行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キセキレイ

2012-02-27 23:05:11 | 
やっと春らしくなってきました。
今日は,その春の明るい日差しの中で楽しそうに遊ぶキセキレイです。






多摩川の水辺,青い水に遊ぶ,
やや細身,スタイルのよいキセキレイです。


半分溶けかけている薄氷の上を歩いています。
やはりスマートで身軽のようです。


こちらは水辺から離れて,綱渡り?で遊んでいます。

コート脱ぐ人のちらほら朝の駅
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江戸,明治,大正,昭和

2012-02-26 21:12:20 | 昆虫
府中郷土の森公園には江戸から昭和初期の
建造物が復元され,保存されています。
年をとると,なぜかこうゆう古いものがとても良く見えます。


昭和10年に建てられた尋常高等小学校の校舎,
昭和54年まで,府中市の小学校の校舎として使用されていたそうです。
私も小学校,中学校はこれととてもよく似た校舎でした。
敷居にまたがり,小さく桟で区切られたガラス窓を拭いたこと,
机を片付け,教室の床や廊下を雑巾がけしたことなどなど思い出されます。


大正10年の建造になる旧府中町役場の建物だそうです。
いかにも役所らしい色,そして形よい洋風建築です。
昭和の末期までは,
田舎に行くとこのような役場の建物よく見ました。


府中の旧甲州街道沿いの駅前近くにあった商家(薬舗)の店蔵造りの建物,
明治21年に建てられ,
昭和57年に取り壊されたものを復元したそうです。
昭和40年代の数年間,府中で過ごしましたので,
この建物おぼろげに記憶があります。
一階が店舗,二階が倉庫(蔵),分厚い土壁で覆われ,
厳重な防火対策が特徴の建物のようです。
二階の扉にその厳重さがうかがえます。


もうまもなく3月です。
その一階の店舗部分にりっぱなお雛様が飾られていました。
いろいろなところから寄贈された古いもので,
毎年この時期に飾られるようです。


武蔵野台地特有のハケと呼ばれる崖線に建てられていた
養蚕農家を復元した萱葺きの家です。
これは江戸時代の建物になります。

古校舎に馳せる思いや春の空
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カマキリの卵,スズメバチの巣

2012-02-26 00:09:51 | 昆虫

隣家のクチナシにいまだ紅い実がたくさんついます。
花のない時期,貴重な色彩です。


ふと見るとその実の下に不思議な物体が,
カマキリ,多分オオカマキリの卵と思われます。
この泡を固めたようなカマキリの卵,正確には卵鞘といい,
中に縦長の5mm程度の卵が200~300個入っているそうです。
人間の住宅にも泡を固めた断熱材が使われていますが,
この卵鞘もたくさんの空気が閉じ込められており,
急激な温度変化から卵を守っています。
また,衝撃の緩衝効果もあると思われます。
自然の仕組みよくできています。


中央公園のメダカ池の上の林にスズメバチの巣がありましたた。
朽木の繊維などを唾液で固め作られたスズメバチの巣,
これも断熱効果があり,この中で蜂が越冬するのかなと思っていましたが,
冬のこの時期,巣には蜂はいないのだそうです。
12月には働き蜂はみんな死んでしまい,
秋に生まれた新女王蜂だけが生き残り,
巣を出て,一匹で地中や朽木の中で越冬します。
そして,春を待ち,新たな巣作りを行い,
卵を産みつづけ,種の維持,繁栄をはかります。
こんな立派な,手間をかけてつくられた巣,
半年あまりしか使われないのです。
なにかもったいないような気がします。

蟷螂の卵をまねる人の家
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オオイヌフグリ

2012-02-24 22:12:47 | 花,植物

久しぶりに天気のよかった2月19日の日曜日,
初春の野道を歩いてみました。
シジュウカラ,メジロ,エナガなどの小鳥が囀りはじめ,
日の光は強く,冬とは違います。
こうして野を歩いてみて,
そんなことが実感としてわかるようになりました。


野の梅は蕾を膨らませ,すぐに咲きそうです。
そして,地面に眼をやると,早春の雑草花,
オオイヌフグリがその小さな瑠璃色の花を咲かせていました。


このオオイヌフグリ小さくてピントが合わせづらく,
また花芯が白っぽいので花が
なかなか思ったように写りません。
しかも,鳥撮りの望遠レンズ,そして手持ち,
ぶれないように脇を固めてみましたが,やはり難しいようです。


蕊をはっきりさせるため少し露出を落としてみました。
隣に咲く白い花はタネツケバナでしょうか,
一緒に入れてみました。
このほかホトケノザもすぐ横に蕾を膨らませていました。
ゆっくりと春がやってきたようです。

イヌフグリまとめて咲けり薦の下
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妖しき雌モズ

2012-02-23 22:36:10 | 

(艶っぽい)
やけに艶っぽい眼をしたモズの雌が撮れました。
眼が潤み,化粧でもしたように艶っぽい眼つきの雌モズです。
誘惑されそうです。


(健康的)
聡明さを感じさせる眼つき,顔つきの雌モズです。
そして,健康的で伸びやかな若さを感じます。


(清純)
12月に撮った雌モズです。
こちらはいかにも清純,おとなしそうな顔立ち,
人に例えれば女高生でしょうか。


(幼い)
同じく,12月に撮ったものですが,
こちらは幼な顔,上の(艶っぽい)が熟女ならこちらは少女です。
シジュウカラなどはどれを見ても同じ顔に見えますが,
モズはそれぞれ顔が違うように思えます。

雌鵙の眼もと妖しく春の風
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朝焼け夕焼け

2012-02-22 22:11:45 | 風景

ちょっと早く眼が覚めた18日の土曜の朝,
外を覗くと,屋根にはうっすらと雪,
水平線はうっすらと朝焼け,
そして,青くなり始めた空には白い小さな三日月,
思わずカメラを取り出し,二階の窓より外をのぞんでみました。

しかし,外気は冷たく,そして今日は休日,
また温い布団に戻りひと眠りすることにしましょう。


渋谷の職場にて,
終業のチャイムが鳴り,
席から後を覗くと窓の外は夕焼けに染まり,
遠くには富士山も見えます。


2月になり,日の暮れもずいぶん遅れてきたようです。
そして,明日はよい天気になる気配です。
窓ガラス越しにそっとそんな景色にシャッターをきってみました。

チャイム鳴る空に夕焼け日脚伸ぶ
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苔の花

2012-02-21 22:15:40 | 花,植物

川辺の古い木の株に苔が生え,
そこから新芽のような,花のようなものがたくさん出ていました。
調べてみると新芽でも花でもなく,
(さく)と呼ばれる胞子嚢のようです。
俳句の夏の季語に「苔の花」がありますが,
実際には苔に花は咲かず,
この胞子嚢のことを花としています。


夏の季語になっていますが,
苔が胞子を出す時期は晩秋から初春と初夏の2時期あり,
このみずみずしい様子,色合いからは
初春のほうが似合うように感じます。


府中郷土の森に保存されている萱葺き屋根の古い農家,
この屋根にも苔が生え,胞子嚢ができていました。


公園の木々の下の苔もみずみずしく,
色を増してきたように思います。
苔の緑の中から,紅い草の芽が顔を出しています。


木の幹にびっしりときれいな苔が生えていました。
苔の種類はよくわかりませんが,
上の胞子嚢の苔とは違う種の苔のように思います。

春苔の緑と変わる朽木かな
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早春の蕾たち

2012-02-20 22:00:15 | 花,植物
寒い2月でしたが,やっと寒さの底は抜けたようで,
今日はやや暖かい日になりました。
春は確実に近づいているようです。


家前の銀葉アカシア,
すぐにでも咲きそうに蕾が膨らんできました。


コブシでしょうか,
春らしい日差しの中,たくさんの蕾が銀色に輝いています。




半月前まではまだ紅い実をたくさんつけていたサンシュユの木(2/5掲載)
その実もすっかりなくなり,蕾が膨らみ,
早いものはもう開きはじめていました。


こちらはハナミズキです。
この4つの中では開花が一番遅く,
咲くまであと2ヶ月ほどかかりますが,
蕾がたくさんできています。

春来るもどこか憂鬱月曜日
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鴨のエクリプス

2012-02-19 19:29:27 | 

多摩川のコガモの群れの中に,コガモより大きく,
大きな嘴の特徴的な鴨を見つけました。
ハシビロガモ,漢字では文字通り嘴広鴨です。
二羽が仲良く並んで泳いでいますが,
眼が褐色,嘴も褐色,写真の手前にいるのが雌です。
奥にいるのは眼が黄色,嘴が黒ぽく,雄の特徴はありますが,
頭部の色,羽色は雄とはまったく違い,むしろ雌に近いものです。
エクリプスと呼ばれる換羽途中の雄のようです。


これは後がハシビロガモの雌,前がコガモの雌です。
鴨の雌はみんな同じような地味な色をしています。


これは薬師池公園でしたが,
頭部は緑色なのでマガモの雄と思い撮った鴨です。
しかし,頭部は緑色ですが,背中は茶褐色でマガモ雄の灰白色ではありません。
それでは,ハシビロガモの雄?と思い調べてましたが,
嘴が黄色,そして特徴のあるあの大きな嘴ではありません。
ハシビロガモの雄ではありません。
結論,マガモのエクリプスと思われます。
エクリプスという存在を知ると鴨は奥深く,判別も難しいようです。


典型的なマガモ雄です。


コガモの雄が近距離で撮れました。
眼のラインの緑,腹部の黒とグレーの模様,尻部の黄色ときれいな鴨です。
このコガモ雄も12月に見たときはこんなにきれいではありませんでした。
換羽の途中,エクリプスだったのです。
換羽が終わり,きれいな雄が増えてきたということは
繁殖期の春が近くなってきたということになります。
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薬師池の鴨たち

2012-02-18 23:24:02 | 

薬師池の鴨,一年中ここにいると思われるカルガモを除くと,
ほとんどはキンクロハジロのようです。
頭や背中が黒で腹部が白,眼の金色が印象的なので,
キンクロハジロの名があると思われます。
頭の後ろのりっぱな冠毛が特徴的です。
雌は雄に比べ冠毛が短く,腹部が褐色です。


来園者に餌をくれる人たちがいるようで,
ここのキンクロハジロ,その餌に釣られて,
集団で移動を繰り返していました。
よくみると,キンクロハジロに混ざり,
群れの真ん中辺りに2羽違う鴨がいます。


頭部が褐色,背中が灰色,
一目でキンクロハジロと違うとわかるのが,
ホシハジロの雄です。
一羽だけ離れたところを撮ってみました。


もう一羽は頭部が黒でキンクロハジロに似ていて,
一見識別に戸惑いますが,背中が灰色の鴨がいます。
スズガモ,これも雄のようです。

人みな師 驕らず嘆かず春を待つ
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