6月1日、日曜日、旅行も7日目となり、
実質的には最終日、午前中にローテンブルク観光と移動、
午後からハイデルベルク観光、
夜にはフランクフルト空港より帰路につくということになります。
ローテンブルクは南北に走るロマンティック街道と
東西に走る古城街道が交差する街、
主に12世紀に造られたという市壁に取り囲まれた旧市街は
完璧に中世の面影を残しており、
ドイツ観光、屈指の人気都市です。
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市壁内の旧市街中心はマルクト広場、
そこに1200年~1400年にゴシック様式で建造された市庁舎があります。
(前方部はルネッサンス様式で16世紀に再建)
写真では上方部が切れてしまいましたが
舎の後方の塔は高さが60mもあり、展望台になっています。
街が一望できるそうですが、階段が狭く上り下りがたいへんなようです。
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同じくマルクト広場にある市議会宴会館、
ここの壁に日時計とからくり時計が見られます。
時間が来ると時計の左右の窓が開き、
市長の人形がワインを一気に飲み干す動作をします。
30年戦争のとき、当時の市長が大ジョッキのワインを一気に飲み干すことにより、
ローテンブルクの街の窮地を救ったという出来事を再現しています。
添乗員さんによると、市庁舎も宴会館も
つい先日まで修復工事中で見られなかったそうです。
我々はとてもラッキーなようです。
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ローデンブルクで最も美しいスポットとされる
プレーライン(ラテン語で小さな場所)です。
ジーバーの塔とその手前の木組みの家がポイントです。
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ジーバーの塔からマルクト広場に向かう道の両脇には
小さな素敵なショウウインドがずらりと並んでいました。
女性陣はウインドショピングで歩調がゆるみ、
なかなか前に進んでくれません。
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聖ヤコブ教会からガルゲン門に続く道、
途中、中心に見えるWeiber Turm(白い塔)があります。
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聖ヤコブ教会の前では教会のオーケストラでしょうか、
正装で練習をしていました。
この日は日曜日、これから催しがあると思われます。
指揮者はいかにもドイツ人という顔立ちです。
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教会の内部、
ドイツの有名な彫刻家や画家による芸術作品、
そして5500本のパイプを持つパイプオルガンなどが飾られています。
14世紀初めから15世紀末まで、
200年近くを要して造られた建物であり、
ゴシック様式のとても大きな立派なローテンブルクのメイン教会になります。
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街の防衛のため、
市壁といわれる石壁で囲まれたローテンブルクの旧市街、
外への出入りは石壁に造られた門からすることになります。
散策マップで数えてみると門といわれるものは全部で6つあります。
写真はそのうちの一つ、北側にあるクリンゲン門、
どの門にも、見張りのためと思われる高い塔が付属してあるようです。
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市壁には細い通路が造られ、
そこを歩いて周ることができます。
また壁にはいろいろな形をした穴が開けられていました。
多分、日本の城などに見られる鉄砲狭間と同じ目的と思われます。
その穴から壁の外を覗いて見ました。
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マルクス塔、レーダーアーチから覗いたローテンブルクの旧市街です。
このレーダーアーチ、
市壁に造られた門のように見えますがそうではありません。
東側の門、レーダー門からマルクト広場に向かう道の途中に
マルクス塔とレーダーアーチがありますが、
ローテンブルクの旧市街にはマルクス塔の他、
シュピタール門に続くジーバー塔、
ガルゲン門に続く白い塔、計3つの塔が存在しています。
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上とは逆側から写したマルクス塔とレーダーアーチ。
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ローデンブルクは見どころが多く、
盛りだくさんになってしまいましたが
最後に余計な一枚です。
上の写真にも小さく写っていますが
マルクス塔の右手の屋根の上に不思議なものを見つけ、
望遠で大写しにしてみました。
鳥の巣のようですが底の部分は人工物のように見えます。