1月のある日,6時の予定には少し早いので,
目的地の神宮まで,外苑前駅から青山通り,外苑西通りを経由して,
行ってみることにしました。
西通りの両側には素敵な照明の小さなお店が並び,
さすが青山,外苑,私の住む多摩地区とはどこか違います。
考えてみれば,ずっと田舎生活,
夜に青山とか赤坂を歩くことは滅多にありません。
早速,田舎者丸出し,鞄からカメラを取り出し,
ショウウインドウにレンズを向けながら,
目的地までゆっくりと歩いてみました。
外苑西通りの青山通りを挟む1kmほどは
通称キラー通りと呼ばれ,洒落た店が軒をそろえるスポットとのこと,
まず,インテリアそして照明の素敵な自転車屋?
いやサイクルショップというのでしょうか,
ブリジストンのアンテナショップのようです。
ちょうど6時少し前,店を閉める時間です。
若い長身の美人が外に飾ってある自転車を
乗って店の中に移動させ始めました。
ゆっくりと止まるような速さですが,
バランスを崩さず,降りずにせまい通路を走ります。
さすがアンテナショップの店員です。
3階立ての古いビルと思われますが,
3階とも同じ照明,窓も大きく明るく,
それぞれ小さなお店が入っています。
買い物をしている人と店員が絵のようで,
外国の古い街のように思えました。
宇宙人のようなマネキンが3体,
おもしろいので撮ってみました。
よくみると「おたふくわた」とあります。
綿屋さんの店もすごくお洒落です。
ここにもサイクルショップがありました。
この通りはサイクルショップが多いようです。
もう一つこの通り沿いで大きなマンションの建設工事が行われていました。
こんな一等地にマンションなかなか発生しない物件です。
原宿住宅,1957年に旧住宅公団により分譲され,
ここキラー通りに面するこの場所に建てられていたいわゆる公団住宅です。
公団住宅が東京のこんな一等地に
建てられていたことに日本の歴史を感じます。
その団地も老朽化などにより,紆余曲折のすえ,建て直すことが決まり,
その基礎工事がやっとはじまったのです。
19階の一棟,既存の戸数の倍の220戸数の高層マンションへと変貌し,
増えた戸数を分譲することで旧住民の建設費が確保される仕組になるようです。
多摩地区でも多摩市の諏訪団地で690戸という
過去最大規模の建て直しが決定し,取り壊しが始まりました。
平成25年末に,1200戸を超える高層マンション群が完成すると聞いています。
ウインドウの灯り眩しき冬の街