行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

小千鳥(コチドリ)

2010-03-31 22:31:40 | Weblog
住宅が建ち始めた野原の一画に小鳥が一羽,
ぽつねんとしていました。
大きさはスズメ大,頭部が黒と白,
なんだハクセキレイかと思いましたが,
いや,毛色が茶色,ハクセキレイとは違います。

どんな小鳥なのか,ネットで検索して見ました。
小千鳥(コチドリ)と合致しました。
コチドリはその名のとおり,チドリ目チドリ科の鳥,
冬季はユーラシア大陸南部のインドなどで過ごし,
日本には夏鳥として渡来し,繁殖するとあります。
水辺にいるはずの千鳥,しかも夏鳥が
多摩川が近いとはいえ,2kmも離れている稲城の野原に3月にいる?
生息場所と,いる時期が一致しません。
しかし,間違いなくその姿はネットに掲載のコチドリと全く同じです。
茶の毛色と金色のアイリングが大きな特徴です。
ところで,このアイリング,少し滑稽でもありますが,
とてもおしゃれに見え,チャーミングに思えます。

早い個体では3月の中下旬に,日本に渡来するとありますので,
海を渡って来たばかりのものかもしれません。
旅の疲れを休めていたのか,
あるいは,これからの繁殖のための場所を選定していたのかもしれません。
写真は3/27,買ったばかりの望遠ズーム300mmのテレ端での撮影,
1/3程度をトリミングしています。

夏鳥の早々渡る朧かな
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山笑う

2010-03-30 21:48:47 | Weblog




俳句で春の季語に「山笑う」というのがあります。
中国の「臥遊録」にある「春山は淡治にして笑うが如く,
夏山蒼翠にして滴(したた)るが如く,
秋山明浄にして粧(よそお)うが如く、
冬山惨淡にして眠るが如し」という文章が基になっているそうです。
春山の花咲き,芽吹きにかすみ,生気にあふれだす様をこう表現するようです。
ちなみに夏は山滴る。秋は山粧う。
冬は山眠るという季語があります。
日本語らしく奥行きのあるすばらしい表現に思えます。

写真(3/26),読売ランド付近の山です。
ぼんやり霞んだ山の木々の様子はまさしく春を思わせます。
山の笑い顔を望遠レンズで切り取ってみました。

たちまちに多摩の地の山笑いけり
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雀の学校

2010-03-29 21:43:13 | Weblog
あと2,3日で4月だというのに,
今日の東京は冷たい北風が吹き,とても寒い日になりました。
写真は3月の初旬,今日よりはよほど暖かく,しかしまだ冬といえる日のものです。

裸のサルスベリの樹に雀の大群がとまっていました。
写真には25匹ほどしか写っていませんが,
全体で40匹ほど,学級一クラスほどの雀がいました。
よく見ますと,どの雀もみんな違う仕草,表情をしています。
これは学校でいえば,小学校の一年生の子供たちのようです。
チィチィパッパチィパッパと会話でもしているのでしょうか。

雀は冬の季節,若鳥は群をなして行動します。
そこで様々な体験,社会勉強をするのだと思います。
これが雀の学校なのかもしれません。

群れ雀木花のごとき夕の暮れ
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満開の陽光桜

2010-03-28 20:07:45 | Weblog



今日28日,東京は3月下旬にしてはとても寒い,曇天の1日でした。
それでも,町田市から稲城市まで続く都道尾根幹線道路の
陽光桜が満開になっていました。
毎年,染井吉野より一週間ほど早く満開となる陽光桜,
色濃いピンク色の花が枝いっぱいに咲きます。
いつもは歩いている人はあまりいない道ですが,
今日はこの道を散歩している人も多く,
携帯電話のカメラで写真を撮っている人が何人もいました。

 満開の桜写メかな女学生

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朱色の草木瓜の花,木瓜の花

2010-03-27 22:40:23 | Weblog




削り取られた山肌の土に,
朱色の直径3cmほどの花がいくつか咲いていました。
草木瓜(クサボケ)の花です。
草木瓜と草の名がありますがバラ科の落葉低木,
写真上は木の存在がほとんどわからないほど,
地面からすぐに花がありますが,
本来は高さ30~100cmの低木の花のようです。
別名,シドミ,ノボケとも呼ばれ,
関東地方以西の日当たりのよい丘や山地に自生する,
日本原産の日本固有の植物なのだそうです。

写真下はほぼ同じ色のただの木瓜の花,よく似ています。

草木瓜の大和根性地に花を
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里山の春

2010-03-26 23:49:29 | Weblog
里山の春

 紅白の桃


「恵の里山」と呼ばれている地域,
麗かな春日和の中,紅白の梅を横に,
農夫が一人農作業に勤しんでいます(3/20写真上)。
畑,野は青さを増し,落葉樹の木々も芽吹きを見せています。
道端には,梅でも桜でもないようです,
多分,桃の花でしょう,紅白の花が並んで咲いています(写真下)。

山里や一人畑打つ老農夫
桃咲いて肥の香ほのか里の春
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黄水仙

2010-03-25 23:09:45 | Weblog
昭和が平成に代わった頃,
多摩ニュウタウン向陽台地区が街開きとなりました。
その街開きと同時に駅から道路が作られ,
その両端に水仙の球根が植えられました。
それから20年余,毎年3月の中旬になると,
その水仙が道路に沿って咲き並びます。
そして,朝夕の通勤時の目を楽しませてくれます。

道路工事などで掘り起こされたところ,
日当たりの悪いところは花が消え,
当時から比べると花の範囲はだいぶ狭くなりましたが,
条件のよい場所は株の密度が高くなり,
今年もたくさんの黄水仙が咲いています(3/20)。

春の日を返して眩し黄水仙

じっくり見ますと,水仙にもたくさんの種類があります。
写真中,下は身近に咲いていた黄水仙,
どれも黄色の水仙ですが,それぞれ花びらの形,大きさなどが違います。







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白木蓮(ハクモクレン)と辛夷(コブシ)

2010-03-24 23:25:54 | Weblog
 ハクモクレン

 コブシ

枝全体がピンク色に染まり,
いまにも咲きそうに思えた桜が今は雨に打たれています。
明日も雨の予報です。
少し開花が遅れ,新人を迎える4月の最初に満開となりかえってよいかもしれません。

先週のお彼岸,暖かな好天となり,
どの白木蓮も花を満開に咲かせていました。
写真上,大きな樹にそれこそ樹いっぱいに花をつけ,
輝くように咲いていた白木蓮です(3/19)。
毎年,桜(染井吉野)より10日ほど早く,
枝いっぱいに清楚な白い花を付ける白木蓮です。
この花が咲くとコートを脱いで外出しようかなと思うようになります。

ほぼ同じ時期に咲く花に辛夷があります。
白木蓮も辛夷もモクレン科モクレン属,
花色も白でよく似たように思えますが,
白木蓮のほうが,花が大きく上向きに咲き,花弁が肉厚です。
辛夷は花びらが開き,いろいろな向きに咲きます。
写真を撮って見るようになるまで,両者の違いがよく分かりませんでしたが,
両者を比べて見るとかなり違うのことに気づきます。
写真中が白木蓮,下が辛夷です。
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萌黄色に変化ピンクネコヤナギ

2010-03-23 19:37:31 | Weblog
 (2月21日ピンクネコヤナギ)


1月前,芽の殻を破り,美しい紅い花穂を見せていたピンクネコヤナギ,
雄蘂がたち,その花粉の色なのでしょう,
すっかり黄色,萌黄色に変わっていました。
この萌黄色の花穂がまた美しい(写真上3/14)。
ピンクネコヤナギにはまりそうです。

写真下は2月21日に写した紅い花穂の姿,
3週間でまったく花穂の色が違います。
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長く咲いている河津桜

2010-03-22 23:25:31 | Weblog
3月14日の河津桜

 2月14日の河津桜

この連休,暖かい日が続き,
近くの並木道の陽光桜が咲き始めていました。
染井吉野も開花宣言がそろそろ出そうです。

2月14日,近くの公園の河津桜がすでに2~3分咲きでした(写真下)。
ちょうど1月後,先週の日曜日の3月14日,その樹の前を通りますと,
河津桜,花はほぼ終りかけで,若葉も出始めていますが,
まだ花をつけ,十分にきれいに咲いています(写真上)。
若葉の黄緑に花のピンクが映え,それも美しく思えます。
桜の花が一月もの間咲き続くとは以外でした。
これより遅く開花したと記憶している近くの寒緋桜は
ほぼ完全に花が散っていました。
河津桜は長持ちする桜なのかもしれません。

つぎつぎに日本の春は桜かな
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