行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

カニサボテン

2008-12-31 18:05:36 | Weblog
カニサボテン



普段,手を抜いているので,大掃除がたいへんである.
やり出すと切りがない.
また,腰も痛く,屈んでの作業がきつい.
体力もなくなっており,力仕事も時間がかかる.
結局,障子貼りが残ってしまった.
子供達が帰ってきているので,手伝ってもらって,
夕食後にすることにしよう.

写真はカニサボテンの花.
サボテンの葉(茎)の形がカニの足に似ているので
カニサボテンといわれるようである.
鉢植えでもらったが,年も押し迫り花をたくさん付けている.

 愚かかな紅白聴きて障子貼る
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2008-12-30 21:12:49 | Weblog
樹(冬) 

 

12月の近所の自然公園の木々達である.
ブナ,シイ,ナラなどの樹であろうか,冬になると幹が美しく感じられる.
樹は幹を見るものと植木職人にいわれたことがあるが,
そうかもしれないと思う.

今年も残すところあと1日となってしまった.
年が押し迫ったここにきて,やっと寒いと感じる.
夜も更けた頃,外を歩いてみると,家々の灯り,
イルミネーションがことさらきれいに鮮やかに見える.
寒いと空気が澄むのであろう.
「冴える」は冬の季語になるようである.

 信号の赤美しき寒の夜
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ヒメジョオン

2008-12-28 22:37:09 | Weblog
姫紫苑(ヒメジオン)

枯れ色に変わった住宅地の空地にヒメジオンが咲いていた.
葉もきれいな緑色を保っている.
その周りには,すっかり種だけの姿になったアメリカセンダングサが,
冬の訪れを知らせていた.

ヒメジオンはアメリカ原産のキク科の気化植物であり,
漢字は姫紫苑と書き,ヒメジョオンと発音するのが正しいようである.
ハルジオンに似ているが,ハルジオンが春に花を咲かせるのに対し,
5月~10月に花を咲かせるとある.夏の季語である.

今年も,残すところあと3日になってしまった.
振り返ってみると,年の当初,春,夏,秋といろいろなことがあった.
しかし,いま思うとそれも過去のことで,
たいしたことでなかったような気がする.

 平々に今年もなりし年の末
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白鶺鴒(ハクセキレイ)

2008-12-27 16:02:26 | Weblog
白鶺鴒(ハクセキレイ)

雀程度の白い小鳥が脚を交互に動かし,
スタスタと早足で眼の前を歩いている.
止ったと思ったら,少し飛びたち,そして地に降り,また走るように歩く.
やもしているうちに,造成地の杭に留まった(12月20日撮影).

ハクセキレイ,よく見る鳥である.
昔は北海道など,東北より北でしか見られなかったようであるが,
20世紀中頃より,関東地方でも認められるようになり,
最近では,東日本では普通によく見られる鳥の一つである.
小鳥なのに,早足でスタスタ歩くのが少しユーモラスで特徴的である.
比較的人を恐れず,近づいてもあまり逃げない.
パンくずなども食べるようであり,
鳩のように駅の構内にいるのをなんどか目撃したこともある.
しかし,基本的には水辺付近にいるのが普通のようである. 

 忙しなき小鳥も走る年の末
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花八ツ手

2008-12-26 23:02:23 | Weblog


八ツ手はウコギ科の常緑低木で,
天狗の葉団扇(テングノハウチワ)の別名がある.
別名のとおり,天狗が団扇に使いそうな大きく避けた大きな葉が特徴である.
八つ手という名ではあるが,葉は7つまたは9つ,奇数に裂け,
8つには裂けることはない.
初冬に白い球状に集まった花をつける.
地味な花であるが,花のない時期に咲くこともあり,
また,日陰でも育つようであり,路地裏,庭の隅などでよく目にする.

裏町や路地を進めば花八ツ手 
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水仙咲く

2008-12-24 21:53:56 | Weblog
水仙



庭の水仙が早くも花を咲かせている.
冬一番に咲く房咲水仙と呼ばれる日本水仙のようである.
西洋水仙は春3月~4月に咲くが,日本水仙は12月頃から咲き出す.
その中でもこの房咲水仙が早く,よく見られる.
日本水仙といわれるが,原産地は地中海沿岸,
室町時代に中国を経由して渡来している.
手間いらずで,強健,寒さにも強い.
なにもしなくても毎年咲いてくれる.
ずっと昔からこのように咲き続けているのであろう.
写真上は我が家の今年の一番花.
例年より少し早い(12月20日撮影).

 水仙の遠き昔と変わりなき
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一面の枯れすすき

2008-12-23 20:42:21 | Weblog
すすきの原

 枯れすすき

散歩中,交通量も激しい舗装道路の奥手に長い石段を見つけた.
比較的新しく作られたコンクリート製である.
両脇には手すりもきちんと整備されている.
しかし,行く手の高台は荒れ野があるだけで,なにもなさそうである.
ほとんど登る人はいないと思え,
石段はすすき,背高泡立ち草などの草で半分覆われている.
好奇心で石段を登ってみる.100段ほどある.
登り切り,そして少しの雑木林を抜けると
そこは平地になっており,大きな面積ではないが芝生畑,
果樹畑が開墾されている.
その奥は一面の枯れ野,ススキの原が広がっていた.
開発されたと思っていた近所にまだこんな場所が残っているとは少し驚きである.

 道果てて ただ一面の 枯れすすき
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冬紫陽花

2008-12-22 21:41:20 | Weblog
ドライ紫陽花

 紫陽花冬花

12月も中旬,アジサイの小さな白い花を見つけた(写真下).
紫陽花の花としては少し惨めな姿である.
葉も枯れ始めている.
多分,間違えて咲いてしまったのであろう.

写真上は夏に咲き,散らずにそのまま枯れ,
ドライフラワーのような状態で残っている紫陽花,
たまたま12月の同日に撮った紫陽花の二つの姿である.
そんな紫陽花をみて,

 散るべきか散らずに居るか年の暮れ
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クリスマスに薔薇

2008-12-21 21:03:14 | Weblog
紅い薔薇

夏の間はきれいな花をつけなかった我が家の薔薇が
今頃になって咲く気配である.
ちょうどクリスマスに剪って飾れそうである.

よく眠った朝の寝覚めは気持ち良い.また冬の朝日が心地よい.
今朝は久しぶりにそんな朝であった.

ゆらゆらと冬日まばゆく朝の夢
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野襤褸菊(ノボロギク)

2008-12-20 23:01:11 | Weblog
ノボロギク

 ダンドポロギク

12月に咲いていた野襤褸(ノボロギク)菊,道路端に4,5本かたまっていた.
綿毛もあり,その綿毛の先に花の黄色が残っている.
どのように綿毛のできたかが想像される.

ノボロギクはヨーロッパ原産の,キク科キオン属の雑草であり,
花は5~8月ごろに多くみられる.しかし,秋から冬にも咲くようである.
種保存のため,一年中種(綿毛)ができるようになったのかもしれない.
荒れ地,道端などでよく見ることができる.
花は開かず,蕾のような花である.
これは11月に掲載したダンドボロギクとかなり似ている(写真下).
しかし,葉は濃い緑の鋸状葉であり,ダンドボロギクのそれとは大きく違う.

ボロギク(別名サワギク)という草がある.
これはきちんと開いた黄色の花をつけるが,
花が終わると綿毛が広がり,綿の襤褸布を広げたように見えるところから
ボロギクと名付けられた.
ノボロギク,ダンドボロギク,ベニバナボロギクなども同じで,
綿がはみ出した襤褸布のように見える綿毛をつけるところから,
ボロギクの名が下につけられたようである.

椋鳥だと思われる鳥が,
どこからこんなにと思うほどの数,木に群をなして騒いでいた.
騒音,糞害などが問題となり,テレビなどでも報道された椋鳥の集団化である.
どうも秋から冬に身を守るために集団化するようである.
これも,種の保存のための適用なのかもしれない.

 椋鳥の群れりし木々に日の落つる
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