3月には一度病院に見舞いにいったのですが、本人曰く、早く直して釣りに行きたい。元気になるから連れて行ってほしいなど、元気でしたが・・・・・・・
筆者より2歳年上でしたので齢70年で旅たったわけです。ご冥福をお祈りします。亡くなった彼のために庭の白い花をアップしてみました。
Stabat Mater, RV621 (1678-1741) , RV621 for alto, strings and basso continuo筆者に取っては全く新しい発見です、このヴィヴァルディの宗教音楽は全く知りませんでしたが、昨日見つけ早速聞きました。
ヴィヴァルディの宗教音楽としては年代が確認できる最初の作品である。
スターバト・マーテル(悲しみの聖母は)は、わが子イエス・キリストがはりつけになったときの、聖母マリアの悲しみを詠われた13世紀のセクエンツァに曲付けされた宗教音楽です。
《スターバト・マーテル》RV621は1712年3月18日の聖母マリアの7つの悲しみの祝日にプレッシャのオラトリオ教会で歌われることを目的にして作曲された。なお、当時、ヴェネツィアの支配下にあったプレッシャをヴィヴァルディとその父親は、その前年に訪問している。
《スターバト・マーテル》はセクエンツィアの1つで、13世紀のイタリアの修道士ヤコボ・ダ・トーディによるとされるが、 それは20節からなる。
しかし、ヴィヴァルディはそのうちの前半10節のみに作曲している。
ヴィヴァルディの他の賛歌は全て厳格な有節形式でかかれているが、現存するイタリア・トリノ図書館のジョルダーノ・コレクションの自筆譜には第4~6曲には声楽パートのみが記され、第1~3曲の歌詞を変化させて反復するように指示される点でこの形式に従っている。
第7~8曲とコーダ様式の最後の曲は、独立をしいるが、殆どがヘ短調で書かれていることもあり作品そのものの統一性は確保されている。
また、コントラルトの独唱が実は男声のためのものであることは間違いがないが、それがファルセットのよるものかそれともカストラートによるものかはハッキリしていない。
ヴィヴァルディ スターバト・マーテル Vivaldi Stabat Mater
ヴィヴァルディが、これほど悲哀に満ちて、そしてこれほど美しいとは思っていなかった。釣友Kのためにこの曲をじっくり聴いてみた。心の洗われる美しい曲であり、今まで知らなかった事を恥じた。