日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

一言の魔法

2007-09-18 | 他人のフリ見て我が身を正す
特に政治家は失言というものに気を使わなければなりません。
あれは仕方がないと被爆者の感情を無視した発言をした防衛大臣
女は生む機械だと言った厚生労働大臣
政治家の失言は枚挙に暇が有りません。

同じように会社内においても絶対言ってはいけない言葉があります。
それは上司になればなるほど言ってはいけない言葉です。

「俺は責任取れないよ!」

たったこの一言で上司といわれる人の信用はなくなってしまいます。
勿論上司のみではなく部下であっても同じ事が言えます。
一番信用できないのは「責任を取らない人」なのです。

あるプロジェクトの中での出来事です。
なかなかプロジェクトが思うように進みません。
期限も迫ってきたある日の事
プロジェクトに参加している全員を集めて
プロジェクトリーダーがたった一言
真剣な眼差しで言いました。

「ここまで来たんだから、あとは自分を信じて自分たちの出来る限りの事をしよう。
もしも上手く行かなかったっていいじゃないか。その時は全部俺が責任を取るよ。
みんなの前で謝ってやるから、出来る限りの力を振り絞ってみようよ!」

この一言でプロジェクトに参加していたスタッフの気持ちが変わりました。
ここまで言ってくれるリーダーに頭を下げさせてはいけない!
何が何でもプロジェクトを成功させてリーダーを胴上げするんだ!

結果、プロジェクトは大成功に終わりました。
サブリーダーがポツリと言いました。

あの一言で自分たちの肩の力が抜けた!
そして絶対にリーダーにはプロジェクトの成功をプレゼントするんだ!
それが「俺が責任を取る」と言ってくれたリーダーに対し出来る
自分たちの精一杯のことなのだから・・・・。

一言の魔法
上に立つものは自分自身の発言には責任を持ちたいものです。
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陪審員制の脆弱さ?

2007-09-18 | 危機管理
O・J・シンプソン容疑者を逮捕=武装強盗の疑い-米ラスベガス警察 (時事通信) - goo ニュース
OJシンプソンといえばアメリカンフットボールの名選手だったことよりも
どう見ても「クロ」だった元夫人の殺人事件で「シロ」になったことが有名になった感がある。

そのOJシンプソンが強盗で逮捕されたのだという。

10年強前の刑事事件では全米の優秀な弁護士達による陪審裁判で
無罪を勝ち取った彼も
民事裁判では約900万ドルの賠償金を元夫人の両親に支払うこととなった。

日本でも陪審員制を真似た裁判員制度が2009年までに採用される。
その制度の内容は正直分かっていないのだが、
任命された場合は拒否できないという
任命された裁判員にとってはいい迷惑な制度であることは否めない。

日本の裁判員制度でもOJシンプソンの事件のように
その論点を本来の殺人事件から人種差別問題へと摩り替えられた場合
無罪放免ということになりかねない懸念が残される。

また、日本独特のマスコミによる民意の創出により
裁判員が適正な判断を下せない可能性さえ残っています。
陪審員制度が今尚不公正な裁判結果をもたらしている現実を見ていると
日本の裁判員制度は前途多難なのかもしれません。
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従業員は最大の広告ツール

2007-09-18 | 経営改善
ウチの社員はクズばかり・・・
ウチの社員は頼りなくてホトホト困っちゃうんです
ウチの社員は勉強しなくてねぇ・・・
ウチの社員は社会人としての基本も出来ていないんですよ・・・
ウチの社員は・・・・

ここまで読んでドキッとした社長は改善の見込みがあります。
ここまで読んで「そうだ!そうだ!」と同調しただけの社長は
経営の基本からミッチリ勉強しなおししなければいけないでしょう。

以前「天に向かってツバを吐く」という事を書いたかと思います。
社員の悪口を言うとそれは自分に必ず帰って来るのです。

「ウチの社員」の悪口は絶対に禁句です。
社外だけでなく社内に於いてもそして家庭に於いてもです。
まかり間違っても飲み屋さんなどでは絶対に言ってはいけません。
飲み屋の内緒話はラジオ局のマイクに向かって喋っているのと同じです。
数日もしないうちにその内緒話は沢山の人が知っているところとなります。
絶対に言ってはいけません。

従業員は最大の広告ツールです。
こんなことを言うと従業員といわれる立場の方に叱られるかもしれませんが
これは従業員さん達お一人お一人を守るためにも重要な考え方です。

私たちの従業員を見て、お客様は我々の会社や商品を信用してくださるのです。
従業員がいい加減だと我々の会社も
「いい加減な会社、信用できない会社」と思われてしまいます。
結果、売上も上がらない、利益も出ない、
リストラ当たり前の会社になってしまいます。

逆に従業員がいつも笑顔で、お客様思いで、
商品知識もしっかりしていてなんていうと、
お客様がお客様を連れてきてくれる会社になります。
結果、売上も上がり、利益も出て、
給料も沢山貰える会社になるのです。

どうでしょうか?
私が従業員さん達にとっても大切な考え方だと言った
意味がお分かりいただけたでしょうか?
従業員さん達が「自分自身が会社の最大限の広告ツール」であると理解し
行動すればその成果は必ず返ってくるのです。

そんなことをしたら自分だけが損をする・・・。
なんて思っているようだと相当重症かもしれませんね。
お大事にしてください。
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