伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

モーツァルト 歌劇「魔笛」K620・・・・ゲオルク・ショルティ指揮で聴く

2016年10月23日 | バロック音楽・オーディオ一般

先日近くのSPAの名前が変更し、緊急にて写真を撮りに行きました。

基本的には前と然程変わりなく、当然お客様の入場前の撮影ですので 急いで撮りました。

露天風呂もエキゾチックでいい感じです、プールも有り東南アジアの雰囲気があります。

後現像して写真の処理してみますと 幾ら写真とってもSPAには入浴しない限り気持の良さは伝わりません、

笑 でも室内には岩盤浴もありHSP効果もあり若返りには良い施設なのでしょう。

 

今まで余り聴かななったオペレの話です、筆者はオペレといえばカラス・カラヤン程度しか聴かなかったんですが、

筆者も聴いたこと有る「パ・パ・パ」が聞ける 『魔笛』をとりあげます。

ここで音楽と言いましても今回の歌劇のような形態は目でも耳でも楽しめる様に 生を見るのが最高なんでしょうが、

2007年映画での公開が合ったようです。

特に有名な「パ・パ・パ」が聞ける 『魔笛』(、独: Die Zauberflöte)K. 620は、

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが 1791年に作曲したジングシュピール

(歌芝居、現在では一般にオペラの一種として分類される)。

モーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラである。 (歌芝居)として芝居小屋のために書かれた作品です。

ドイツ語の歌とセリフでわかりやすく構成されていて、 善と悪の対決、若い二人の愛の試練、

そこに陽気な鳥飼いパパゲーノがコミカルな味で盛り上げ、 登場人物たちそれぞれに見せ場があり、

歌と演技で楽しませてくれる見所の多い作品。

台本は興行主・俳優・歌手のエマヌエル・シカネーダーが自分の一座のために書いた。

現在もモーツァルトのオペラの中で筆頭の人気を持つ『魔笛』は、モーツァルトが残した最後のオペラです。

作曲を依頼したアウフ・デア・ヴィーデン劇場の座長シカネーダーが、自らパパゲーノを演じ、

モーツァルト自身の指揮によって1791年9月30日、初演されました。

その後、モーツァルトは12月5日に亡くなっています。

最後まで「もう一度、魔笛を聴きたい」と言っていたそうです。

モーツァルトはこのオペラをこよなく愛していたのでしょう。

誰でも知っているメロディー、オペラらしいメロディー。

極上のモーツァルトの音楽を聴くことができるのが、この『魔笛』の最大の魅力です。

例えば、夜の女王のアリアと言えば、コロラトゥーラと呼ばれるソプラノ歌手が綱渡りのように最高音を出すことで、

このオペラの名物となっています。

タミーノのアリア「なんと美しい絵姿」を歌う主役テノールは叙情的で優しい声が必要です。

また、パパゲーノとパパゲーナの二重唱「パ・パ・パ」は、何とも楽しい歌ですので、

パパゲーノとパパゲーナが一緒に歌うのが有名な「パ、パ、パ」(子供をたくさん作ろうという歌)なのだが、

ぜひ一度、聴いてみることをおすすめします。

筆者のオススメは、ゲオルク・ショルティ(Sir Georg Solti、 1912年10月21日 - 1997年9月5日)指揮

ウィーン・フィル マルティ・タルヴェラ、クリスティーナ・ドイテコム、スチュアート・バロウズ、

ピラール・ローレンガー、 ヘルマン・プライショルティのものが、声楽における、

ソロ&コーラスの水準の高さに加え、DECCAの録音 の見事さもあって、評価の高いCDです。

クレンペラー指揮の配信があったので参考にしてください。

 

モーツァルト 《魔笛》 第1幕全曲 クレンペラー指揮

 

モーツァルト 《魔笛》 第2幕全曲 クレンペラー指揮

 

 

ドイテコムの夜の女王は、ショルティの指揮も含めてやや硬いのですが、

夜の女王の歌うアリアは2回しかないので、 然したる問題ではありません。

プライのパパゲーノ、タルヴェラのサラストロ、シュトルツのモノスタトス、フィッシャー=ディ ースカウの代弁者等、

粒が揃っています。バロウズのタミーノがやや弱いのですが、ウィーン国立歌劇場のコーラスは 非の打ち所がありません。

クレンペラーも歌手は豪華です。3人の侍女が、シュワルツコップ、ルートヴィッヒ、へフゲンなんて、

とても侍女とは思え ません!加えて、ポップの夜の女王も最高であると評価されています。

録音がやや硬いのと、台詞がカットされている のがネックですが、音響的に素晴らしいショルティ盤に比して、

晩年のモーツァルトの心境とか、フリーメイソン云々といっ た雰囲気を感じさせてくれる名盤です。

オットー・クレンペラー(Otto Klemperer, 1885年5月14日 – 1973年7月6日)

いうまでもなく魔笛はドイツ語による音楽劇(ジングシュピール)です。

レチタティーヴォではなくセリフで語られるその筋書きのばかばかしさは、

この音楽がなかったら1年もたずに歴史の闇の中に消え去っただろうという代物です。

クレンペラーはそのセリフをばっさり省いています。 そんなものはこの奇跡のような音楽のまえではどうでもいい。

まったく同感であります。 クレンペラーは自身の魔笛をこの世に残すにあたって、

モーツァルトの書き残した楽譜に潜む彼の天才をえぐりだすことだけしか眼中になかった。

そのまま劇場で上演することも眼中になかった。

モーツァルトのため、後世のために、音楽の真実を刻印しておきたかったのだと思います。

この魔笛を聴いてあのフィガロのテンポがわかり、今ではあの録音を心から楽しんで聴いています。

フィガロはケッヘル番号で492ですが、491はあのピアノ協奏曲第24番です。

この歴史的録音は女声の勝利ともいえます。

夜の女王にルチア・ポップ、 パミーナにグンドラ・ヤノヴィッツ、

そして驚くべきは野球なら8番、9番バッターである 第一の侍女にエリザベート・シュワルツコップ(!)、

第二の侍女にクリスタ・ルートヴィッヒ(!) という録音史上空前絶後の豪華さ。

かたや男声はニコライ・ゲッタのタミーノは善戦してますがワルター・ベリーのパパゲーノがやや弱く、

非常に重要な重唱を歌う二人の武者は勘弁してくれというレベル。

それを彼はあまり重視しなかったのは僕には不満ですが、

にもかかわらず女性軍の壮絶なパワーによってこの録音は永遠の輝きを放っているのです。

このポップの夜の女王のアリアを凌ぐものを僕は聴いたことがないし今後もないでしょう。

三人の侍女のアンサンブルの美しさは天国もかくやの神品ものです。

確かに大変楽しめる歌劇ですが、筆者も機会がありましたら是非生で聴きたいものです。