伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ダメ親爺の独り言・・・最近実におかしいと思う事、日本よ今の体制でいいのか?

2018年03月08日 | 日記

今の政治を見渡すと、あの◯◯総理で本当にだいじょうぶか?今の議員そのものの体質にも疑問を感じる。今や何時も馬鹿を見るのは一般国民である。それと一番悪いのが全く不甲斐ない野党、先日の小池の乱で様相が変わり益々人気薄になる。

筆者は小池だけは・・・・友人には言っていたが、都民は騙されたようであった今や昔のように、一国だけの平和では如何ともしがたい状況にあり金融政策も金利ゼロ政策が続き、金はダブつき、お金じゃない金(ビットキャッシュ)が世の中を益々魔界に連れ込もうとしている。
二階のように多分デスクトップも取扱困難の議員も数多く在籍する議員も多数いると聞くが其の様な議員に日本の将来を任せる事ができるのか?

 

そんな事を思い先日、日露戦争の本を読んで感じた事がある、日露戦争日本海海戦、当にバルチック艦隊を発見し、今当に日本海軍総員に電文を発する文字が光る

 「本日天気晴朗ナレドモ波高シ

 敵艦見ユトノ警報二接シ、綜合艦隊ハ直二出動、之ヲ撃滅セントス」

 となる漢文めいた当時から名文と称される、命令文である。

しかしこの内容(本日天気晴朗ナレドモ波高シ)には深い意味がある。

本日は大変波高く、バルチック艦隊は艦艇の腹が見えるので其処に艦砲が当たれば沈みやすく、又天気が良い為敵艦を見失うことはないと云う意味深い文章なのだが、後になり、この様な装飾した文体が賞され太平洋戦まで続き、日本軍の惨敗で集結するまで続いた。

今の政府筋が発表する文章等も之に似かよったものが多いように思う。官僚のモラルが問われる問題で今後此の様な問題は日本の最大の恥じの部分だ。勿論此の件に関与した議員も早々に退陣するべきであろう。余分な用もない議会中にうたた寝する議員も含め議員定数は激減する出来であろう。

 

現在のモリ、カケ問題も真相はこの様な事が事柄が充満シているのかも知れない。今や財務官僚も此処まで落ちればもう笑うしかない、小学生以下の答弁である。

上記に命令書を作ったのは海軍のものだが、此れが陸軍に於いて益々、装飾文の報告書が多くなる。筆者は昔親爺の戦争中の文章を見た記憶ですが、何とオーバーに報告書に記載されていた。聞くと戦争当時(支那事変頃)そう言う文章を良しとした風潮が合ったようです。

戦後ものこ様な漢文めいた文章は官僚の世界では当たり前に用いていたようだ!

現在自衛隊の日報問題?この様な馬鹿げた話は無い!制服と背広との違いと言っているが違うのは制服を着た背広組が始末が悪く、出世のことしか頭に無いのが現状のようだ。自衛隊では日報は給与の一部のようなもので、無い訳が無い!

現在自民のアホの佐藤議員に正せば明らかであろうが、無くなるような事は絶対無いのだが、多分アホの佐藤議員に此のことを言えば、私には分かりませんと逃げるだろう?本当に自衛隊に在籍していたのであろうか?この様な事しか言えない政治屋さんばかりで益々混迷する政治であろう

現在官僚の質も随分低下したが、議員の質はもっと、最低だと思う(記憶にない?が口癖で)そんなに記憶出来ないなら議員辞めろ!税金泥棒も甚だしい、下手な落語より聴くだけなら面白いが此れで、一般社会偉人の何倍も給与を支給され交通費も使い、当に悪の塊の世界であろう。

アホの議員の下にいる官僚はそれらの顔色を伺い出世のために『公僕』でなくなっている現状である。

未だ政治屋の間ではこの様な時代錯誤した連中が政治を行っている現状があるのだろう。実に浅ましい限りである。やはり日本国民はこの国を冷ややかな目で見てるのであろう。今早急に今の議員の総入れ替えをし刷新して至急にこの国を変える必要がある違う観点にになって考えれば、最善の方法が見つかるチャンスなのだ。

 

米国、露西亜、中国、北朝鮮、等は自国ファーストを叫び

もっとも酷いのは今まで散々裏切られた北朝鮮に寄り添う韓国、又裏切られたらどうなるのかは、大きな賭けだ。

中東の争いも全く静まらず、世界中が破滅の道に進んでいるように思う。

今や中東とアジア地区は厳しい状態が続く最近、勝手にお隣の中国の習 近平は無茶苦茶な体制になり、未だ戦争で一度も勝利したことのない国、中国は大国第2の北朝鮮になってきた、最悪の事態になる!

今後この体制を続けるかぎり、独裁国家になっていくのだろう、此れで政権維持は確定、独裁色が強くなり今後益々心配です。

 

昔、ナチスヒットラーもそのような状況の中で生まれ世界大戦となった結果の事例があるのに、自国ファーストを叫ぶ国が多くなっている。

世界の歴史を見れば分かるはずなのに、全くその辺を理解していない。

今我が国に必要なことは、自国ファーストをシている国に立ち向かい戦争なない平和の世界を広げることが今なら出来るのかも知れない。

ヨーロッパ等は次々に電気自動車に以降しようとしている。今後石油が一番の燃料の時代から変わるのかも知れない。

昔も石炭から石油に以降した時代を体験した国は当にチャンスかも知れない。

最近日本は電器自動車ではなく水素燃料を推進していくようである。先代の豊田織機の創立者が言った永久燃料機関が水になるのかも知れない。

何れにせよ自動車産業の燃料は何れか移行するであろう。当にチャンスだ!現時点では日本最大の自動車メーカーがEVへのシフトに乗り遅れたいるかに見える。水素自動車が水の泡にならないと良いのだが・・・・・

EVへのシフトは、もはや時間の問題でしかないと思うが、そのスピードに関しては、各国政府の政策、消費者マインドの変化、石油価格、既存の自動車メーカーの対応、Tesla Model 3 の成功、リチウムイオン電池の生産量と値段、中国を中心とした新規参入、など様々なパラメータがあるため、

現在は電気自動車より簡単な空飛ぶ自動車まで考えますか?

予測するのは簡単ではありません。ブラボー!


ピーター=ヤン・ベルダー(Pieter-Jan Belder)率いるムジカ・アンフィオン(musica amphion)演奏を聴く。

2018年03月05日 | バロック音楽・オーディオ一般

庭の片隅に春を告げるように、可愛い黄色の花が咲き始めました。花桃の花も咲きだし、春の到来か?最近は筆者のカメラ修理中に付き、スマホで撮ってます。簡単な接写レンズを付け撮影すると、此れが意外と綺麗に撮れます。黄色の花は元気が出ますね!

昨日久しぶりに門前仲町の友人宅にお邪魔した時に、ついでに鶴岡八幡宮を通り、お参りをしました。

境内は骨董市が行われ賑わっていた、梅の花も咲き骨董市もそれなりに賑わっていました。行く途中日本橋でお土産を見繕う、春の陽気の仲の散歩は気持ちがいいですね!

近くの日本橋高島屋に立ち寄りお土産を購入、午後一のためか、凄く混雑してました。

現在カメラが2台共故障で直しから戻って無いので、スマホの写真ですが、十分具合良く撮れますね!

先日LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.のレンズは直しが終わり帰って来ました。コンパクトになるこのレンズは実に使い勝手がよく、しかもコンパクトにまとまり重宝します。

早速帰り、懸案事項も或るため、早めに東京より戻る、帰りは東西線で船橋経由で戻ると早い今回は、以前もアップしましたが、1966オランダ生まれのチェンバロ奏者で、ピーター=ヤン・ベルダー(Pieter-Jan Belder)を聴く!

チェンバロをグスタフ・レオンハルトの高弟、ボブ・ファン・アスペレンに師事したいたようで、ストレートな演奏でスッキリして心地良いです。

2000年にはライプツィヒ・バッハ・チェンバロコンクールで優勝し、チェンバリストとしての地位を築きました。2005年にアムステルダムで古楽アンサンブル、ムジカ・アンフィオン(musica amphion)を設立。指揮者としてもデビューし、BACHの教会カンタータを精力的に演奏、録音をしています。

現在50歳台で未だこれからの演奏者のようですが筆者の好きな曲が揃っている。今回このチェンバロ曲を聴き感じたのが、中低音が充実し其処で鳴る、高音部が落ち着いて出るようになった。此れは、音楽の感銘を受けやすくなっている、やはり一概には聴けない低音部の音は大切です。

筆者の好きな、6つのパルティータ(クラヴィーア練習曲第1巻)BWV825-830の演奏を聴く

 J.S. Bach - Partita n° 1- BWV 825 - Cembalist Pieter-Jan Belder.wmv 

筆者が最初聴いたのは平均律クラヴィーア曲集第1巻, 第2巻でした、此れが実に良い演奏でした。バッハの練習曲では最高の曲と思える。


Bach The Well-Tempered Clavier Pieter-Jan Belder(BWV 846-893)
【曲目】
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲
【演奏】
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)


チェンバロによる平均律全曲として、稀に見るクリーンな演奏です。まずこれほどにチェンバロを美しく奏でられる奏者は、世界でも数人しかいないでしょう。全ての音が濁り無くくっきりと顕れ、しかも常に羽のように軽やかな感触を失いません。演奏は一聴して客観的でストレートなようですが、じっくり聴くと楽想に合わせて細かにテンポを変え、リズムを揺らし、また控えめな装飾を随所にちりばめる様が、何とも言えず味わい深い。Belderが、テレマン、コレッリ、パーセルなど、Bachと同時代の作曲家の驚異的な全集を作り上げてきた成果が、この平均律全曲に確実に反映されていて、それらの数々の音楽がこの演奏の背後に透けて見えます。

特に第1巻の典雅さと新鮮さ、正当さは、古今のチェンバロによる平均律の中でもトップに属すると思います。第2巻はさすがに、これに較べると一筋縄では行かず、低音声部の対位法的精密さが十分でないためでしょうか、曲構造がくっきり再現されて来ない瞬間が多々あります。ただそれが十分実現できて感動的なレベルの演奏というと、自分はGould、Leonhardt位しか知りませんし、Belderのこの演奏も十分一級品であることは間違いありません。第1巻の最後のフーガの気品と詩情溢れる演奏はこの盤の白眉です。チェンバロ奏者としてのBelderの、現時点における集大成ではないでしょうか。

この人はアスペレンに師事していることもあってか、ストレートな演奏です。それと同時に、若さがあふれるフレッシュな演奏で、朝聞くととても気分がいいです。チェンバロの音色もとてもきれいですよ。


ピアノ、チェンバロ、古楽器の音楽を聴くにはGOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱に10吋同軸型2ウェイユニットであるHPD295のTANNOYのユニットがが楽しめる、可也の癖は強いが、AXIOM 80のA.R.U付きの箱との相性は抜群であり、球のアンプを合わせれば更に良く聴こえる。

後は勿論大好きな「ゴルトベルク変奏曲」などのチェンバロ演奏などは実雰囲気も良い。

最近はチェンバロの音も前とは違った感じで聴こえる、少しドッシリとした弦の響きの中での

高音部のメロディの美しさが聴こえるようになった。このドッシリそした低音部が増したのが大きい。

JS Bach Goldberg Variations Bwv 988 

彼の率いるアンサブルムジカ・アンフィオン(musica amphion)の演奏を聴く

勿論バッハの『ブランデンブルク協奏曲』のムジカ・アンフィオン演奏、勿論ピリオド演奏で初め聴いた時(最近は60年代の演奏が多かった為)戸惑ったが、慣れて来るとやはり素晴らしい。それと最近の録音のため、音質も大変素晴らしく、録音機器の進歩には驚嘆する。

今後ムジカ・アンフィオンのバロック演奏もBach以外の演奏も含め揃っていて今後益々楽しみである。

又以前紹介した食卓の音楽、テレマンのターフェルムジークもすこぶる良い。

昔は古楽器演奏には問題点も多かったが、最新の演奏は技術的にも向上したのか、気分良く聴けるスッキリした演奏は好感が持てる、勿論ピリオド演奏の古楽器使用した演奏のです。

 Musica Amphion - J.S. Bach/ Brandenburgs Concert no. 5 in D - Allegro (BWV 1050)

 

ブリリアントに精力的に録音してて… ソロ作品としてはバッハ「ゴルトベルク変奏曲」「パルティータ全曲」「フランス組曲全曲」「平均律クラビーア全曲」それから、このスカルラッティ全集、同じスペインのソレールの鍵盤ソナタ集が有ります。

 

ピエター・ジャン・ベルダーアムステルダムSweelinck音楽院でボブ・ファン・アスペレンに師事ハーグの王立Conservatiumでリカルド漢字とレコーダー、およびハープシコードの習得ハープシコードの演奏家、クラヴィーコードの演奏家、オーガナイザー、フォルテのピアニスト、レコーダーの奏者として活躍。

彼は130以上のCDレコーディングを行っており、そのほとんどはソロと室内楽のプロダクションです。1999年以来Belderはその後、彼はラモーとソレルによって完全ハープシコード作品を伴って含むバッハの平均律クラヴィーア曲集を記録しているので、2007年に発売されたスカルラッティの鍵盤ソナタの彼の不可欠な記録、に取り組んできました。

スカルラッティの演奏を聴く、チェンバロはピアノと異なって、個々の音の強弱はほとんど出ない。そのため、音の揺れや時間差をつけて強弱に代わる表情付けを出すことが多い。ベルダーの演奏は、典型的な例に聞こえる。

スコット・ロスのスカルラッティとは対極的に思える。ロスのスカルラッティの演奏は、 ひたすら爽やかであった。逡巡もみられなかった。ベルダーは、あちこちを彷徨い歩いている。

ベルダーもまた、単独でスカルラッティの全曲演奏を狙っているようだ。 

 

又最近PRO CABLEの「超越重鉄タップ」に電源を変更した為まだ音がまとまってない、接続を変えながら視聴する。RCAコード、スピーカーコード、等の相性もあるようですので、悪戦苦闘になった、在庫しているコードも増えた、(笑)

在庫のコードを交換して色々試してみた、結果的にはRCAコードは現在のものを使用する。

トーレンスの銀線RCAケーブルにAurex SC-M15/SC-M15☓2BTL接続パワーアンプに繋げ聴くパワーアンプもチャンスが有れば業務用のパワーアンプを試して見たいです。

スピカーケーブルはWEから銀メッキ線が?と思いINAKUSTIK (インアクースティック)PRM-1.5S (1M)スピーカーケーブルに交換して聴くが、高域が澄んでチェンバロのの透明度が良くなった。バナナプラグは1セットしか持ち合わせが無いので、追加を購入しなければならない。

それと肝心なことは何か余分の音がしないで、スッキリした音に変わってきた、特に声楽がよくなったようです。以前と音と比べるとほんの少し全体に質の向上が聴こえる、実にこの世界って微妙なんです。

タップ交換するだけでも音質はかわる、

この世界の怖さと深さを知った・・・・・・ブラボー!


無駄だったのか重量タップの導入は、今ヘルマン・シェルヘンのベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60を聴く・・・・

2018年03月02日 | クラシック音楽・オーディオ


やっとハードな2月下旬から忙しかった仕事も一段落、ホットします。

本日は前に注文したPRO CABLEの「超越重鉄タップ」が到着します。前日に実に長い取説がメールで配信されました。価格意外と低価格でしたので試す事、本日写真の重量タップが到着しました。

早速繋いでみました、筆者の自宅には以前パソコンが6台程置いていた時期もありブレーカーが落ち、心配で電器配線は別に追加工事をして20Aを専用に3Pにタップが取ってあります現在のオーデイオ装置はその3Pタップを利用しています。

パソコン作業中ブレーカーが落ちレイアウトを又最初から作り直なくてはならなく、作業の無駄を回避するのに、以前回路を増幅した事があります。其処に今回購入したPRO CABLEの「超越重鉄タップ」を接続する・・・・・

以前と比べると、いささか中音が充実した感じはあるが、大巾の音の変化は体感出来無かった。勿論電気器具の専門的なことは分かりませんが、筆者が思った感じの処でした。

此れで時間経過すれば違った音が出てくるのかもしれませんが?低音が増したってことはありませんでした。

そこで今回はパワーアンプをTEAC MA-7に替えて音を出してみる、此れがどうも相性が良いようです、キレが好くなり、ピアノのアタック音もコントラバスの低域も良くなった気がする。

少しの器具の交換、新規導入すると、パワーアンプを替えただけで音質が変化する、今まで定番で使っていたAUREXSC-M15/SC-M15K2がかなり線が弱く聴こえる、もう少しボリュームが欲しくなるのだ・・・・?

又今回の器具についての評価ですので、詳細は分かりませんが・・・・・先日交換したバナナプラグの交換より音の変化はありませんでした。

それとこの製品に対するタップはBELDENとの相性が良さそうとのことを聞きましたので、BELDENのRCAコード、スピーカーコード共BELDENに差し替えて試供してみます、PRO CABLEは意外とBELDENのコードの評価は高いが筆者には余り感じたことはないようです。

そこで昔のことを思い出した、カラヤンが、記者会見で、NHKホールのように宏大な(三千人収容の)ホールでは、音が散漫になって、本当に演奏の良さを味わえるのは二百人ぐらいだろうと言ったそうである。

此れはカラヤンにかぎらない、フルトヴェングラーがやはり、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール――円形劇場のように丸い建物で、一万二千人を収容する・・・では、オーケストラの音は何か袋の中で演奏しているようにしか響かない、真によくできた演奏会場は、いかに大きく造られていても、まるで客間で聴くように感じられるものだ、と言っているがそれなら個人宅の居間で聴ここととかわらない。

ナマの演奏においてさえ、音そのものではなく音楽を鑑賞するには、実にこれくらい聴く位置の制約をリスナーは受けるのである。最も最近ではグラフィック・イコライザーにより、その会場に一番良く聴こえる音質に変換していると聞く。デジタル技術の効果なのか?時代は進化を遂げるようです。

それでも生演奏を聴くことは、それらしいいわゆるHiFi音が鳴るだけでは、音楽の鑑賞に何程の寄与も果していないことを、この二大指揮者の言葉は教えてくれるだろう。

筆者も余りこの様な劇場で聴くことはできないが、家庭での音楽鑑賞が手軽で何時も好きな指揮者で聴けるそのような装置を求めようとすると、其処にはとんでもない泥沼が待ち受けるのである。せめて折角聴くのだから、いい音を望む、其れが凄く危険ゾーンで底なし沼の入り口の世界なんです。実に新しいオーデイオ機器は高額になった。

最近は益々回顧趣味になっている、最新の技術で再現した好きなベートベンの交響曲を聴いている、やはり、こうしてベートーベンを聴くと凄く優しさが感じられる。

ちかごろ、物故した古い演奏家たちのいわゆる復刻盤を聴くことがよくある。昔の復刻盤の音は悪い物が多く、酷い物はSPの針音までもが聞こえそうな物も合った時代がある、そういう音のわるいレコード聴くというのはかなりの度胸がいった。

最近のCDはそのような物は見当たらない、最近のCDの音質は録音技術向上で安心して聴ける物が多く益々回顧趣味に走る、(笑)。

 

そういわれればクナッパーツブッシュやフルトヴェングラーのあの、テンポののろい、悠揚迫らぬ大河の流れるごとき演奏は、どこかで、ドイツ人のリズム感の欠如につながっているかも分らないと、近ごろ思うようになった。カラヤン等は演奏後ジャズ喫茶に飛び込むと聞いた事もあるそうだ。

フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュのオーソドックスな指揮と比較した場合そう思わざるを得ない。どうかすると、クナッパーツブッシュのテンポののろさには今のわれわれはついて行けぬもどかしさを感じることはある。

カラヤンのは、良かれ悪しかれ現代人の感覚にあった指揮だという気はするが、クナッパーツブッシュがのろいのか、われわれが必要以上に忙しがっているだけなのか、これは分るまい。音楽自体にテンポがのろいも早いもあるわけがないのなら、どうやら責はこちらにありそうだ、とそう説得する力はカラヤンよりやはりクナッパーツブッシュの方にありそうにも思う。

でもカラヤンの1940年代の演奏は良かったが、今は余り興味が無くなってしまった。最新版の録音は良いと聴くが・・・ベートーヴェンに話を戻すと、彼がしばしば恋をしたことをぼくらは知っている。とりわけテレーゼ・フォン・ブルンスヴィックとのことを。ベートーヴェンは彼女と婚約し、その歓喜のさなかに突如『第五交響曲』の作曲を中止して、一気呵成に『第四交響曲』を書いた。「幸福が彼の前に現われかけていた」からだ。ロマン・ローランはその辺を説明してくれる。

ベートーヴェンの9つの交響曲の中で、第3番「英雄」と第5番「運命」との間にあり、よく知られたニックネームがないこともあって、目立たない存在ではありますが、なんのなんのとんでもない名曲だと思う、カラヤンの演奏では交響曲四番の叫びは聴こえない、音楽の鑑賞とはそんな事の様な気がする。

「2人の英雄にはさまれたギリシャの乙女」という表現をされることもあります。なんとも豪放でおてんばな乙女ですが・・・終楽章は16分音符4つのユニットをブロックのごとく組み合わせたユニークな主題で始まり、楽しくかつ堂々とした展開が味わえる。再現部でこの主題がClとFgによって奏されるところはかなりの超絶技巧。

今回は少し古いがヘルマン・シェルヘン(Hermann Scherchen)で聴く1891年6月21日、ベルリン生まれの指揮者。1966年、フィレンツェでの公演中に急逝。

独学でヴァイオリンとヴィオラを学び、1907年からベルリン・フィルのヴィオラ奏者として活躍。1912年、シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」で指揮デビュー。

以来、新ウィーン楽派や現代音楽作品の紹介に努め、世界初演作品は150曲にものぼる。第1次大戦の勃発でロシアの捕虜となるが、1922年以降はドイツ放送管などの指揮者を務める。

ナチス政権の確立後はスイスに拠点を移し、戦後はアメリカ進出も果たした。現在ウェストミンスター・レーベルに膨大な録音が残されている。

表現主義の熱い洗礼を受けたドイツの指揮者、ヘルマン・シェールヘン[1891-1966]は、現代音楽の旗手としてして活躍していましたが、ベトーヴェンやハイドンなど通常レパートリーを指揮したのは面白いと知れています、特に晩年におこなったコンサートのライヴ録音はやりたい放題のユニークなものがたくさん、貴重な記録となっています。

チェルヘン/ベートーヴェン:交響曲全集1951- 1954年ウェストミンスターに残されたシェルヘンの伝統的なベートーヴェン演奏。

(収録 曲)ベートーヴェン

  交響曲第1番ハ長調op.21(録音時期: 1954年6月)

  交響曲第2番ニ長調op.36(録音時:1954年9月)

  交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」(録音時:1951年1月)

  交響曲第4番変ロ長調op.60(録音時期:1954年9月)

  交響曲第5番ハ短調op.67「運命」(録音時期:1954年9月)

  交響曲第6番ヘ長調op.68「田園(交響曲:1951年7月)

  交響曲第7番イ長調op.92(録音時:1951年7月)

  交響曲第8番ヘ長調op.93(録音時:1954年9月)

  交響曲第9番二短調op.125 『合唱』(録音時期:1953年9月)

   マグダ・ラースロ(ソプラノ)

   ヒルデ・レッセル=マイダン(アルト)

   ペ トレ・ムンテアヌ(テノール)

   リヒャルト・シュタンデン(バス)

   ウィーン・アカデミー合唱団

   ウィーンに保管さ歌劇場管弦楽しい団(第1,3,6,7,9番)

   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(第2,4,5,8番)

   ヘルマン・シェルヘン(指揮)

 録音方式:モノラル(セッション)原盤:Westminster

其れ以外ではシェルヘンはまた、バロックの器楽作品もよくとりあげており、バッハのフーガの技法やブランデンブルク協奏曲、などでその独特な解釈を楽しめます。特にフーガの技法では、ロジェ・ヴュアタに編曲を依頼した旧盤とは大きく異なるシェルヘン自身による編曲が聴きものですし、でもオーケストラでの演奏も良いがフーガの技法はバッハの歴史的見地にさかのぼり考えると鍵盤楽器演奏の第五演奏曲だったのかも知れない、鍵盤楽器演奏に限るのかも知れない。

全12曲を一気に収録したヘンデルの合奏協奏曲では、イングリッシュ・バロック・オーケストラの典雅な演奏を心行くまで味わうことができます。若い頃にはベルリン・フィルのヴィオラ奏者を務めていたシェルヘンらしく、弦楽合奏の扱いの巧みさも光っています。

  ● バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV1046

  ● バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV1047

  ● バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV1048

  ● バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV1049

  ● バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050

  ● バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051

 ヴィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)

 ウィーン国立歌劇場管弦楽団

 録音:1960年(ステレオ)

ブランデンブルク協奏曲の最初聴いた年は随分スローと思い聴いたいましたが聴いている内に快いテンポに変わりむしろこの様な音楽の指揮が実に快い、今のシステムで実に塩梅良く鳴る、復刻盤なのに実に生々しく聴こえます、アンサンブルのまとまりも大変素晴らしく、最後まで聴いてしまいました。


むしろシェルヘンの指揮する、バッハ、ヘンデル、ビバルディ等のモダン楽器演奏が良くなって聴こえます、最近少し聴く曲の方向が変わって来たのかも知れない、筆者は古いエンクロージャーに真空管アンプを繋げ聴くがもう石のアンプには戻れない、戻らないかもしれない、真空管の匂いを嗅いでしまったある種の懐古趣味なのか?

いや決して懐古主義ではないのだろう? ブラボー!