行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

三沢川でタシギとシラサギ

2025-02-28 20:00:53 | 
12月19日、
三沢川の遊歩道を散歩、
川岸にタシギを見つけました。


川岸の草の中に何やら動くもの、褐色の鳥を見つけました。
シギ科タシギ属タシギ(田鴫)、
個人的には初見となります。


調べてみると、
「日本では春と秋に渡りの途中に飛来する旅鳥、
もしくは本州中部以南では越冬のため飛来する冬鳥」とあります。
多摩川でも少数の越冬個体が見られるとのことです。
三沢川は多摩川に流入する小河川です。


体長は約27 cm。
頭部、胸部、背面は褐色に黒と白が混ざったような羽毛で覆われます。
腹部の羽毛は白く、長く直線的な嘴が特徴です。
主に夜間に活動する鳥、ゆっくりのんびりと動いていました。


日当たりにコサギが一本足で立っていました。
黒い嘴とイエロースリッパといわれる黄色の大きな足が特徴です。


川の泥の上をダイサギが速足で移動していました。


川横を500mほど歩く間にダイサギを3羽ほど見ました。
カルガモとツーショット。


ダイサギの頭部と頸部をアップにしてみました。
眼下にある口角の切れ込みが眼より後ろまで食い込むのがダイサギの特徴、
冬羽の嘴は黄色です。
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多摩川とオオバン

2025-02-27 20:00:31 | 風景
12月18日、
浚渫工事が続いている多摩川へ。


南武線の鉄橋付近、
多摩川右岸の稲城側から府中側、郷土の森あたりをのぞいてみました。
府中側の河原は浚渫工事真っ最中、大きなショベルカーが何台も見られます。
今は、水が右岸に集中して流れています。


浚渫工事が終了したと思われる上流側の景色。
大丸の堰がなくなり、
川の中央部にできていた森がすっかり取り除かれていました。
冬には鴨、時にはコハクチョウも泳いでいた堰の溜水がなくなり、
川は全面浅瀬、上流の聖蹟桜ヶ丘のビル群が一望できるようになりました。


南武線の鉄橋下あたり、岸辺近くにオオバンが群れでいました。
昨年までは府中側の水たまりによく見られたオオバンです。


望遠ズームに換えて、
そのオオバンの群れを写して見ることにしました。
天気は晴れ、新しい川の流れも空を映して青色ときれいです。


オオバン(大鷭)はクイナ科オオバン属、
全長32~39cmと同じクイナ科のバン(鷭)より大型なのでオオバンの名があります。
頭部や頸部は黒色、胴体は灰黒色の羽毛で被われます。
尾羽の色彩は黒褐色で、虹彩は赤色をしています。


川の淀みの餌場に数羽が集まっていました。
右端の一羽が大きな水草を口にしているのが写っています。


食性は植物食傾向の強い雑食で、主に水生植物を食べます。
陸地に上がっても食餌します。
時には、魚類、鳥類の卵や雛、昆虫、軟体動物なども食べます。
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モミジバフウとカワラヒワ

2025-02-26 20:00:18 | 鳥と植物
12月13日、
15時近くになって薬師池公園によって見ました。


駐車場のモミジバフウの大木に果実がたくさんついていました。
紅葉もきれいですが、ぶら下がってつく果実もおもしろみがあります。
径3cmほどの集合果で、全体に鋭いトゲがあります。


そのモミジバフウに群れで来たカワラヒワが代わる代わる道路に下りて、
そのしっかりした嘴で道に落ちた植物片をかみ砕いていました。


オオカワラヒワのようです。
カワラヒワに比べて、頭部など全体的に色濃く、
調べてみると、冬季に見られる個体の多くはオオカワラヒワとのことです。
カワラヒワは留鳥でオオカワラヒワは冬鳥、
カムチャッカや樺太などから群れで渡ってくるようです。


薬師池公園に入るとムサシアブミの実がすっかり赤くなっていました。
サトイモ科テンナンショウ属、マムシグサの仲間です。
秋遅く、トウモロコシのような形状にびっしりと赤い実がつきます。


夕刻の池、
岸辺近くをホシハジロのオスが2羽並んで泳いでいました。
メスに比べて色濃く、虹彩が赤色が特徴です。


キンクロハジロのオスが岸辺近くで毛繕いをしていました。
虹彩が黄(金)色、頭部から胸部、体上面の羽衣が黒色、
初列風切の上面には白色、キンクロハジロ(金黒羽白) の名の由来です。


キンクロハジロのメス。
メスは全身の羽衣が褐色や暗褐色です。
キンクロハジロもホシハジロも日本では冬鳥、
薬師池には11月下旬ごろに少数が来ていました。

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築池のマガモ

2025-02-25 20:00:05 | 
12月13日の長池公園、
築池のマガモをカメラのホワイトバランスを白色蛍光灯に設定して、
水や背景に青や紫が強く出るように写して見ました。


築池をのぞいてみると
マガモが雌雄で仲良く泳いでいました。
今年は何回か写しているマガモです。


紅葉の季節も終わり、
ただ、マガモを写しても絵的に面白くないので、
カメラのホワイトバランスをオートから白色蛍光灯に変えて撮影してみました。


少し現実的ではありませんが、
池の水が薄紫色に映り、鴨にもうっすら青みがつき、
全体的に見栄えのする絵になりました。


しかし、ホワイトバランスを変えても緑色は大きな変化はなく、
マガモの特徴であるオスの頭部の光沢のある緑色はそのままに写っています。


岸辺近くで、
マガモのメスが水輪をつくっていました。


日が陰った場所でオスが羽を広げていました。
マガモは秋に冬鳥として日本全国に渡来します。
群れを形成して池や河川などで生活し、
越冬中の10月末-12月につがいを形成、春には雄雌が連れ立って繁殖地へ渡ります。


池横の溝に今年の初シロハラ。
ホワイトバランスが白色蛍光灯のままでした。
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エナガ

2025-02-24 20:00:26 | 
12月13日の長池公園、
池の縁を歩きながらエナガを写しました。
なぜかこの日はエナガの姿がよく見られました。


池岸のホオノキの横幹にエナガ、
幹の下側に逆さまにとまっていました。
体重が軽いせいでしょうか、こんなとまり方もするエナガです。


冬芽がついたホオノキの枝にエナガがとまりました。
ホオノキ(朴の木)はモクレン科モクレン属、
高さ20m以上、直径1mにもなる落葉高木です。
葉と花も大きく、日本自生の樹木の中では最大級です。


反対側の遊歩道でもエナガ、
3,4羽の小さな群れで移動していました。
素早く動くのでなかなかレンズに収まりませんでしたが
かろうじて、1羽だけ撮れました。


池縁の藪の中にもエナガが数羽で行ったり来たりしていました。
上3つに比較すると、少し上から目線で写したエナガです。


その池縁の藪の中、
枝葉の隙間に、1か所から動かないエナガを見つけました。
枝葉に囲まれた場所、外敵からの安全地帯になっているようです。
近づいて、枝葉の隙間から同じ場所で小さく動くのを数カット写してみました。


エナガ、体長は14cmほどでその半分が尾です。
この長い尾を柄の長い柄杓にたとえたことが名の由来です。
黒い小さな嘴、丸い体に長い尾、その可愛い姿から人気のある野鳥です。


日本では九州以北にほぼ一年中見られる留鳥または漂鳥、
雌雄同形同色の小鳥です。


せっかく近くで撮れたエナガ、
トリミングをして、大きな姿にしてみました。

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ジョウビタキとコゲラ

2025-02-23 20:00:57 | 
12月13日、
望遠ズームを抱えて公園道を散歩、
ジョウビタキのメスが愛嬌をふりまいていました。


田んぼの杭にとまり、
ジョウビタキ♀が愛い姿を見せていました。


開けた場所であちらを向いたり、
こちらを見たり、愛嬌をふりまいていました。


ガマズミの枝に移動し、
まだ残る紅い実を少しだけ啄みました。


そして、道の柵の上にとまりました。
人工物にも平気でとまるジョウビタキです。
ヒタキ科の鳥の一つ、
雌雄で体色が大きく異なるのが特徴の種です。
日本では基本的に冬鳥、11月ごろ、北の国から渡来してきます。


いったん見失いましたが、しばらくして、すぐ近くに再び現れました。
この個体、人馴れしているようです。
すぐ近くによって、アップが撮れました。


珍しく木の低所に、コゲラ(小啄木鳥)を見つけました。
そしてすぐ近くで撮れました。
鳥の写真では珍しく、トリミングなしでの掲載です。


トリミングしましたが、これも近くで撮れたコゲラ。
羽色が灰褐色と白のまだら模様と少し地味ですが、キツツキ科の鳥です。
日本に生息するキツツキとしては最も小型で
英名は「 Japanese Pygmy Woodpecker」です。
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紅葉とルリビタキ

2025-02-22 20:00:03 | 鳥と植物
12月11日、
ルリビタキを撮りに桜が丘公園に。


公園の少し開けた場所に
10人ほどの望遠レンズを抱えた人たちが集まっていました。
ここがルリビタキが現れるポイントのようです。


しばらくすると、青色のルリビタキ♂が出てきました。
カメラマンが一斉に動き、レンズを向けます。
毎日のように来ているという人によると11月中旬から見られ、
日に何回かここに現れるそうです。


かわいらしい姿が鳥撮りには人気のルリビタキ、
特にオスの成鳥は頭部から上面にかけての羽毛が青色、
青い鳥として人気があります。
しかし、ここでは三脚を設置して飛翔姿をねらっている人の前に出ることは礼儀違反、
もう少し近づきたいところですが、少し距離を置いての撮影になります。


そのルリビタキのオス、
背景に紅葉が映るところにとまってくれました。
この辺りにとまってくれと願っていた場所です。
紅葉がうまく入るように態勢を低くしてシャッターを切りました。


青いルリビタキと紅葉、
いまだけのシチュレーションです。
背景の紅葉がうまくぼけてくれました。


これも紅葉を背景にして。
ルリビタキはヒタキ科に分類される小鳥、
夏季は高山の林間で繁殖し、冬季に本州中部以南で越冬、
都市部の公園などにも現れます。


枯葉となり、赤黒くなった紅葉の中に、
後ろ姿、見返り風にとまりました。


この日は12月11日、
紅葉も終わりに近づいています。
紅葉を絡めてのカットを多く撮りました。
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カンムリカイツブリ

2025-02-21 20:00:08 | 
12月9日の午後、
多摩川の府中側(左岸)を歩いて見ました。


稲城側(右岸)の河川敷は工事中、
そこで左岸の是政橋下流へ足を運んでみました。


なにかいないかと川岸の遊歩道を歩いていると
カンムリカイツブリが川の真ん中をゆったりと泳いでいました。


カンムリカイツブリ、
日本でも少数が繁殖しているようですが、基本的に冬鳥として飛来してきます。
群性が強く、東京でもディズニーランド近くの葛西海浜公園には、
近年数千羽が飛来してきているとのことです。
ただ、多摩川中流のこのあたりで来るのは珍しいようです。


名のようにカイツブリの仲間、
ただカイツブリに比べ首が細長く、白いのが特徴です。
くちばしは桃色で頭上に黒色の冠羽があります。
この冠羽、夏羽では長くなり、よく目立ちます。
これがカンムリの名の由来です。


2羽いました。
離れて泳いでいた2羽ですか、
時々近づき、合図を送り、互いに意識しあっているようです。
雌雄でしょうか?
カンムリカイツブリは夏羽も冬羽も雌雄同色。


岸辺の石にはセキレイがいました。
キセキレイ。


セグロセキレイ。
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居間のコーヒーの実

2025-02-20 20:00:30 | 風景
12月8日は冬晴れ、
空と雲がきれいでした。


まずはコーヒーの木、
観葉植物として20年ほど前に我が家の居間に来ました。
昨年初めて花がつき感激しましたが、
今年は一つだけですが実がつき、紅くなっていました。


我が家の柚子の木、
今年もたくさんの実がつきました。
久しぶりに古い純正の標準ズームを持ち出してみました。
古い丸い玉ぼけができました。


ついでに我が家の庭でマンリョウ(万両)の実。
鳥が種を運んできて、キンモクセイの下でいつの間にか大きく育っています。
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木です。



この日は空の明るい写真日和。
14時を回ってしまいましたが、
古い標準ズームと望遠ズームをもって散歩に出かけることにしました。
まずは標準ズームで自宅近くの紅葉風景を。


公園のセンダンの木、
まだ葉は緑色ですが、いつの間にか実が黄色くなっていました。


F値を大きくできたことからでしょうか、
しばらく使用していなかったニコン純正の標準ズームですが、
空と雲の色がきれいに映りました。


上谷戸の小川にて、
多少役不足の感はありますが、
川に落ちた紅葉の筏とカルガモ。


水鏡の映りがきれいなので、
紅葉の筏とカルガモの絵をもう一枚。
レンズはシグマ望遠ズームで200mm付近、焦点距離の短いほうを使っています。
これも色がきれいに出ました。
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ノササゲの実、ツルウメモドキの実

2025-02-19 20:00:57 | 花,植物
12月7日の午後の散歩道にて。


ノササゲ(野大角豆)の紫色の鞘果と暗紫色の種実を見つけました。
ノササゲはマメ科ノササゲ属、
山地の林縁などに生育する蔓性多年草です。


花期は8~9月、淡黄色の花を総状につけます。
鞘果は熟すと紫色になり、さらに熟すと裂開し、
中から青~暗紫色の球状の種子が現れます。
草姿に似合わない美しい種子です。
花は時々見るのですが、
果実や種実を目にすることが少なくなりました。


ツルウメモドキ(蔓梅擬)、
たくさんついた果実の果皮が剥けて、
紅い仮種子が姿を現していました。


ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性木本。
果実は蒴果、秋に淡黄色に熟すと3つに裂開し、
鮮やかな橙赤色の仮種皮に被われた種子が現れます。


道端に植えられたロウヤガキ(老鴉柿)、
実が一つだけ残っていました。
中国原産のカキノキ属の植物,
ヘタの形からツクバネガキ(衝羽根柿)の名もあります。


道端に鳥が生えさせたマンリョウ(万両)、
実が赤くなっていました。


夕刻になって、雲から陽がのぞきました。


帰り道、
西空の低いところがオレンジ色に染まっていました。



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