く行けるか早く着くか 楽に行けるか考える
私も会場まで電車移動も考えたが 安く早く楽な車で出かけた
一般乗客の1.5パーセントの中にも入っていない地元民なのだ
写真は大井川鐡道沿線青部 廃校のヒノキに実が成っていた 金平糖ではない