伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ジャズピアニストの紹介、毎日聴いても飽きない大人のウイントン・ケリーのピアノジャズを聴くPart II

2024年01月07日 | JAZZ・ボサノヴァ


2024年を迎え一月早々より北陸地方は被災し大変な状況になっている、一人でも多くの方が被災から無事救出される事を祈ります。また翌日には羽田空港にて衝突事故と続き大変な幕開けとなっている。



筆者は愛も変わらず早朝から愛犬モジャ君と散歩するが、早朝6時30分頃は日が昇り始め12月と比べ若干速くなって様に思う、今年は喪中につき初参り、正月料理等は控えてますので、いつもの様な生活を送ってます。
昔は1月15日が成人の日でしたがこの風習は、元服の儀を新年最初の満月に行う風習があり、それに由来しているためでと説はある様です。現在は1月内2週の月曜と定められた成人の日である。

勿論今年も平和で穏やかな徳を過ごせます様お祈りいたします。


かなり前の上げた記事内容だが再度聞き直して補足させていただきたい。以前からジャズピアニストとして愛聴する歳若くして亡くなった方の紹介です。
ウィントン・ケリー(Wynton Kelly)は、アメリカ合衆国のジャズピアニスト。ジャマイカ移民の息子で、ニューヨーク市ブルックリン生まれ。カナダのオンタリオ州トロントにて39歳で死去した。

特に良く言われたことは、早熟な天才肌と言われジャズの生命線ともいうべき「スイング感」については、「ナンバー1ピアニスト」という評価が、リスナーはもちろん、ミュージシャン間でも定着している。事実、スイング感がどういうものかを知りたかったらケリーを聴け、と言ってもいいほどに、そのプレイは軽快にスイングする。と言われているピアニストでもある。
彼が飛躍したのは1959年になって、ウィントン・ケリーは大きなチャンスをつかんだ。当時すでにジャズ・シーンにめざましい革新を起こしつつあった、マイルス・デイヴィスのグループに抜擢されたのだ。レッド・ガーランドに代わってのレギュラー・メンバー入りだった。


最近やはりジャズはLS3/5aで聴くのが好きだ、勿論アメリカ製のジムラン等とは違う鳴り方をするが、年代物の所謂クラシックJAZZを聴くのにはむしろこのような欧州型のLS3/5aの音が表情が豊かな鳴り方が好きである。

音の定位、特に高音が自然に伸び、バランスは実に優れた小さな密閉箱からは、意外と魅力的なリズムが楽しめる微妙な音も包み隠さず表現する処は流石に思う。但しウッドベースなど重低音が響く音は流石LS3/5a視聴では限界めいた感じはあり、大口径のユニットの組み合わせが良くその辺りの組み合わせが面白い。



しかし現在筆者が愛用するは10吋のIIILZ Monitor Goldユニットを中心にジャズ音楽も楽しんでます、LS3/5aも小さな割にはバランスも良く音質も良いのですが、ポール・チェンバースのようなウットベースの音は深みの違いがタンノイが勝る、或程度の部屋で聴くなら大型、据え置き型のエンクロージャーを勧める。

最近思うに50年〜60年台のジャズ音楽が盛んな頃と比べ、70年で以下以降急にジャズ音楽が衰退した様に思う、何故かこの頃麻薬が流行り、有名なジャズマンは麻薬に手を染めている、40歳台の死亡者も多く亡くなった事も原因だと思う、幸い麻薬に手を出さなかった演奏者はその後も活躍している。
白人社会との同居は何かに付け不満が多くストレスが重なった様でもありる。聞いた話ではアート・ブレーキーは来日し日本で優遇された話は有名である。



スインギーなタッチとブルージーなプレイが人気だったが、黒人特有の泥臭さは希薄で、ジャマイカ生まれが影響したのか、エキゾチックな響きとゆったりとしたビート感とともに、どことなくカラリとしたサウンドが特徴的といえる。

10代から当初はR&Bのピアニストとして活躍し、レイ・エイブラムズ、 セシル・ペイン、やがて1951年にダイナ・ワシントンの伴奏者となる。以降、レスター・ヤングやチャールズ・ミンガス、ディジー・ガレスピーらと共演しジャズシーンの表舞台に躍り出る。そしてマイルス・デイビスのコンボに参加したころには、モダン・ジャズ中堅ピアニストのNo.1プレーヤーと評され、才能を開花させた。


筆者が思うは、特に当時は有名なウィントン・ケリーと言えば枯葉であった。シャンソン(フランス語で歌の意である)の代表的な楽曲である枯葉を見事にジャズアレンジさせ小気味良いリズムに替え、見事なアレンジにより名曲ジャズの定番にもした功績は大きいと思う。

ピアノ・トリオ・ファン必携の名盤とも言われる、ハード・バップ時代のピアニストを聴いてジャズを目指したというミュージシャンの話はよく聴く。とくにこの時代で日本人に最も親しまれているのがウイントン・ケリーだろう。彼の「枯葉」はとりわけ有名で,永遠に記憶される名演である。何故か今聴くも実に新鮮に感じる事は名演奏の極みとも言えよう。珈琲の美味しさを感じる事は焙煎、豆の攪拌、そして淹れる温度等全てが肝心でありミルク、ジュガー入りでは珈琲の旨さは感じられないと同様に事かも知れない。

当時筆者もピックアームを降ろす事が楽しく聞いていた、マイルス・デイヴィス・グループの同僚ポール・チェンバース、ジミー・コブとの息もぴったり。「降っても晴れても」、「枯葉」などおなじみの名曲で小気味の良いフレーズを連発。是非このアルバムも加えたい一枚でもある。

枯葉
 1 降っても晴れても
 2 メイク・ザ・マン・ラヴ・ミー
 3 枯葉
 4 飾りの付いた四輪馬車
 5 ジョーズ・アヴェニュー
 6 サッシー
 7 ラヴ・アイヴ・ファウンド・ユー
 8 風と共に去りぬ
パーソネル
 ウィントン・ケリー(piano)
 ポール・チェンバース(bass #3-5,7,8)
 サム・ジョーンズ(bass #1,2,6)
 ジミー・コブ(drums)
 1961年7月20日(#3,5),21日(#1,2,4,6-8) ニューヨークにて録音
 (STEREO)



今聴くも確かに新鮮な感じが漂う、これは此れはケリーの魅力が凝縮したCDだ。録音から60年以上もたっているのにいまだに新鮮に響く。なんといってもケリーのその小粋なピアノ。粒の立った音、高域まで伸びた明るいタッチ、絶妙な間合いと突っ込みのバランス、如何にもケリー節らしいともいえるノリである。英国製のユニットで聴くもそのどれもがすばらしく感じた。
また、たとえ帝王マイルスのバンドに所属しても自分のスタイルを守り、決して必要以上の難解なプレイは行わず、ブルース・フィーリングが横溢した明快でシンプルなタッチと、スイング感溢れるメロディツクな表現に徹したところが評価されようである、。

59年にはジャズメンのスター、マイルスバンドにビル・エヴァンスの後釜として参加した。また、62年、ウエス・モンゴメリーの「フルハウス」や65年「スモーキン・アット・ザ・ハーフ・ノート」などにも参加したこれも名盤である。


ウィントン・ケリーはハード・バップ系パウエル派のピアニストの中でも人気者のひとりだが、その代表アルバムの一つのが、自身がリーダーとなった3枚目である本作『ケリー・ブルー(Kelly Blue)』で、モダン・ジャズの大人気盤でもある。

ホーン入りのセクステットによる3曲とトリオで演奏される5曲をカップリングしたもので、いずれの演奏でもスウィンギーでかつブルージーなハード・バップが楽しめる。


さて収録曲のうち、冒頭の印象的なイントロで始まる「1.ケリー・ブルー(Kelly Blue)」は、誰もが認める名曲・名演。特徴ある魅力的なテーマメロディが軽快に奏でられ、思わず口ずさみたくなるようなファンキーで、少しばかりキャッチーなフレーズが愛らしく感じられる。

ボビー・ジャスパーのフルートがとても印象的に使われていて、独特の雰囲気を創り上げるのに成功した曲だ。それぞれのソロはいたってストレートに演奏されていて、セクステット全体のバランスはファンキーでありながら泥臭くはならず、リラックスしたムードとなっている。軽快でセンス良い曲の構成と、ドライヴ感にあふれたアドリブのフレーズが好対照をなしている、とも言えようか・・・。



セクステットでのもうひとつの録音「5.キープ・イット・ムーヴィング(Keep It Moving)」では、ナット・アダレーがイイ味を出しており、やはりソフトで丸みのある、コルネットという楽器の音色には癒されるものがある。

ケリーについてこの様な毛メントを残している方もお見えになる、ケリーの特徴を簡単に言えば、健康優良児的な、脳天気といってもいいようなハッピーなコロコロと明るく転がるようにフレーズがスイングする。 端正に転がるようにスイングするのではなく、独特の揺らぎをもって、この「揺らぎ」が翳りとなってスイングする。如何にも自然にスイングする様は矢張り一流プレイヤーなのであろう。



1959年リバーサイドの録音で全てにバランスのとれた秀作。共演はコルネットがナット・アダレイ、テナーがベニー・ゴルソン、フルートがボビー・ジェスパー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがジミー・コブ。自分のリーダー作として伸び伸びと自由に制作された音が実にすがすがしい。


 1. Kelly Blue ケリー・ブルー(10:42)
 2. Softly, As In A Morning Sunrise 朝日のようにさわやかに(6:29)
 3. On Green Dolphin Street オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(4:40)
 4. Willow Weep For Me 柳よ泣いておくれ(6:04)
 5. Keep It Moving – (take 4) キープ・イット・ムーヴィング (テイク4)(7:30)
 6. Old Clothes オールド・クローズ(7:40)
以下、CDボーナス・トラック
 7. Do Nothin’ Till You Hear From Me ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー (ボーナス・トラック)(4:22)
 8. Keep It Moving (take 3) キープ・イット・ムーヴィング (テイク3) (ボーナス・トラック)(8:43)
  1.5.8.:ウイントン・ケリー Wynton Kelly (p)
               ナット・アダレイ Nat Adderley (cor)
               ベニー・ゴルソン Benny Golson (ts)
               ボビー・ジャスパー Bobby Jasper (fl)
               ポール・チェンバース Paul Chambers (b)
               ジミー・コブ Jimmy Cobb (ds)
1959年2月19日NY録音。
2.3.4.6.7.: ウイントン・ケリー Wynton Kelly (p)
                  ポール・チェンバース Paul Chambers (b)、
                  ジミー・コブ Jimmy Cobb (ds)
1959年3月10日NY録音。


オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(On Green Dolphin Street)」は、このちょっと変則的なリズムと旋律を持つ曲に、ケリーのピアノはピタリとハマる。この曲も、デューク・ジョーダンらを思い浮かべる人がいると思うが、ここでのケリーの演奏もなかなかイイ感じである。

この曲は、レッド・ガーランドの『ブライト・アンド・ブリージー所蔵の同曲や、ビル・エヴァンスの『グリーン・ドルフィン・ストリート』と聴き比べてみるのも面白いし、後述のマイルスの評価がなるほど正しいと思えてくる。



ケリーの演奏は全体にわたり、単に明快なだけではなくグルーヴィな味がある。原則として音数は少なくシンプルな響きだが、その背後に、ブルージーな翳りが垣間見えるところも魅力的。
しかし明るさとファンキーな香りを常に失わないところに、彼の特徴がある。

亡くなったのは1972年4月12日でから52前であるが、今聴くも新鮮に聴こえるケリーの味のあるジャズピアノに、ブラボー!

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
pakuri (psziod)
2024-01-10 19:52:22
Paris coffee is something of an institution when it comes to the French Capital. Indeed, there is nothing more cliché- nor perhaps more enjoyable– than sitting at a café en terrace and sipping on an espresso. Perhaps flicking through a well-thumbed novel, or perusing the local paper, all the while watching the people walk by, going about their daily lives. And, of course, there is an art to ordering coffee in Paris.
返信する
はじめまして、 (金ちゃん)
2020-04-27 17:59:19
コメントありがとうございます。

昔からJAZZは好きで良く聴きますが
久しぶりに、ウイントン、ケリーです
彼の演奏は好きで
特徴は、更にはビートの「オントップ」で、
初期のピアニストの習慣であった「レイドバック」をより少なく演奏した
と言われているそうです。
ぜひ遊びに来てください。
今後共宜しくお願いします。
返信する
Unknown (hidey13)
2020-04-27 17:45:48
ジャズは好きです。ウイントン、ケリーは初めて聞きました。素敵な演奏ですね。
返信する

コメントを投稿