行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

セイタカアワダチソウ

2012-10-31 21:25:30 | 花,植物



昭和40,50年代は河原を独占するかのように
生茂っていたセイタカアワダチソウ,
日本の在来植物を駆除してしまうのでは心配されましたが,
最近はその数も少なくなり,
ススキなどの在来の植物と適当に共存しているように思えます。


キク科アキノキリンソウ属の多年草,
昔はその名のとおり2mを越えるほどの背の高い草ばかりでしたが,
最近は属を代表するアキノキリンソウと見間違うほどの
背丈のものが多く見られるようになりました。


もともとは切り花用に持ち込まれた北アメリカ原産の帰化植物,
数が適当になり,背丈が大きくなければ,
栽培されてもよいほどのきれいな花です。


長い円錐状の花序にはびっしりとたくさん小花が付きます。
これがみんな種となり,綿毛で飛んでいき,多年草です。
繁殖力が極めて強いことは明らかです。
花序を拡大してみると,
一つ一つの小花がみんな花弁を持ち,花としても美しいものです。
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小さな木の実たち

2012-10-30 22:44:26 | 花,植物
10月の中下旬,散歩の途中,
道横に見つけた小さな木の実たちを紹介します。


多摩川の稲城市側の土手に並んだ雑木の中に,
胡桃(クルミ)が実をつけていました(1014)。
昨年の春,この木に長い雄花を見て,
クルミかも知れないと思ったことを思い出します。
一年半が過ぎて,この実から間違いなくクルミであることが確認できました。
なぜこんな場所にクルミの木が数本並んであるのか不思議です。


飯桐(イイギリ)の実も赤く色づいていました(10/21)。
大きな葉に握り飯などを包んだところから
飯桐の名があるそうです。
またこの実が南天(ナンテン)に似ているところから,
南天桐とも呼ばれます。


そのナンテンの実も赤くなりかけていました。
もうしばらくすれば正月の飾りにも使える
真っ赤なナンテンの実となることでしょう(10/21)。


ついこの間まで,
長い雄蕊が美しい白い花を咲かせていた臭木(クサギ),
真っ赤な萼を残し,その上に真っ青な実を飾っています。
青い真珠のような美しい実です(10/21)。


こちらも青い実,
やはりついこの間まで花が咲いていたヤブミョウガにも
実ができていました(10/21)。


8月から9月,次々と美しい花を咲かせていた芙蓉も
実(種)と化していました(10/28)。
この実にも花とは異なるで美しさがあり,
花芙蓉に対し,枯芙蓉と呼ばれます
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金木犀と柿の実

2012-10-29 22:44:57 | 花,植物
毎年,10月の上旬に一斉に咲き,
その強い芳香を漂わせるキンモクセイ,
今年は2段階に咲いたように思います。


10月の上旬,例年のようにキンモクセイの,
その香りが我が家の庭にもかすかに匂っていました。
しかし,その香りも2日ほどであっけなく終ってしまいました。
例年,枝がきしむほどの花をつけるのに今年は不作かなと思っていましたが
一部だけが開花したようです。
写真はその時の蕾状態のキンモクセイ,
ほんの少しだけ咲いているものがあります。
今気がつきましたが,蕾のときのキンモクセイの花は黄色,
それが開くと赤み帯びた黄金色に変わるようです。


10月20日,家に戻ると強い芳香が庭いっぱいに漂っています。
木を見ると,蕾が一斉に開き,
赤みを帯びた黄金色の花が枝一杯,たわわについていました。
そして街角のあちらこちらからも強い芳香が漂っています。
今年は,キンモクセイの本格的な開花が10日ほど遅かったようです。


満開のキンモクセイにメジロも香りを味わいに来ていました。


そのキンモクセイもあっという間に散り,
今度は地を黄金色に染めていました(10/25)。


我が家の庭の柿の実,
これも,例年に比べ実の色づきが遅く,
粒も少し小さいように感じていました。
その柿の実も10月中旬になり急激に色づいてきました。
少し小さめですが,食べてみると,
どれも渋味はなく,例年より甘さは強いようです(10/21)。
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アメジストセージ・メドーセージ

2012-10-28 21:32:41 | 花,植物

10月になり,
アメジストセージの紫色の花が公園や家の庭などに
よく目に付くようになりました。
この植物,気温ではなく,
日差しが短くなると花開く,いわゆる短日植物だそうです。
ついこの間まで,暑い,暑いと言っていましたが,
気がつけばもう秋が過ぎていこうとしています。


シソ科サルビア属の宿根草,
アメジストとは紫水晶のこと,
細長い花穂に名前のように紫色の花をたくさん咲かせます。
実はこの紫のビロードのような質感の部分,萼なのです。
この萼の先に付く白や薄紫の小さな唇型の部分が花になります。


上2つの写真は薄紫色の花,
すぐ上が白花のアメジストセージになります。
メキシカンブッシュセージの別名が示すように,
乾燥した土地を好む丈夫な草花です。
ハーブの一種になります。


こちらは青紫の花がきれいなメドーセージです。
正確にはメドーセージは別な植物のようですが,
この植物がメドーセージとして流通しており,
一般にメドーセージと呼ばれとこの花になります。
こちらもシソ科サルビア属の多年草になりますが,
花は6月から10月ごろまで見られ,短日植物ではありません。
写真は9月中ごろのもの。
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ヤナギバヒマワリとキクイモ

2012-10-27 21:54:21 | 花,植物

住宅の合間の野菜畑,
その片隅に植えられたヤナギバヒマワリ,
ニュータウンの高層住宅を背景に,
黄色の花を冷たさも感じられるようになった
秋風に揺らしていました。


秋の花ですが,
ヒマワリの名がつけられたキク科の多年草です。
隙間のないほどびっしりと黄色の花を咲かせ,
花に隠れてほとんど目立ちませんが,
ヤナギのように細い葉がヤナギバの名の由来です。
黄色の花,青空のほうがにあいます。




キクイモでしょうか,イヌキクイモでしょうか,
三沢川(上)と多摩川(下)の川辺に咲いていた黄色の花,
これらも秋に花をつけるキク科の植物,
10月初旬の写真になりますが,
花はミニヒマワリのようです。


こちらは住宅前の畑地にたくさんの花をつけています。
栽培されているもののように思えます。
栽培されているとしたらキクイモでしょうか,
キクイモとイヌキクイモ,
外見で区別するのは難しいようです。
根を掘って見て,イモがあればキクイモ,
なければイヌキクイモとなります。
イモは食用にもされまずか,
両者とも野生化し,荒地などに自生しています。
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多摩川のUFO

2012-10-26 22:12:29 | 風景





ススキそしてセイタカアワダチソウの繁る
多摩川の河原を歩いていると,
その草のはるか上の空を,見かけない物体が3機,
スピードを上げたり,緩めたりして旋回しています。
鳶ではありません。
リモコンによる飛行物体のようです。


草原から出てみると,
土手の上に中年の大人が3人,
コントローラーを夢中で操っていました。
それにしても昔のリモコンの車から考えると,
すばらしい性能です。
空をかなりの勢いで飛び,一機遠くから帰還してきました。
これはおもしろい,大人もはまります。


一機が草地に着陸する模様です。
UFO(見たことありませんが)のように,
赤や青の光を放ちながら下りてきます。
じっと見入っていました。
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秋の山野,白い花2種

2012-10-25 20:16:52 | 花,植物

城山公園の山斜面,
シロバナホトトギスの他にも
白い花がありました(10/14)。


鵯花(ヒヨドリバナ)でしょうか,
8月下旬にもこの近くにヒヨドリバナが咲いていました。
株は当然違うのですが,
品種も違うのでしょうか,
ずいぶん花の時期が異なります。
また,この花のほうがより白いようにも感じます。
赤いミズヒキが白さを引き立てているせいでしょうか,
ヒヨドリバナかどうか不安になってきました。


木陰にも咲いていました。
その白い花に真っ白な蛾がぶら下がっています。
保護色となり隠れているつもりでしょうか。


柏葉白熊(カシワバハグマ),
少し茶色の混ざった白い花です。
花の形そして円柱形のうろこ模様の総苞が
特徴的でインパクトを感じます。
キク科の多年草です。


白熊(ハグマ)とは牛の仲間ヤクの尾の毛のことだそうです。
花がそのハグマに似ていて,
葉が柏に似ているので,カシワバハグマです。
他にキッコウハグマ,モミジハグマなど
花の様子からハグマの名がつく植物があるようです。
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ホトトギスとシロバナホトトギス

2012-10-24 22:15:02 | 花,植物

ホトトギスというとホトトギス属全般をいうこともありますが,
ホトトギスには種類が多くあり,
一般にはホトトギスというと
白地に紫色の斑点がたくさん見られるこの花を指します。


本州の関東より以西の山野の日陰などに自生するユリ科の多年草,
花弁の斑点が鳥のホトトギス腹部の斑点に似ているので
ホトトギスの名がつけられています。
鳥のホトトギスは漢字で杜鵑と書きますが,
草のホトトギスは区別するため杜鵑草と表現されます。
野趣味があり,栽培もされています。
(稲城中央公園の林間地にて,10/21)




白花杜鵑草(シロバナホトトギス),
突然変異により色素が抜けたホトトギスです。
完全自生のものはほとんどないようです。


ホトトギスの名の由来であり,
特徴でもある斑点模様のないホトトギスです。
ほぼ純白に近い白花が整然と並んで咲いています。
(稲城城山公園の林間地にて,10/14)
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コスモス

2012-10-23 22:14:42 | 花,植物



さわやか秋晴れの一日,
道端に咲いていたコスモスを撮ってみました。
どれも,秋のやさしい日の光を受け輝やいていました。


日の光が強い日中ですが,
やはり日差しが夏とは違います。
影にもならず,逆光の光に花びらが透けて見えるようです。


風に揺れていたコスモス,
これも花びらの裏側から,手前の紅色にピントをあわせ,
ピンクの花はぼかし気味にしてみました。
背景に自転車で遠ざかる人の後姿の青色を取り入れてみました。


ピンクの花だけになってしまいましたので,
白い花を入れて見ました。
上4つは望遠ズーム,これは広角ズームで写しています。
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秋の空

2012-10-22 21:57:47 | 風景



秋もすっかり深まってきた秋晴れの日曜日,
快い日差しが街に広がっています。




カメラをぶら下げて自宅近くをぶらぶら歩き,
眼の前に広がるニュータウンの建物と
秋の雲を写してみました。


そして,道端の枯れ木に日の光を浴びていたアキアカネ,
光も柔らかく,秋を感じさせます。
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