行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

まっ赤赤なトンボ(ショウジョウトンボ)

2013-07-31 19:53:59 | 昆虫

上谷戸親水公園の川の縁を歩いていて,
体中,顔そして眼までが真っ赤なトンボに時折出会います。
ショウジョウ(猩々)トンボの雄です。


一般にアカトンボといわれるものはアカネ科に属しますが,
ショウジョウトンボはトンボ科,
最も赤いトンボなのですが,
アカトンボの仲間ではないことになります。


猩々とはいつも飲んだくれ,顔が紅い,
伝説上の動物です。
この猩々,ショウジョウバカマやショウジョウバエなど
動植物の名によく使われているようです。


ショウジョウトンボの雌,
雄と違って,赤くはありません。
黄褐色です。
そして雄より胴体が太いように思います。


翅の基部に着色が見られるのは雄と同じで,
この着色がショウジョウトンボの一つの特徴です。
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ハグロトンボ

2013-07-30 20:25:13 | 昆虫
小さな河川近くの草原,
ニホンカワトンボが消えて一月ほど,
7月の上旬になり,
ハグロトンボが発生していました。






このトンボも雄は胴体が美しい青系のメタリック色,
光の具合でしょうか,固体差でしょうか,
上から青,青緑,緑と微妙に色が異なっているものを
3つ選んでみました。






雌の胴体は黒色,
翅色も黒茶と雄に比べると薄く思えます。
このトンボ翅を閉じてとまりますが,
時折翅を開きます。
また,カワトンボの一つですが,
発生の初期は川にいることより,
近くの草原に生活し,
蜉蝣のようにふわふわと飛遊しています。
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ニホンカワトンボ

2013-07-29 19:56:06 | 昆虫
少し前,5月から6月に撮りためた
色合のとても美しい
ニホンカワトンボを載せます。


植物でいえば,カタクリに代表されるスプリングフェメラル,
蝶でいえば,ゼフィルスと呼ばれる樹上性シジミチョウ,
年一回,春から初夏のほんの短い間だけ現れ,
あっという間に消えていく美しい姿の生物たちです。
ニホンカワトンボもそんな生物の一つかも知れません。
黄金週間の明ける頃,美しい姿を見せてくれますが,
6月の中ごろには姿がほとんどなくなっています。
写真,緑紋が紅色ですのでオス,
グリーンメタリックの体色が美しいオスです。


グリーンメタリックの体色に無色の翅,
緑紋は白,これは雌です。
まだ若い個体のようですが,
珍しく,川から少し離れて,道路にとまっていました。


6月も中旬,上谷戸川に一匹だけ見つけたニホンカワトンボ,
金属光沢の黄銅色,無色の翅に緑紋は白,
成熟した雌です。
飛ぶこともせず,草の葉にじっとしていました。


塩を噴いたような水色の胴体に,濃橙色の翅,
クレソンにとまる雄の成熟個体です。
濃橙色の翅を持つものは全て雄とのことです。




ニホンカワトンボは若いうちは雌雄ともに
金属光沢を持つ青緑色の胴体をしていますが,
成熟するにつれて雄は塩を噴いたような水色になるそうです。
写真は2枚とも金属光沢と水色が半々,
透明翅の雄ですが,体型はけっこう違うように思います。


グリーンメタリックの胴体に薄い橙色の翅,
これは珍しい翅色です。
雌雄両方にこの翅色があるようですが,
翅の緑紋は白いように見えます。
若い雌と思われます。
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メダカ池にカワセミ

2013-07-28 14:27:21 | 

稲城中央公園の東屋で休んでいると,
横のメダカ池にカワセミがやってきて,
池の手すりにとまりました(7/4)。


胸のオレンジがだいぶ汚れています。
餌捕りに苦労をしているのでしょうか。




木陰に隠れて音を立てずに,
かなり至近距離までよれました。
レンズは500mmwですが,
ほとんどトリミングなしで大きく撮れました。


ちょうど嘴を大きく開けました。
オスの個体と思いますが,
嘴を開くと下嘴をオレンジ色になり,
この写真だけではメスのように見えます。
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アオゲラ

2013-07-27 13:19:45 | 
上谷戸地区の道端の杉の木に
偶然にアオゲラを見つけました(6/22)。
夏は鳥の数,鳥撮りのチャンスが少なく,
久しぶりに撮れた鳥です。


激しく鳴き声をあげて木にとまったアオゲラ,
あわててレンズを向けてみましたが,
空はあいにくの梅雨空,
その空を背景にしたのではシルエット写真になってしまいます。
シルエットは明らかに啄木鳥です。




木の緑を背景にしてみましたがまだ不十分,
まだ露出不足のようです。




背景に緑をしっかりと入れ,
露出を2段階ほどプラスにしてみました。


頭部の赤色がとても目立ち,印象的です。
額から後頭部までと長く赤色があり,
その面積も大きいのは雄の個体です。
アオゲラの名の所以は羽色が緑色に見えるからのようです。
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ニホントカゲとニホンカナヘビ

2013-07-25 21:56:15 | Weblog



上空にチョウゲンボウの飛ぶ上谷戸親水公園の水辺の石に
ニジイロトカゲとも呼ばれる
尻尾が鮮やかな蛍光色の青色の
ニホントカゲの幼体を見つけました。


ここのチョウゲンボウ,
トカゲを主たる餌にしているようです。
そのせいか,警戒心が強く,
すぐに草場に逃げ込んでしまいます。


ニホントカゲによく似ていて,
同じような場所にいるものにニホンカナヘビがいます。
カナヘビは家の庭などの草の中にもよく見るのですが,
ニホントカゲは見たことはありません。
住宅の石塀を上るニホントカゲ,
やや珍しいかもしれません。


ニホンカナヘビもトカゲの仲間ですが,
カナヘビはカナヘビ科,トカゲ科のニホントカゲとは種が違います。
ニホントカゲが全体に金属光沢があり,
つやつやしているのに対し,
カナヘビはかさかさ感があるので容易に見分けがつきます。


家の庭に現れたカナヘビ,
こうしてアップにしてみると体にはきれいな模様があります。
顔も眼がくりっとしていて愛嬌があります。

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キブシの実,エゴの実

2013-07-24 21:23:49 | 花,植物

青ブドウのような木の実を見つけました(7/4),
なんの実かと思いましたが,
よく考えてみるとこの木には
春に黄色のキブシの花が咲いていました。


江戸時代,熟したこの実からタンニンをとり,
五倍子(ふし)といわれる染料の代用とされていました。
木五倍子(キブシ)の名はそこからつけられています。
キブシの花がそのまま実となったような木の実です。


5月の中頃,白い花をたくさん咲かせていたエゴ,
早くもたくさんの実が花そのままのように,
垂れ下がってついていました。
この実が少しえぐいのでエゴの名がつけらています。
このエゴの実も青ブドウのようです。


多摩川の土手に
ハンノキのような細長い雄花を咲かせていたクルミにも
青い実が鈴なり,ブドウのようになっていました。


木に絡まっていた葡萄のような葉の蔓の草,
青い実が出来はじめていました。
ノブドウの仲間エビヅルです。
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6月の雑草花2

2013-07-23 19:58:05 | 花,植物

(ムラサキツメクサ)
アカツメグサ,アカクローバーとも呼ばれる
ムラサキツメクサ(紫詰草)です。
ヨーロッパ原産のマメ科の草,
牧草として,日本に持ち込まれています。
背丈も高く,繁殖力も強く,
春から秋の長い間,野のいろいろな場所に花をつけています。
じっくり見ると美しい花です。


(コメツブツメクサ)とも
河原に咲いていた黄色のツメクサ,キイロツメクサではなく,
コメツブツメクサ(米粒詰草)の名がつけられています。
シロツメクサより花がさらに小さいのでこの名です。
やはりマメ科の草,これも牧草として,
日本に持ち込まれたようです。


(ネジリソウ)
野の草ですが,ラン科の植物です。
6月,芝地などによく生え出て,
紅色の小さな花を螺旋状に咲かせます。


(ムラサキカタバミ)
春から秋の長い間,
野の片隅に数多く見られる赤紫色の小さな花です。


江戸時代に観賞用に持ち込まれたカタバミ科の帰化植物であり,
丈が小さく,花そして葉とも適当に美しく,
庭隅にあっても雑草として無理やり抜き取る必要はなさそうです。


(ノアザミ)
これも赤紫色,アザミの花です。
春から夏に咲くアザミはノアザミです。
ちょうどモンシロチョウがとまっていました。
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6月の雑草花1

2013-07-22 19:44:16 | 花,植物
7月になり,暑さが厳しくなると
さすがの雑草花も数が少なくなります。
そんな雑草の花,梅雨の時期にはいろいろ咲いていました。


(ヒナキキョウソウ)
砂利も含む空地,
草もまばらにしか生えない荒地に咲いていた紫の小さな花,
キキョウソウと思いましたが,
同じキキョウ科の帰化植物ヒナキキョウソウのようです。
茎頂に花が咲くこと,葉の形がキキョウソウとは違います。


(ミヤコグサ)
きれいな鮮黄色の烏帽子の形に似た花,
葉も美しい緑色,
黄と緑のコンストラストに惹かれるものがあり,
思わずレンズを向けてしまいます。


マメ科の多年草,
日本全国の道端,野原などに見られる野草,
昔,京都によく見られたので都草の名がつけられたそうです。
花が烏帽子の形に似ているところから烏帽子草の名があります。


(ハタザオキキョウ)
道端に花をつけていた1mほどの草,
下からきちんと並んで花をつけています。
花色は紫,キキョウに似ています。
これもキキョウソウと同じくキキョウ科の植物です。


(ドクダミ)
薄暗闇の日陰地に真っ白な花を咲かせるドクダミ,
真っ白な4枚の花弁のように見えるのは総苞片と呼ばれる組織,
実は花ではありません。
花は中心部に立つ穂にたくさん見える黄色のもの,
花弁は退化して存在しないそうです。
繁殖力が強く,梅雨の時期,
いたるところに独特の臭いを発しながら,咲いているドクダミですが,
この臭いの成分に抗菌力があり,
十薬と呼ばれる生薬で,古くから民間薬として使われています。


(チガヤ)
群生し,白銀といえる穂を風になびかせているチガヤ,
青野の一面を白く染めています。
イネ科の多年草,ツバナの別名もあります。
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水辺の花

2013-07-21 20:21:39 | 花,植物
上谷戸親水公園の水辺に見つけた紅白の花,
ミソハギとセリの花です(7/15)。




ミソハギは禊萩,
この花穂に水を含ませて禊に使われたところからの名,
水辺に生えるので溝萩(ミゾハギ)の名もあり,
またちょうど花の少ないお盆の頃に花をつけるところから,
よくお盆に仏前に供えられたので,
盆花の名もあります。


里山そして農村がよく似合うミソハギの花です。
水車を背景にして見ました。


水辺に咲いていた白い花,
春の七草の一つ,香味野菜としても使われる
芹(セリ)の花です。


この水辺,
2ヶ月ほど前は同じ香味野菜の
クレソンの花が川一面に咲いていました。
クレソンほど多くはありませんが,
セリも生えていたようです。
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