
高木の葉影に見慣れない蝶を見つけました。
小鳥同様,広葉樹の中を動きまわる蝶を撮るのは難しく,
シャッターチャンスを探っているうちに
どこかへ飛んで行ってしまいました。
一枚だけ撮った写真,
調べて見るとゴマダラチョウでした。

ここからの写真は,
同じゴマダラの名を持つアカボシゴマダラの夏型になります。

もともと,日本本土にはいない蝶でしたが,
十数年前,神奈川あたりで,
愛好家がかなりの数を放蝶したと思われ,
それが定着し,勢いよく増えています。


今では東京の多摩地区でも時々見かける蝶です。
在来のゴマダラチョウは減って,
外来のアカボシゴマダラが
増え続けているということになります。

幼虫の食草はエノキの葉であり,
雑木林の周辺にいることが多いようですが,
住宅地や公園などにも見られます。
上4枚は住宅横の小さな林,
すぐ上は城山公園内の木にいたものです。