行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ホオジロとスズメ

2011-12-30 20:34:06 | 

人通りの少ない山の裏道を歩いていると,
雀のような小鳥が2羽バタバタと地面から飛びあがりました。
一羽は奥の藪に消え,一羽は道境の柵にとまり,
こちらをじっと観察するように見つめています。
スズメではありません。
カシラダカのように毛をモヒカン刈りのように立て,
こちらを威嚇しているその姿はホオジロです。


多分,藪に逃げたのが雌でこちらは雄,
雌を守るため敵を観察しているのかもしれません。
トリミングをして姿を拡大していますが,
被写体の前後に邪魔するものがないと,AFがしっかり機能するようです。
きれいに写っています。


ついでに,
河原の葦の枯れ枝にとまっていた雀を撮ってみました。
体色は似ていますが,
こうして比較してみるとホオジロと違うのがよくわかります。

頬白の寝癖のごとくとさか立て
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四十雀(シジュウカラ)

2011-12-29 21:41:37 | 
冬になり,小鳥の姿が多く見られるようになりました。
紅葉も終わり,花も少なくなり,
散歩での被写体は必然的に小鳥となります。
シジュウカラ,夏にも見られる里の留鳥,個体数も多い小鳥ですが,
すばしっこく,夏はすぐに木の葉などに隠れて撮れませんでした。
11月下旬から12月のシジュウカラの写真です。


(柿の木にとまった少し太め,とても可愛らしい姿のシジュウカラ)


(真っ赤な紅葉の中にいました)


(足元の木陰から現れたシジュウカラ,近距離で撮れました)


(背景の緑がきれいです)


(ナンキンハゼの白い実を盛んに啄ばんでいました)

冬うらら櫨を啄ばむ四十雀
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カルガモの眠りのポーズ

2011-12-29 00:09:53 | 
三沢川に一年中見られるカルガモ,
年々増えているように思えます。
いまやこの川の主のようにあちらこちらにいます。



カルガモの眠るときの姿なのでしょうか,
嘴を羽の中に入れ,首を傾け,頭を体にくっつけたポーズで,
もう昼が近いというのにおやすみのようです。
可愛い寝顔をしています。


二羽のカルガモが眠りのポーズでいるところに,
コサギが真ん中に入り,
嘴を胸の羽の中におさめた同じポーズをしています。
こちらは長い脚で立っていますが,
やはり眠りのポーズでしょうか,
それともカルガモのまねでもしているのでしょうか,
カルガモは追い払う様子もなく,眠り続けています。


そのコサギの平均台の演技?
分水路に作られたコンクリートの壁の平均台を
イエロースリッパといわれる大きな足ですまして歩いていきました。

川石に軽鴨並び日向ぼこ
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青鷺(アオサギ)

2011-12-27 21:48:35 | 

三沢川に青鷺が一羽,葦の中をゆっくりと歩いていました。
白鷺(コサギ)はよく見ますが,ここに青鷺は珍しいかも知れません。
すぐ下を歩いていて,300mmの望遠レンズだと
画面からはみ出しそうに写ります。
カワセミに比べると飛ばない,大きい,隠れない,撮るのが楽です。
青鷺の顔はこんなふうで,長い首にはこんな模様があるようです。


その青鷺,日向に来て歩みをとめました。
鳥の体色は日の光により,変わって見えますが,
青鷺は日が当たるとこんな色になるようです。
まるで違う鳥に見えます。
両方ともホワイトバランスはオートです。




こちらは川鵜の大群が通り過ぎた後の多摩川,
3羽の青鷺がそれぞれ適当な距離をおいて,
浅い流れの中にたたずんでいました。


それぞれを同じ条件で撮ってみましたが,
微妙に毛色が違うようにも見えます。
そして,ポーズもそれぞれに違います。

青鷺の灰鷺になる冬陽かな
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黒い大群・白い小群

2011-12-26 20:32:30 | 

冷たい風が吹き,冬という言葉を肌で感じられるある日,
多摩川の是政橋にさしかかると信じられないほど
たくさんの黒い鳥,川鵜が川の上を羽ばたきそして着水,
嵐のように移動を繰り返していました。




全体では1000羽近くいたのではと思われる数です。
近年増えて,川魚の漁業被害が問題になっているとは聞きますが,
確かにこんなにいては魚がいなくなっても不思議ありません。


ギャングのような川鵜の大群が嵐のように去り,川に平穏が戻ると
今度は白色,白鷺(コサギ)の小集団がやってきました。
「川を荒らしやがって,川鵜のやつらの横暴ぶりにも困ったものだな」
「そうよ,まったく,いやになっちゃうわ」
こんな会話を交わしているように見えます。
川の流れもすっかり冬色となり,
もう今年も終わり,月日の速さを感じます。

鷺の立つ川の流れや冬暮色
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色々な窓灯り

2011-12-25 22:14:25 | 風景
昨日のクリスマスイブ,
東京スカイツリーに照明が入ると聞いたので,
ひょっとしたら家近くからそれが見られるかもと思い,
昼間にスカイツリーがよく見えた場所に,
夜の外出帰り,寄って見ました。
しかし,光量が弱いのか暗闇にスカイツリーはまったく確認ができません。


しかし,イブのせいか,気のせいか,
街の灯り,家々の窓の灯りが
いつもより美しく思えます。


家までの帰り道,
あまり明るくない望遠ズームでの三脚なしの手撮りになりますが,
そんな景色を写してみました。




城山公園の展望台にもこの時期だけの
イルミネーションが灯っていました。
今年は去年とちょっとだけですが違って見えます。


昼間に見たスカイツリーと新宿の高層ビル,
手前の街は調布市街の建物になります。
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初ツグミ・初シラハラ

2011-12-24 22:10:20 | 

冬に渡って来る里の鳥といえばツグミ,
寒さも厳しくなり,ツグミがそろそろ現れる頃かなと考えながら,
散歩から帰ってくると,
自宅のすぐそばの桜の木にツグミがとまっていました。


12月10日(土),この冬の初ツグミです。
体の大きな,けっこう齢のいっているツグミに思えます。
長旅の疲れがあるのか,桜の梢にずっと動かずにいました。


どこかで集団訓練でもしているのか,
その後,昨年たくさんのツグミが集まっていた稲城中央公園にも,
そのほか昨年よく見た場所にもツグミの姿が見られません。


しかし,ツグミの仲間であり,ツグミよりは数の少ないシロハラを
稲城中央公園に発見,すぐ身近にレンズにとらえることができました。
12月23日,初シロハラです。

遠方を見つめて静か初鶫
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ナンキンハゼの紅い葉・白い実

2011-12-23 20:16:16 | 花,植物
南京櫨(ナンキンハゼ),
あまりなじみのない木でしたが,
気をつけていると,いろんな場所でよく見かけます。
12月のこの季節,街路などに白い実がたくさんついた木を見つけたら,
多分,それはナンキンハゼです。


写真のように葉の形そして紅葉もきれいなので,
街路樹として多く植栽されています。
このナンキンハゼの紅葉とそこに混じる白い実,11月下旬の写真です。


同じ11月下旬ですが,葉がすべて落ち,
実だけのすっかり冬姿のものもありました。


このナンキンハゼの実,ハゼの実と同じく,
和蝋燭の原料となる木蝋となります。
和蝋燭は洋蝋燭に比べ,光が強く,長時間燃え,
煤が少なく,炎の揺れに温かみがあるなどの特徴があり,
値段は高いですが,西日本を中心に今でもけっこう使われているようです。


蝋となるので,油分が多い実だと思いますが,
シジュウカラがさかんにこの実を啄ばんでいました(12/4)。

先週末,所用で北海道に行ってきました。
今年は12月から雪が多く,この時期では珍しいということですが,
千歳空港に降りるとそこは一面の銀世界でした。
そして,タクシーで雪道を行くと,
紅葉を終え,葉をすっかり落とした街路樹のナナカマドが
まだ実をたくさんつけています。
真っ赤な実が真っ白な雪にとても映えていました。

空の旅 雪の富士より始まりて
雲海を抜けて眼下は雪野かな
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茶の花

2011-12-22 22:05:04 | 花,植物
冬に入り,花の写真が撮れません。
11月下旬とちょっと前ですが,
野道にぽつりぽつりと咲いていた茶の花を載せます。




昔ながらの細い野の道そして山の道に,
畑などの境界として植えられていたと思われる茶の木が
今は,世話する人もなく,野の木と化していました。




葉は虫に食われ,風雨に曝され,傷んでいますが,
秋も深まるとぽつんぽつんと,
蕊がやけに大きなサザンカに似た花を咲かせます。
木枯らしも吹き始め,落ち葉が茶の花に舞い,
晩秋の寂しさ,そして冬の訪れを感ずる茶の花です。
ツバキ科ツバキ属の常緑低木,ツバキやサザンカの仲間になります。

壊れ家のいまも残りし茶花かな
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真弓と南天の実

2011-12-21 22:23:26 | 花,植物



ピンクの殻そして赤い実のとても美しいマユミの実です。
11月4日,ゴンズイの実と同時に載せたマユミの実は
まだ殻から実が顔をのぞかせる前のもの,
そして殻の鮮やかさも十分ではありませんでした。
今回のマユミの実は日の光を受け,美しく輝いていました。
腕がよければもっときれいに写せたはずのマユミの実です。


日本,中国の林などに自生している
ニシキギ科の落葉小高木です。
ヤマニシキギの別名を持ちます。
材質が強く,よくしなり,
古来より弓の材料として使われていたところから真弓の名があります。
晩春に咲く花より,晩秋から初冬のこの実を鑑賞する植物のようです。


ナンテンも晩春に花をつけ,晩秋から初冬に,
小さな赤い実をたくさんつける低木です。


難転,成天の字が当てはまり,おめでたく思えることから,
縁起物として正月などにこの赤い実が飾られ,鑑賞されます。
常緑の葉も美しく,赤い実がよく映えます。

真赤なる舌を出したる真弓の実
葉緑の青を極めして実南天
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