行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

黄水仙

2011-03-31 22:04:03 | 花,植物
福島原発,たいへんな状態が続いています。
やはり心配されたとおり,燃料棒にかなりの損傷があり,
原子炉格納庫内から放射能漏れが生じているようです。
排水等に想像以上の放射能が検出されています。
難問題がいくつもありますが,
叡智の結集により,少しでも早く核燃料が制御されることを願うばかりです。
原発による放射能問題が多くの国民の心に影を落とし,心の錘になっています。
この問題が解決に向かえば,日本は自信を取り戻し,
復興に向けてのいっそうのアクセルとなるように思えます。
がんばろう日本!








日本水仙の白い花が終わり,
春の水仙,黄色の水仙があちらこちらに美しく咲いています。
写真は道端に咲いていたそんな黄色の水仙たちです。

朧夜や険しき道を進むだけ
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多摩の横山,木五倍子・夜叉五倍子

2011-03-30 20:17:46 | 風景

いつも車で通る尾根幹線の上の丘陵を
尾根幹線にほぼ平行して走り,万葉集にも「多摩の横山徒ゆか遣らむ」と詠まれ,
武蔵の国と相模の国を結んだ古道「多摩よこやまの道」,
行程の半分ほどですが歩いてみました(3/27)。
写真のような万葉の時代を思わせる道筋がところどころに出現します。




そんなよこやまの道のところどころにキブシ(木五倍子)が
紐のような黄色の花房をたくさんぶら下げていました。
ちょうど今が花盛りのようです。


こちらも太く短い紐がたくさんぶらさがっているような花です。
イヌシデ(犬四手)?と思いましたが,
横に昨年の果実がまだ残っています。
それから判断するとヤシャブシ(夜叉五倍子)のようです。
木五倍子も夜叉五倍子も古くに果実を染料である五倍子(ふし)の代用にしたところからの名,。
両者とも古道にいかにも似合う花です。
ヤシャブシはハンノキと同じカバノキ科,ハンノキと同じような雄花です。
雄花のまにまには,春の若葉も顔を出しはじめています。

きぶし咲く多摩の横山徒ゆかむ
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ハクモクレンとコブシの花

2011-03-29 21:56:44 | 花,植物

今年は3月に寒い日が多かったからでしょうか,
ソメイヨシノの開花が例年より遅れ,
多摩地方では4月にずれ込む様子です。
3月27日,そんな多摩の桜の下を歩いてみましたが,
ほとんどはまだ蕾が固く開花まで,間があるように思われました。
そんな中,ハクモクレンとコブシの白い花が
あちらこちらに咲き始め,春を演出していました。


自宅近くの児童公園のハクモクレン(白木蓮)です。
花が蓮に似ているので,この名があるように,
花は茶碗を並べたようにそろって上を向いて咲きます。


ヒメコブシと案内があった大木です(多摩よこやまの道)。
ヒメの名が付きコブシなのに大木,少し不思議な気がしましたが,
この大木の樹いっぱいにコブシの花をつけていました。
青空が少なく,花がはっきりと撮れていないのが残念です。


幹の太さをと思い,花と背景に幹を写し込んで見ました。
コブシの花は向きがいろいろに,そして花びらが開いて咲くのが
ハクモクレンとは違います。
両者はこれで容易に区別がつきます。


街路のコブシも一斉に開きました。
その横を車がゆっくりと走りぬけていきます。
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モミジの新葉に小鳥

2011-03-28 22:04:47 | 花,植物

この木はモミジだったと思います。
3ヶ月ほど前の12月の中ごろまで,
真っ赤な葉をまだつけていました。
その木から,早くも新葉が顔を出していました(3/26)。
モミジは秋の紅葉,夏の新緑に劣らず,
生まれたての新葉もきれいです。


しばらくそのモミジの新葉を眺めていると,
そこに数羽の小鳥がやってきました。
とても小さな小鳥,エナガです。
ほとんどじっとしていることなく,
枝から枝へとせわしなく動きまわります。
写真をとカメラを構えまてみましたが,
落ち着いてとまることなく,また枝,葉にさえぎられ,
ピントを合わせることができません。
かろうじて撮れた一枚です。


エナガが去ってすぐ,今度はメジロがやってきました。
鳥たちの目的は,柔らかい新葉,それとも同時に出ている花でしょうか。
このメジロ,めずらしく枝の邪魔がないところに
ほんの一瞬だけとまってくれました。
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木々の芽生え

2011-03-27 19:51:28 | 花,植物
彼岸が過ぎて今年は少し寒い日が続きましたが,
やはり時期が来たのでしょう,
先週に比べ,木々の芽が大きく膨らみ,
そして新葉が顔を出しはじめていました(3/27)。
そんな木々の芽生え,春を撮って見ました。


茎に棘,葉はモミジの形,キイチゴの一つ,モミジイチゴの新葉です。
赤い芽が割れて,緑の新葉が生まれたばかりです。
芽が割れて間もないものもあります。


ニワトコです。新葉と花が一緒にでてきています。


背景のピンクは紅梅,この木の名はなんでしょうか,
この芽が割れてやがて新緑が生まれるのでしょう。


これも木の名は分かりませんが,はやばやときれいな新緑となっていました。



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里山の春

2011-03-26 21:23:03 | 風景
東日本大地震から2週間が過ぎました。
地震と津波による未曾有の大被害,
そして原発事故に曝されている東北地方の
被害の甚大さにただ唖然とするばかりの日々です。
それでも,日本は強い,一部地域では少しずつ復興への
エネルギーが動き出しているようです。

被害の少なかった東京では,一時の物資不足,
ガソリン不足も解消されてきました。
東北の同胞の苦痛,大打撃の日本経済,国土の放射能汚染という
重たい荷物を背中に感じながらではありますが,
徐々に日常に戻りつつあるように思えます。
テレビのバラエティー番組も始まり,
企業のコマーシャルも入るようになりました。


自然は確実に春に向かっています。
里山では梅,サンシュユが咲き誇り,
明るくなった田園では農夫の鍬を打つ音が聞こえます。


丘に上がり,下をのぞむと日の光,木々の色はすっかり春です。


青い空のもと,畑はきれいに耕され,あとは植え付けを待つばかりです。

里山や五感に覚ゆ春の色




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アオジ

2011-03-25 22:43:22 | 
学校と道路の境界に植えられた樹を,
チッピー・チッピーと美しい声で鳴きながら10羽ほどの群れで,
樹から樹へ移動する小鳥がいました。


なかなか一ヶ所に落ち着いていてくれず,撮るのに苦労しましたが,
一羽だけ仲間に遅れても,樹にとまっていてくれたやさしい個体がいました。
写真からアオジと判断しました。




アオジ,スズメ目ホオジロ科の野鳥,
以前カシラダカと間違えたことのある小鳥です。
小鳥は見る角度によりかなり違って見え,
季節により,雌雄により,羽色が違い,
また個体差もあり,何回か見ないと同定がなかなか難しいようです。

山風のまだ冷たくも春匂う
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銀葉アカシア

2011-03-24 21:00:07 | 花,植物
春は黄色の花が多く見られます。
ロウバイ,サンシュユ,マンサク,
そしてアカシア,菜の花みんな黄色です。


自宅前の道路端に植えられているアカシア,
昨年暮れから蕾ができ,
真冬の時期,少しずつ黄色味を増しながら,その蕾を膨らましてきました。
そして,3月の声を聞き,一斉に花が開きました。




5~6月,代表的な蜂蜜となる白い花を,
樹いっぱい咲かせるのはニセアカシア,
ニセの名が示すように,アカシアとは異なるマメ科ハリエンジュ属の植物です。
アカシアはマメ科アカシア属の植物で,
房アカシアと銀葉アカシアの2種があります。
写真は葉が銀色,銀葉アカシアと思われます。


房アカシアはミモザアカシアとも呼ばれます。
また,そこからアカシアをミモザと呼ぶこともあるようですが
これは間違った呼び方,ミモザとはオジギソウのことで,
全く別な植物だそうです。

早春の野辺の木の花黄色かな
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マヒワ(真鶸)

2011-03-22 22:38:47 | 
玄関を開け外出しようとしたその時,
二羽の小鳥が飛んできて,
隣家の梅の樹にとまりました。
メジロ? と思いましたが,違うように見えます。
カメラを取り出し写真を撮って見ました。


嘴と背中の黄色模様から今の知識からはカワラヒワと考えましたが,
毛色,頭の色が違い,なんとなくカワラヒワではないように思えました。

調べた結果,カワラヒワと同じアトリ科の小鳥,マヒワのようです。
日本では北海道山地の針葉樹林で繁殖するほか,
冬鳥として多数渡来し,針葉樹林や林縁で生活するとあります。
繁殖期以外は群れで生活する鳥のようです。


ここまで書いてふと思いました。
2月14日の本欄に「どちらもカワラヒワ?」と載せた片方,
そして,1月29日「河原鶸(カワラヒワ)」と載せた小鳥は
ひょっとするとマヒワだったのではないかと。
さかのぼって,調べてみることにしました。
案の定,マヒワだったようです。
あまり写りがよくなかったことと,
通行人の一人の「カワラヒワがいる」と言ったことを
鵜呑みした先入観が間違えの原因のようです。反省です。
普通は群れて行動をするマヒワ,
住宅地の梅の樹に2羽で来るのは珍しいかもしれません。


上は同時期撮影したカワラヒワ,
わかってしまえばぜんぜん違う小鳥に見えます。
間違えたのが不思議に思えます。

丘山や上りて覚ゆ春の色
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ルリビタキ,ジョウビタキの雌

2011-03-21 19:45:43 | 

稲城中央公園で雄のルリビタキと出会った3月6日,
運よく別のルリビタキにも出会いました。
雌あるいは雄若鳥と思われる,尻尾だけが青いルリビタキです。
2月25日に見たものと同じ個体かもしれません。
今回はほんのわずかな時間の対面でしたが,
前面から顔を撮ることができました。
眼がクリクリしてとてもかわいらしい顔をしています。

このルリビタキを見ていて顔立ちがとても
ジョウビタキの雌に似ていると思いました。
どちらも,かわいらしい顔立ちの小鳥で,とても魅かれます。




今年,何回目かの登場になるそのジョウビタキの雌です。
パッチリとした眼とその顔立ち,
全体の姿はルリビタキの雌にとてもよく似ています。
大きさもほぼ同じです。
ただ,ジョウビタキは林間ではあまり見ず,
里の畑,小さな空き地,川の岸辺などで見ることの多い鳥です。
小鳥たちは餌のことも考え,きちんと住み分けをしているのです。
写真は家近くの児童公園で撮影。

春風や小鳥のごとく木の葉飛ぶ

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