連休も終わり何時も通りの生活に戻る、5月は比較的フリーの時間が多くゆったり出来るようだ、午前中に仕事を片付け、昼食後は好きな音楽でもと、愛機SV-501SEパワーアンプに火を入れる。
暫くして、突然雑音が?SV-501SEの初段管松下製「6BM8」の色が変化しいる、慌ててメインスイッチを切り先日予備に購入したOEM品の松下製に両方のMT管を取替えると、音は戻ったようです、松下管は白く濁り音は出なくなった、寿命であろう。
ただ気になるのはSV-501SEに相性の良いと言われるTELEFUNKEN製の音、それとなく海外のMT管を見渡すとTELEFUNKEN製「6BM8 2本 PCL82」を見つけ購入する、販売サイトに製品はイギリスにあり到着まで3週間程かかるが、以前より欲しかったMT管なので早速発注した、世界の物が手軽に入手出来る郵送費も意外と安価だ。
インターネットは便利で到着がたのしみです。後日到着してある程度のエージングが済次第、待望の初段管TELEFUNKEN製プリ管の事をブログアップします。
最後に気になる事は以前ハーモナイザー等で12AU7/ECC82のMT管探しをしたがMULLARD製との縁がなくリイシュー( Reissue)のMULLARD製しか聴いて無いので機会があればPCL82のMT管は是非比べて見たいと思う。
最近(購入)集めた300BとMT管はElectro Harmonix300B 1セット、PSVANE 300B Hifi 1セット、東芝製6BM8 1セット、松下製6BM8 1セット、AWA社ブランドで販売されたOEM品の松下製6BM8 2セット、AMPELEX : ECC88/BugleBoy (made in U.S.A)物 2セット、RCA6BM8 1セット、SIEMENSの6BM8 1セット、ELECTRO-HARMONIXの6BM8 1セットと今回購入のTELEFUNKEN 1セット製と増えてしまった。
これだけでもまとめれば相当の金額になった。TELEFUNKENとの相性は良いとされているが果たして本当なのか?国産品も相当良いと思うが?
と同時にメインの300Bとの相性も或るかも知れない?現在使用のPSVANE 300B Hifi 真空管との相性はたまた以前のElectro Harmonix300Bが良いのか試聴しなければ判断はつかない、以前購入のSIEMENS製の様な事もあるので注意です。
ついでに管球王国のバックナンバーvol. 63特集記事「タンノイIIILZと現代英国ミドルスピーカーを管球式インテグレーテッドアンプで鳴らす300B/2A3/6BQ5/6L6GC/KT66/EL34/KT88アンプ14モデル試聴 テスター=高津修/和田博巳 ヴィンテージと現代のUKブランド・ミドルクラススピーカーを、大掛かりになり過ぎない管球式インテグレーテッドがいかに鳴らすか。
様々な出力管種、回路設計のアンプで新たな“黄金の組合せ”を探ります。」バックナンバーを注文した。どちらかと言えば昔から追求する事は好きなのでこの際タンノイIIILZの追求を深く静かに行っています。でも最近恐ろしい同居人「山の神」からネットでの支払いが多いと厳重注意を受けた!
確かに此処1年でのオーディオ関係の支払いが多く、月末の支払いにドキドキしている。歳とともに好き嫌いが特に激しくなった感がする、意外と必要以上にMT管の購入したようだ、その影響か最近特にJAZZ系統も1960年代の演奏者が多く聴く様になっている。
現在筆者の奏でる音で甘く切ない音が聴けます、当にIIILZ音には驚ます。勿論現在以前セーム革のエッジに交換して聴いていたが、アタックが弱い感じが拭えなかったので、ウレタンエッジに交換後しばらくしてダンパー部分の動きが悪く、補修し再度エッジ交換し本来の姿に戻る、勿論HPD295、ⅢLZCabinetをGOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱に移植した、音を聴くが、癖のあるHPD295が戻ってきた。
以前もこの偉大なピアニストは紹介しているが今回は是非聴き残したい一枚です。
心温まるアート・テイタムのピアノと滋味あふれるベン・ウェブスターのテナーが織りなす、珠玉のスタンダード集。ピアノの神様とテナーの重鎮が出会い、当時のヒット曲を心のおもむくままに演奏した名盤。豊かでのびやかな演奏は、珠玉の輝きを放つ。
<パーソネル>
アート・テイタム(p)
ベン・ウェブスター(ts)
レッド・カレンダー(b)
ビル・ダグラス(ds)
★1956年9月11日、ロサンゼルスにて録音
Tatum Group Masterpieces #8
1. Gone With The Wind
2. All The Things You Are You
3. Have You Met Miss Jones?
4. My One Only Love
5. Night And Day
6. My Ideal
7. Where Or When
8. Gone With The Wind (alt take)
9. Gone With The Wind (alt take)
10. Have You Met Miss Jones? (alt take)
Recorded 1956
My One And Only Love Art Tatum & Ben Webster
アート・テイタム(p)1910年10月13日オハイオ州トレド生まれ。ジャズ・ピアノのヴァーチュオーゾ。生まれつき弱視で片目は失明状態。13才でピアノに転向、トレドのラジオ局でプロ入り。32年ニューヨーク進出。38年ロンドンで公演。
40年代中期よりスラム・スチュアート、タイニー・グライムスのトリオで人気を博す。40年代を通して人気投票のベスト3の常連。1956年11月5日ロスで死去。
ジャズ・ピアノのヴァーチュオーゾ。かのホロヴィッツもアート・テイタムのピアノを絶賛したほどである。
菊池雅章もその昔スイング・ジャーナルのアンケートか何かでアート・テイタムを一番好きなピアニストに推していた。しかしテクニシャンという評判が先行した故かまたソロピアノが多かったためか「すごいんだけどねえ~」で終わってしまっている。
筆者もどちらかというと敬して遠ざけてしまっているミュージシャンの一人かもしれない、今回アート・テイタムをしっかり聴き直し、これは再度じっくり聞き直す価値を発見したのかも知れないと思った。
モダンジャズのテクニシャンといえばまずオスカー・ピーターソン、フィニアス・ニューボーンなどが挙げられる。アート・テイタムはもちろんスイング時代のピアニストであるからリズムのノリはあくまで4ビート、しかしオスカー達に比べるとピアニスティックな音の響かせ方やものすごいフレージングをさりげなく弾いている点など彼らを上回る。
また実にエレガントなのだ。だから本来はソロ・ピアノで聴くべき人なのだろう。ある時オスカー・ピーターソンが映像無しで音だけでアート・テイタムを聴きつぶやく!これは一人の音じゃなく二人で演奏している、あのピーターソンがそう呟いと言われるアート・テイタムそれはゴットハンドの音楽だと言われた
ART TATUM LIVE [EXTREMELY RARE FOOTAGE]
だけどモダン・ファンとしてはどうしてもベース・ドラムとのトリオを好む。70年代に一時モダンピアニストのソロ・ピアノがブームになったことはあったがそれもすぐに終わった。
やはりドライブするスイング感が欲しいのだ、・・・・・ファンとは贅沢です。
アート・テイタムにドライブ感やスイング感が無いと言ってるわけではないがソロピアノにはどうしても限界がある。猛烈なスピード感や素晴らしいフレージングなどほんとにすごいと思う。だけどずっと聴いているとちょっとね、あきるです。
というわけで今回紹介するのは当時のレギュラートリオにゲストでベン・ウエブスターが加わったカルテットです。ヴァーヴでは「ART TATUM-BEN WEBSTER QUARTET」というタイトルでリリースされました。
リリースは1956年9月11日とあるが筆者がまだ小学生時代に販売したレコードなんです、このアルバムを買ったのは学生時代に、実はこういった一聴甘い演奏は高校生の僕にピンと来なかった。
まあ当たり前ですね、やっぱ20年早かったかな・・・・・・?
今この演奏を聴くとなんと素晴らしいアルバムかと思います。全ジャズアルバムの中でもトップにランクされる素晴らしい演奏だと確信しています。演奏される曲目はすべて人口に膾炙したスタンダード、それもスロー・バラードです。
アート・テイタムも幾分控えめに弾いています。それでもソロやベン・ウエブスターのバックに付けるオブリガートなど実にエレガントです。
アート・テイタム~ベン・ウェブスター・クァルテット 『アート・テイタム~ベン・ウェブスター・クァルテット』Art Tatum – Ben Webster “The Tatum Group Masterpieces” 045驚くほどにニュアンスに富むピアノ。
アート・テイタムは視力がほとんどなかったそうですが、聴力をたよりに鍛えた驚異的なテクニックは、多くの音楽家から注目され賞賛を得ていたようです。鍵盤からよどみなく流れ出す旋律と音色。
この流麗な繊細さと低く太く振動するベン・ウェブスターの男性的な響きとのコントラストが、心に深い印象を残します。
“Gone With The Wind” 「風と共に去りぬ」、
“My One Only Love” 「マイ・ワン・オンリー・ラブ」、
“Night AndDay” 「夜も昼も」、
“My Ideal” 「マイ・アイディアル」など親しみのあるスタンダードをはじめ、選曲も抜群。
静かにゆさぶられる狂おしさ、胸の内に溢れんばかりの余韻の疼き、ジャズとは一体何なのでしょう。
今聴いても納得する名盤、最高のクァルテットかも知れない?ブラボー!