今日は筆者も昔から好きなJ.S.Bachのチェロ組曲を聴く、最初購入したのが、フルニエ、そしてカザルス、シュタルケルと買い求めた記憶がある。
今回装置も随分聴きやすくなり試聴のつもりで再度この無伴奏チェロ組曲をじっくり聴いて見たくなり、ここに試聴の感想を述べる公平なソフトと思いiTunesでソフトを吟味して試聴を始める、実は此の試聴は本日で3日目になる(笑)
又最近AXIOM80の箱に移植したIIILZ inCabinetのスピーカーから良い音が響くようになった考えて見ると「音が響く」とはスピーカーから部屋に音楽が行き渡ることで今回その感じの音楽が鳴る、
TANNOYの“燻し銀のような”音と表現してるが正にチェロの弦の音は頗る響きが良くなり、馬の尻尾で擦り音を奏でる感じがチェロの弦の音が本体を伝わりやすくなったことが事実である。
このチェロ組曲、作曲時期は不明なのですが、おそらく、器楽曲が花開いたケーテン時代と言われています。
そうなると、ケーテン宮廷のチェロ奏者、アーベルのために作曲されたということになりますが、果たして彼がこんな難曲を弾けたのか?ということもバッハ研究者の疑問になっていると言われる。
自筆譜は惜しくも失われ、後妻アンナ・マグダレーナの美しくも、バッハと見分けがつかないような写譜で伝えられています。
曲中のサラバンド【saraband】は教会での演奏は出来なかったと聞きますが今だに不思議です、筆者は此のように思いつたことを書き記します。 ご存知の方は教えて下さい。
17~18世紀にヨーロッパで流行した古典舞曲、起源について定説はないが,16世紀のラテン・アメリカやスペインで歌を伴う舞曲として存在し、17世紀前半にヨーロッパ各地の宮廷に普及した。
性格も地域や時代によりさまざまであるが、主として緩やかな3/4拍子または3/2拍子の荘重な趣をもち,弱起を用いないのが通例で、第2拍に長い音符をおき、アクセントがつけられる。
一七、八世紀にスペインをはじめヨーロッパ各地の宮廷で流行した、ゆるやかな速度の三拍子の舞踊。および、その音楽を様式化した器楽曲 古典組曲中の基本的な曲。
此のような今で言う快楽的要素の有ることで演奏出来なかったかも知れない。
現在でもこの曲はテレビCMソングでも多く使っている正式名は知らなきてもこの曲を聴けば皆さんがご存知の曲を、ここで現代楽器よる演奏者を思いつくまま挙げるが演奏者も相当多い、特にバッハの曲は今風に言えば練習曲が多いが、その曲が素晴らしい曲なのが興味深い
パブロ・カザルス・ピエール・フルニエ・ポール・トルトゥリエヤーノシュ・シュタルケル・ムスティスラフ・レオポリドヴィチ・ロストロポーヴィチ、ミッシャ・マイスキー・ヨーヨー・マなど
次に古楽器による演奏者も最近は多いアンナー・ビルスマ・ピーター・ウィスペルウェイ・鈴木秀美・ヴィーラント・クイケンなど
最近の発売のバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲~シックス・エヴォリューションズ~天才女性チェリストジャクリーヌ・デュ・プレの使用していた楽器は、現在ヨーヨー・マが後を引き継いでいるようです、音が良いのは楽器も良いようです。
ヨーヨー・マ演奏の3回目の録音を聴く、最新録音のためか頗る良好です。これだけ聴けば納得してしまう程チェロの音が楽しめます。良く響く仕上りになっています。
Yo-Yo Ma - Bach: Cello Suite No. 3 in C Major, Bourrée I and II
そして次づいてヤーノシュ・シュタルケル、
オーソドックスな組曲の形式を採りながら冒頭に前奏曲が置かれており、さらにサラバンドとジーグの間にはメヌエットやブーレなど別の舞曲が挿入されているバッハの《無伴奏チェロ組曲》は、「チェロの旧約聖書」といわれる名作です。昔からシュタルケルの唸るような演奏に何時も感動を覚えます。
20世紀に活躍した名チェリスト、シュタルケルの壮年期のこの演奏は彼の代表的名演のひとつであり、抜群のテクニックを駆使して悠揚迫らぬ演奏を聴かせています。
これを聴くと前の演奏を霞む?
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)/ヤーノシュ・シュタルケル(vc)/欧PHILIPS:820 008-9 DTY/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコード
続いてパブロ・カザルスこの演奏は全く師匠の格と言いますか別格の匂いがあります。
J S Bach 無伴奏チェロ組曲第1番
続いてピエール・フルニエ端正かつ気品あふれる表現で「チェロの貴公子」と評された名チェリスト兎も角美しい実に気品がありこの演奏にはなくてはならない存在で有る。
素晴らしく独特の透明度の高い演奏は是非一度は聴いてほしい、部屋がチェロの響きで癒やされます。
スピーカーをAXIOM80(A.R.U.付き)の箱移植して、不思議な事はJ.S.Bachの曲って此のように美しかったのかと思った、その辺りが弱点かな?
Bach: Cello Suite No. 5, Fournier (1960) バッハ 無伴奏チェロ組曲第5番 フルニエ
続いてアントニオ・ヤニグロ1989没この無伴奏チェロ組曲は、ヤニグロ36歳の時の力強い演奏を、生々しい音質でセッション録音したもので、11歳のときに母の尽力でカザルスのレッスンを受けて天分を認められ、16歳でパリのエコール・ノルマル音楽院でカザルスとアレクサニアンに師事することとなります、考えれば60年以上前の録音であるが、実に水々しい演奏です。
魅力的な歌いまわしと堅牢なフォルムを併せ持った見事な演奏を聴くことができた。
最近バッハのチェロソナタは聴くのはヤニグロが多いのかもしれない。
以前は拙宅のタンノイⅢLZで鳴らすと意外と美音に聴けるチェロの音ですが、不満はもう一声低域が出れば最高なんですが、あと少しの低域の響きが足りなく、やはり弦の演奏はタンノイのスピーカーの限界を感じていましたが、それ以上に音に深みがあり黙らせてしまう。
でももう少し良質な低域が鳴れば最高なのだが・・・・と思ってはいたが今回のAXIOM80に移植したIIILZ inCabinetでは実に旨い事響くが、ジャシンサと比べ容積は三倍になり、堂々の据え置き型のエンクロージャーとなった。
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このような曲を楽しむのは、やはり綺麗な自然に鳴る低域は必需品のようです。なにか威風堂々のIIILZ inCabinetに変身しました。
Bach, Cello Suite No 1,3, Janigro
後は女性のディッタ・ローマン - Ditta Rohmannペレーニの秘蔵っ子! 麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンによる優美なバッハ無伴奏も良い。ローマンのバッハは、優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力です。
当演奏ではいわゆるバロック奏法を取り入れ、弓は無駄な力が抜けて柔らかな音色を奏でます。
続いてガヴリエル・リプキンGavriel Lipkind2000年からは演奏活動を休止。ドイツの山中に籠もり芸術的精神を向上させるため、ひたすら音楽と向き合う日々を選択。自身のプロデュースによるこの「Lipkind Productions」レーベル。
2006年にリリースされたバッハの無伴奏と小曲集「ミニアチュール&フォークロア」も興味深い
要約しますと上記の4人(パブロ・カザルス・ピエール・フルニエ・ヤーノシュ・シュタルケル・アントニオ・ヤニグロ)と昔からの演奏者がやはり良く感じた、最新の演奏が気になるヨーヨー・マでしたが皆さん全ては古い演奏者を選んでしましましたが、
古楽器演奏も良いが良い演奏ですが、良い音を響かせる事は古楽器、現代楽器関係なく、良いものは残るようです、今後の演奏者に期待します。
話は変わりますが。RCAケーブルに付いても此のような魔界からの囁きがありました。(笑)最近WE18GA単線シングルに変更し越に言っていたがそれならRCAケーブルはこれが最高!
此のような囁きを聴いた、回答はスピーカーによって変化するものなのでしかたないですね。
以前TANNOYオリジナルキャビの場合はノイマンの少し濃いめの味付けが合うと思いおススメしましたが、AXIOM80箱になって18GA単線の方が好みに合うとわかりまたので、それなら透明感と粒立ちの良さやフラットな音質にするなら、これはもう単線でしょう、という具合です。
それはBELDEN 5320FJというケーブルのようです。此の様に解説して頂いた。
BELDENの説明も、高性能な純銅単線ケーブルをカスタマイズしたケーブルで、中域の押し出し感が非常に音楽的で、且つ圧倒的なピント描写とエネルギーバランスを有する単線とは思えないサウンドを実現しています。
XLRバランスケーブルタイプでは、その素の音をしっかりと出し、RCAタイプは敢えてのWAGNUS.Specialとして「フラット」には一切拘らず、積極的なサウンドデザインを施し「音楽性」を重視。但し、バランスを崩すことでの味付けではなく、ナチュラルさをキープしつつ音楽を堪能いただける仕様となっています。と締めくくっています?
単線仕様とはいえ音の硬さはなく、とてもウォーム質感とクリアさを共存させた単線にしか出来ない音質です、此のようなコメントがあり興味をそそりますが、今月は少し衝動買いも多くの決済があるため支払いに間違いがないように、
少し時期を遅らせて購入し試聴してみようかと思います?・・・・・ブラボー!
追伸、本日東北の友人が生酒を送って頂いた、早速2階の冷蔵庫に冷やして、昨夜は小生帰りが夜中でしたが、味見寝酒と称して一杯頂く、旨い。
いわば辛口なんだか実に口当たりが良くスッキリしたのぞ越しが快感、当に夏の夜に相応しい飲み心地でした、注意しないと飲み過ぎになる!
本日家族で酒盛りとなろう、肉系等も魚系統もさっぱり洗い流してくれそうなお酒です。
大変ありがとうございました。盛岡の銘酒「桜顔酒造」である・・・!ブラボー。
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