行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

5月のセセリチョウ4種

2016-05-31 20:00:34 | 昆虫
イチモンジ、チャバネ、オオチャバネそしてミヤマチャバネ、
夏から秋にかけてよく見るセセリチョウ科の4種ですが、
5月にも発生していました。


イチモンジセセリ、
5月に咲くイボタノキに吸蜜に来ていました。


春の代表的な野花、
ハルジオンにもイチモンジセセリ、
後翅に白斑が一文字に並びます。
夏の終わりに急激に個体数を増やし、
いろいろな場所に出現します。


チャバネセセリ、
姿形がイチモンジセセリに似ますが
後翅に白斑が小さく目立ちません。


ミヤマチャバネセセリ、
後翅の白斑が豪華で、
中央にも一つ大きいものが見られます。


オオチャバネセセリ、
イチモンジセセリなどに似ますが
後翅の白斑列がはっきりとしており、
直線上ではなく、凸凹に並びます。


ノアザミの花に吸蜜していたオオチヤバネセセリ、
図鑑では出現期は6月~10月、
まだ発生して間もない個体です。
(写真はいずれも5月27日、静岡県菊川)


これもオオチャバネセセリ、
翅を広げいました。

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コミスジとミスジチョウ

2016-05-30 20:00:28 | 昆虫
コミスジとミスジチョウ、
いずれも濃茶色の地によく似た3本の白帯模様を持つ、
タテハチョウ科の蝶です。
しかし、よく見るとその白帯模様に違いがあり、
大きさにもかなりの違いがあります。


コミスジ、
まだ目新しいイボタの花に吸蜜に来ていました。


まだ傷みのない若々しい個体に
青空と新緑の中の白い花、
5月の爽やかさを感じます。


林縁などで滑空を交え、
緩やかに飛んでいる姿がよく見られるコミスジです。
名前のとおり小型、体長は22~30mm。


ミスジチョウ、
コミスジに比べると希少価値のある蝶です。
よく似ていますが、
見くらべると特に一番目の帯に
コミスジと違いがあるのがわかります。


上とは異なる個体ですが同じミスジチョウ、
こちらの方が大きく感じました。
ミスジチョウ、図鑑によると体長は30-38mmと記されています。


ミスジチョウ、
翅を広げてとまるのが好きなようで、
なかなか翅を閉じてくれません。

3本の白帯を持つミスジチョウにはこの2種以外に
ホシミスジとオオミスジがありますが、
まだ未見、そのうちどこかで見られるとよいのですが。

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イチモンジチョウ

2016-05-29 20:00:38 | 動物
5月中下旬に見つけた蝶、
今日は、黒褐色の地に鮮やかな一文字の白帯を持つ、
その名もイチモンジチョウです。


タテハチョウ科イチモンジチョウ。
なぜか、ヒノキの葉にとまりました。


図鑑によるとイチモンジチョウの見られる時期は5~10月、
発生して間もないと思われます。
翅に傷みもなく、
白帯、白の縁取りも鮮やかです。


イボタノキにもイチモンジチョウ、
これもきれいな個体です。


上とは別の個体、
これもイボタの花に吸蜜をしていました。
黒褐色と白、
翅表の色合いは同時にいたダイミョウセセリにも似ていますが
こちらはタテハチョウ科、大きさが違います。


イチモンジチョウ、
翅裏は赤褐色に白帯、
灰青色も混じりけっこう美しいのです。


ウツギの花にもイチモンジチョウが
翅裏を見せていました。
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ダイミヨウセセリ

2016-05-28 20:00:52 | 昆虫
5月中旬の自宅近くの散歩で写した蝶、
今日はダイミョウセセリ、
草原や山道を歩くと、この蝶もよく見られます。


ダイミョウセセリ、
黒褐色の地に白い斑列がよく目立ちます。
大そうな名がつけられていますが
この黒地に白紋列を大名の羽織袴の紋所に見立てたとの一説があります。


上とは別の個体ですが
いずれも翅を広げ、イボタの花に吸蜜していました。
ダイミョウセセリには地理的変異があり、
関西型は後翅にも白紋列が見られますが
関東型は上の個体のように薄く不明瞭、
あるいは消えてなくなっています。


ハルジオンにとまるこの個体、
後肢の白紋列がほとんどわかりません。


この蝶、
セセリチョウの異端児、
翅を閉じてとまることがほとんどなく、
翅裏を見ることができません。
下からその翅裏を覗いて見ました。


ナワシロイチゴの花に吸蜜するダイミョウセセリ、
後肢の白紋列、一見ないように見えますが、
よく見ると薄らと残っています。


このダイミョウセセリ、褐色の翅色です。
個体差ではなく、
光の当たり方によるものと思われます。



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コチャバネセセリ

2016-05-27 20:00:32 | 花と虫
蝶にしては地味で不格好なセセリチョウ、
夏になるとイチモンジセセリなどがたくさん発生しますが
今頃に見るセセリチョウの多くはこのコチャバネセセリのようです。


林縁の草原に生えたハルジオンの花を探して見ると
いましたコチャバネセセリが数匹。


黄褐色の翅裏、
水玉模様をまとい、シックでおしゃれな装いです。


普通種の蝶ですが、
日本固有の種とのことです。


翅を開いたコチャバネセセリ、
イチモンジセセリなどに比べて、
翅表にはあまり白斑が見られません。


イボタの花に吸蜜するコチャバネセセリ。


蜂や虻などの小さな昆虫に混じり、
ウツギの花にもコチヤバネセセリがいました。
地上で吸水したり、
動物の糞にやってくることも多いのですが
やはり花の蜜が好きなようです。
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アオスジアゲハ

2016-05-26 20:00:21 | 花と虫
黒地の翅にパステルカラーの水色、
飛翔姿の美しいアオスジアゲハ、
都市部周辺でも増えている蝶の一つ、
今年は5月からその姿をよく目にしました。


春野に群生するハルジオン、
春の蝶たちの重要な蜜源です。


木の上を飛ぶイメージの強いアオスジアゲハですが
ハルジオンの花にもよく見ます。


風の強い日、花になかなかとまれません。


イボタノキにも
数羽が変わる換わる来ていました。


センダンの花にもアオスジアゲハ。


花から花へいそがしく移動し、
なかなかゆっくり撮らせてくれません。


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ジャコウアゲハ

2016-05-25 20:00:45 | 昆虫
5月になり、
散歩での被写体、
鳥に換わって、蝶が多くなりました。
まずはジャコウアゲハです。


数本が並んで花をつけ始めたイボタノキに
黒いアゲハがきていまいました。


ジャコウアゲハの雄、
オナガアゲハやクロアゲハに似ていますが
腹部側面に紅色が確認できればジャコウアゲハ、
翅に傷もなく、紅色斑もきれいな個体です。


この雄の腹部に独特の香気があるので
麝香(じゃこう)の名です。


翅を広げて木の葉にとまった黒いアゲハチョウ、
これもジャコウアゲハの雄です。
上の個体に比べると
翅色が褪せて、擦れています。


ジャコウアゲハの雌、
雄と色が違いますが、
翅の筋模様は同じです。


とまった草はウマノスズクサ、
どこにでもある草ではありませんが、
雌はこの草を探し、この草だけに産卵します。
幼虫がこの草を食べ続け、
草が持つアルカロイドを体内にたくわえます。
その結果、毒であるこのアルカロイドを持つことにより、
成虫になっても鳥などの外敵に食べられるのを防いでいるそうです。

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薔薇をたくさん写しました。

2016-05-24 20:00:26 | 花,植物
写真教室の現地勉強会
5月は神代植物公園で薔薇の花でした(5/18)。
この日はピーカンの晴天日、
薔薇園は色とりどりの薔薇を楽しむ人、人であふれていました。


薄紅に少し黄色味のある花の渦巻きを、
背中で陰をつくり、
マクロレンズで撮影。


黄色の花、
できるだけ傷や虫喰いのない部分を探して、
望遠で切り取り。


背景を緑に抜いて、濃い紅色の花を、
教えられた通り、
濃い花色は露出はアンダーに調整しています。


同じ紅い花、
対称構図をねらって見ましたが。


濃い紅色の縁取り、形も印象的な花でした。


濃いオレンジ色の花。


薔薇の花びらもいろいろあります。


白い花も撮ったのですが
最後も薄紅色、
周囲に子分?を従えた大輪の花でした。




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等々力渓谷にて

2016-05-23 20:00:29 | 風景
5月16日、
新緑の等々力(とどろき)渓谷に行って見ました。
ここは東京の世田谷区、
東京23区内に存在する唯一の渓谷です。


東急大井町線等々力駅から歩いて5分ほどで
等々力渓谷入口につきます。


入口を下ると、
そこは東京23区内とは思えない
緑に囲まれた空間が広がっています。


その小さな渓谷に架かる紅い橋。


苔の生えた地層から湧水が滝のように流れ落ち、
近くにはトキワツユクサの白い花がたくさん咲いていました。


等々力不動尊の下、
渓谷の横に洒落た茶店がありました。


紅い毛氈と店から漏れる灯りがきれいでした。


等々力不動尊、
渓谷に隣接してあります。

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エゴ、ヤマボウシの花

2016-05-22 20:00:50 | 花,植物
5月中旬、
樹いっぱいに花をつけた
エゴノキ、ヤマボウシが目をひきます。


エゴノキ科エゴノキ属エゴノキ。
山道に枝を張り、
木いっぱいの白い花、
葉の黄緑と色を2分しています。


山野に自生し、
里山を代表する樹木の一つです。


下向きにたくさんの花がつき、
庭木や公園木としてもよく使われる木です。


ミズキ科サンシュユ属ヤマボウシ。
この木も山野に自生し、
庭木や公園木にもよく見られます。


こんな高木もあるようです(神代植物公園)。


雨上がり、
花の白が葉の緑によく映えます。
ハナミズキと同じく、
花のように見えるのは総苞、
実際の花は中心にあり、
小さな花が20~30個集まっています。


薄紅色のヤマボウシの花、
ハナミズキの紅色に比べるとかなり薄色です。
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