伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

歪な真珠と言われるバロックと言う音楽J.S.バッハ:うまく調律されたクラヴィーアBWV 846‐869を違う楽器で聴き比べるアルバムを試聴した。

2022年06月25日 | バロック音楽・オーディオ一般

上記絵画は一般的にバロック絵画と言われるモノである。この絵画についてどの様に思うか?中央はキリストである、汗の匂いも漂ってきそう。とても生々しくて、立体的で、人々の動きが感じ取れる躍動感があります。キリストの苦しそうな表情とか、人間の必死な形相もしっかり描かれています。そして、明暗のコントラストがはっきりしている。この、ちょっと、ゴテゴテっとした動きのある感じ、これがまさに「バロック」である。

宗教改革を経て、国王が絶大な権力を振るう絶対王政時代に興った、とても大胆な芸術様式なのです。美術のみならず、建築や彫刻や文学や音楽にも、そのエネルギーは広がっていきました。バロックとはポルトガル語のbarroco(〈歪んだ形の真珠〉の意)に由来する語であり,元来は18世紀後半のフランス古典主義の立場から,16世紀後半から18世紀初めまでのバランスを欠くまでに動的な芸術表現に対する蔑称として用いられた。
改めて思えば宗教問題になるが、日本と海外での信仰の違いは大きい、日本は昔から神代の時代と言われ自然の神々で自然崇拝が基本であり、朝日が登れば太陽に感謝し無事への祈願を行うことが始まりの国である様です。

先日仕事で東京に出かけた、久しぶりに電車に乗った、6月も下旬となり今年は梅雨明けも間近とアナウンスしている、スマホでYouTube配信を観ながら電車利用も便利である。
電気不足等言われる馬鹿な政府はポイント配布する等ほざくが、まるで、見通しが立たない現状である、まともな政策一つ打ち出せない与党はこれでは参議院選挙は野党大敗が摂理である。
全く興味すら無かった選挙であるが、最近参議院選挙公示されたが、岸田自民大勝と言われていた選挙に何故か風が吹きだした様である。
現代的報道として活躍のYouTube配信で既に現在5万人のフロアーを集めていると言われ選挙終了時には6万人になる可能性がある「参政党」だ、風が吹けば意外と票を伸ばすのが「参政党」が有利であろう。以前からCGSチャンネルで動画配信していた頃より神谷宗幣は政界に出馬と言っていた、テレビでもお馴染みの武田邦彦、松田政策研究所チャンネル、も勿論ネットでも盛んに日本の歴史教育問題を問題視していた、実に誠な事を言っている。

日本の選挙は投票率は非常に低く、何時も言われる事は無党派層の取り組みだと言われるが、現在野党の魅力が無い時代においてこの党は未了的な党に思える、この様な政治社会ができれば武田先生の訴える孫世の代にも安心して引き渡せる日本の目指す国造りが出来るのであろう。



本日の仕事は2時間程で済み、日課であるワンコ(モジャ君)の散歩に連れ出す時間も、最近は酷暑で夕方涼しくなってからに移行し行っているので5時頃までには帰宅したい、余裕の時間はあるので、それなりに秋葉の定番の電気屋(真空管専門店)さんに立ち寄る。
するとアメリカ製のシルバニアゴールドブランド2C51の入荷した様です、2C51シルバニアNOS 1960年代のものだそうです、ロゴが新しいものが1970年代と教えられました、GEの5670Wとの音質は違うのか興味もあり購入して見ました、価格もお手頃価格である。

このチューブは一般的に(電子真空管9ピン6N3 / 6H3N / 396A / 2C51 / 5670)と明記され通信用に製作したチューブでロシア管、支那管(ロシア管のコピー)、GE管等数多く手頃に価格で収集できる事は有り難いが、WEの396Aは特に優れた物で、何処も在庫が無く笑いながらプレミアム価格ですと言われた。現在入荷予定も全くないそうです。



AIYINA T-7の使用方法はモノーラルで使用中であるが、意外とこの方式が効果的である。幾分音の分離と透明度が増した様に思う、チューブを翌日早速装備して試聴するが、LS3/5aでは音質はあまり変わりはない様である。次に装置のパワーアンプをZaika 5300の球に変えたシングルパワーアンプサンバレーSV-501SEからGOODMANS AXIOM 80の箱に10吋タンノイIIILZ Monitor Goldを組入れた据え置き型の装置で試聴する。

LS3/5aでは少し歯切れ悪かったが、タンノイはチェンバロの音が若干だが冴えた音に聴こえる、2C51シルバニアの球の変化もエージングしてないので本来の能力未だない様です。しばらく使えば変化が楽しみでもある。

正直GEの5670Wと比べ違うは価格が違うが・・・・音質は如何に(笑)
確かに音質の差は何れにせよ微妙な差ではあるが、オーディオマニアと称する人より音楽愛好家の方のがこの差は見逃さない事が分かる、オーディオマニアの方は一般的に使用する機材により判別して、音楽愛好家のかたは自分の愛用する音楽を聴き判断する、この差は実に大きい事なのである、音とは実に怖いのです。
演奏状態、ましてやコンサートに良く出かけられるマニアは実に的確に音の鳴り方を説明されオーディオマニアは出る幕は無くなるのです。
筆者などは音質が良く鳴れば、鳴るほど音楽全体の理解ができるが、如何にせよ成る可くローコストで上手く鳴る機器のラインアップを考え楽しんでいるが所詮その差は大きい様である、貧困老人のつらさを噛み締める毎日である・・。



バンジャマン・アラール(Benjamin Alard)
1985年フランスのノルマンディー地方ディエップに生まれ、ルーアン地方音楽院でルイ・ティリーとフランソワ・メニシエにオルガンを師事。パリではエリザベート・ジョワイエからチェンバロを学び、2003年にバーゼルへ渡りスコラ・カントルムでイェルク=アンドレアス・ベッティヒャー、ジャン=クロード・ツェンダー、アンドレア・マルコンに師事。
04年、古楽の最高峰と言われるブルージュ国際古楽コンクール第1位および聴衆賞を獲得。さらに07年ゴットフリート・ジルバーマン国際オルガン・コンクール(フライブルク)第1位およびヒルデブラント特別賞を受賞。フランス、スペイン、アイルランド、ロシア、日本でリサイタルを行うほか、ラ・フォル・ジュルネ、モンペリエ音楽祭、バッハ音楽祭(シャフハウゼンおよびローザンヌ)をはじめとする著名音楽祭に出演。
さらに、クイケンとレオンハルトが72年に創設したラ・プティット・バンドの通奏低音奏者としても活躍。05年よりパリのサン=ルイ=アン=リル教会の正オルガニストを務める。現在、J.S.バッハ鍵盤作品全集の録音に取り組んでおり、これまでに第6巻までがハルモニア・ムンディよりリリースされている。



アラールによる、バッハの鍵盤作品をすべて録音するプロジェクトの第6弾。『平均律クラヴィーア曲集』第1巻の登場です!
これまでの5巻で、若きバッハの作品(および影響を受けた他の作曲家の作品)からヴァイマール時代までを録音してきたアラール。今回の平均律クラヴィーア曲集第1巻は、ちょうど今年2022年が第1巻成立300年の記念年にあたるという絶妙なタイミングでのリリースとなります。といってもそこはアラール、まずはディスク1で『平均律』の母体となった『ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集』などからの作品をクラヴィコードで演奏し、聴き手の耳と心を『平均律』の前にととのえてくれるようなセッティング。まるで実際にバッハ父子が楽曲を演奏している部屋に迷い込んだような気分になります。

平均律では、アラール自身がさだめた順番で曲がおさめられております。ここで使用した楽器は、歴史的チェンバロ、1740年製のヨハン・アドルフ・ハス。三段鍵盤を擁し、繊細でいながら実にカラフルかつパワフルな音色が魅力の楽器です。アラールは、バッハも特にライプツィヒ時代には様々な鍵盤楽器を自由に使えたはずで、おそらくはここで使用したような規模の大きな楽器も愛奏していたのではないか、としています。平均律のもつ大きな宇宙の広がりを感じる演奏です。
アラールの作品を見ますと圧倒的にJ.S.バッハが多く、今後も大いに楽しみな演奏家であろう、作品毎に徐々に試聴する楽しみが増えた様である。




ジャケットは演奏に使用した3連のチェンバロの写真を使っている様である。

J.S.バッハ:鍵盤のための作品全集 Vol.6~Das Wohltemperierte Klavier(うまく調律されたクラヴィーア)平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV 846‐869
[CD1]
W.F. バッハのためのクラヴィーア小曲集&6つの小さなプレリュード
 1. プレリュード ハ長調 BWV 846a
 2. フーガ ハ長調 BWV 953
 3. 運指練習曲 ハ長調 BWV 994
 4. 小プレリュード ハ長調 BWV 924
 5. プレリュード ハ長調BWV 924a(W.F. バッハの習作?)
 6. プレリュード ハ長調BWV 933°
 7. プレリュード第12番 ヘ短調 BWV 857
 8. プレリュード第11番 ヘ長調 BWV 856
 9. 小プレリュード ヘ長調 BWV 927
 10. プレリュード ヘ長調 BWV 928
 11. プレリュード第6番 ニ短調 BWV 851
 12. プレリュード ニ短調 BWV 935°
 13. 「イエスよ、わが喜び」(コラール前奏曲)ニ短調 BWV 753
 14. プレリュード第2番 ニ短調 BWV 926
 15. プレリュード&フゲッタ ニ短調 BWV 899
 16. プレリュード&フゲッタ ト長調 BWV 902a & BWV 902a/2
 17. 小プレリュード ト短調 BWV 930
 18. プレリュード第10番 ホ短調 BWV 855a
 19. フーガ ホ短調 BWV 855a/2
 20. プレリュード ホ短調 BWV 938°
 21. プレリュード ホ短調 BWV 932*(W.F.バッハによるもの?)
 22. プレリュード ホ長調 BWV 937°
 23. プレリュード 第9番 ホ長調 BWV 854
 24. プレリュード 第4番 嬰ハ短調 BWV 849
 25. プレリュード 第3番 嬰ハ長調 BWV 848
 26. 「尊き御神の統べしらすままにまつろい」コラール前奏曲 イ短調 BWV 691
 27. プレリュード第4番 ニ長調 BWV 850
 28. プレリュード ニ長調 BWV 925
 29. プレリュード ニ長調 BWV 936°
 30. アルマンド ト短調 BWV 836*(W.F.バッハとの合作?)
 31. プレリュード 第8番 変ホ短調 BWV 853
 32. プレリュード 第2番 ハ短調 BWV 847a
 33. プレリュード ハ短調 BWV 934°
°=《6つの小さなプレリュード》BWV 933-938より
使用楽器:
クラヴィコード/ヨハン・アドルフ・ハス(1763年ハンブルク)製、プロヴァン楽器博物館コレクション



 [CD2]
平均律クラヴィーア曲集第1 巻
 1. 第1番 ハ長調 BWV 846
 2. 第11番 ヘ長調 BWV 856
 3. 第6番 ニ短調 BWV 851
 4. 第15番 ト長調 BWV 860
 5. 第10番 ホ短調 BWV 855
 6. 第19番 イ長調 BWV 864
 7. 第14番 嬰へ短調 BWV 859
 8. 第23番 ロ長調 BWV 868
 9. 第18番 嬰ト短調 BWV 863
 10. 第3番 嬰ハ長調 BWV 848
 11. 第22番 変ロ短調 BWV 867
 12. 第7番 変ホ長調 BWV 852
使用楽器:
チェンバロ(三段鍵盤)/ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス(ハンブルク、1740年)製、プロヴァン楽器博物館コレクション

[CD3]
 1. 第20番 イ短調 BWV 865
 2. 第5番 ニ長調 BWV 850
 3. 第24番 ロ短調 BWV 869
 4. 第9番 ホ長調 BWV 854
 5. 第4番 嬰ハ短調 BWV 849
 6. 第13番 嬰ヘ長調 BWV 858
 7. 第8番 嬰ニ短調 BWV 853
 8. 第17番 変イ長調 BWV 862
 9. 第12番 ヘ短調 BWV 857
 10. 第21番 変ロ長調 BWV 866
 11. 第16番 ト短調 BWV 861
 12. 第2番 ハ短調 BWV 847
使用楽器:チェンバロ(三段鍵盤)/ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス(ハンブルク、1740年)製、プロヴァン楽器博物館コレクション



【演奏】
バンジャマン・アラール
【録音】
2021年6月8-11日
プロファン
(セーヌ=エ=マルヌ県)

3枚組の1枚はプレリュード作品が録音されていた。クラヴィコードを演奏した1枚目では、息子の教育のために書き溜めた小曲の中に平均律クラヴィーア曲集第1巻の「芽」を見つけることができ、2~3枚目のディスクではオーケストラの如き多彩な音とゴージャスな響きを持つ三段鍵盤機構のチェンバロで平均律第1巻を聴かせてくれる新鮮な構成。 今年(2022年が)作曲300年の誕生日を迎える平均律第1巻を、できる過程・できた後で両方聴けるのは今までなかったのではなかろうか。



まずは現在筆者の部屋は約11帖の洋間で其程広くも無く10吋程のユニットが良い塩梅のバランスと思っている。
エンクロージャーは昔読んだオーディオ雑誌五味先生著書の記事内容に「タンノイのユニットだけの購入よりオリジナル箱と共に購入すべし」と口を酸っぱくして何度もタンノイのエンクロージャーの購入には大切な注意点と言われていたことが耳に残り、当時TANNOY IIILZ in Cabinetを購入し色々試すがあまり上手く鳴らなかった、但し小編成の音楽には本領を発揮したが、タンノイのご機嫌伺いは苦労の連続であった。
そこで現在落ち着いたいる箱はアコースティック・レジスタンス・ユニット付きのGOODMANS AXIOM 80の箱に吸音材を丁重に敷き詰め10吋同軸2ウェイ(IIILZ Monitor Gold)ユニットをセットした物を聴いているが音楽が音楽らしく鳴っていつこのシステムは誠に具合が良い。

但しセッティングには注意が必要でポン起きした場合は音が篭りゴロンゴロンと最悪の音になる、そこでフロートボードの板を自作しセットしたが幾分は良く聴こえるようになった、この箱の由来は、この箱の製作者、神戸の松波氏がIIILZ用の箱を色々試行錯誤して最後にやけくそでGOODMANS AXIOM 80の箱にTANNOYの10吋ユニットを入れて聴き出した事が始まりで、結果的に美音で鳴ったので、それ以来ⅢLZ党の面々のユニットをAXIOM 80の箱に入れ替えたと言われる方法と伺いました。実に瓢箪から駒の様な事だったと言われています。

AXIOM 80の箱は筆者のタンノイのオリジナルの箱の2.5倍ほどの大きさで、据え置き型の音色は最近実に安定し、一番安心して聴ける様になった。これがタンノイと言うメーカーの自信に満ちた製品であるかの様に響く状況はまさに上等の席で音楽を楽しめる感じが強い、欠点は聴きながら仕事ができない事である。
例えばBWV1079等の演奏をきくと、繊細な音の違いが見事に再現しく聴こえるこの1967年に発売された神経質な10吋同軸2ウェイ(IILZ Monitor Gold)のユニットから伝わる音楽は実にまったりとした音楽を提供してくれるのです。

しかもこのアルバムではクラヴィコードとチェンバロの組み合わせ。聴いていて「バッハが自宅でクラヴィコードをかき鳴らし曲の構想を膨らませ、チェンバロでその成果・結論が演奏された」というようなバッハの作曲過程を垣間見る錯覚も感じられた。 第1番ハ長調BWV846から第24番BWV869を番号順に演奏せず彼独自のやり方で披露するのも新鮮そのもの。バッハの家庭と仕事場の音の違いを垣間見る様な作品でもあり、聴き比べも中々できない作品の様である。

今回購入したシルバニアゴールドブランド2C51はしばらくエージングを行い逐次報告することにしました、ブラボー!

最新の画像もっと見る