昭和40,50年代は河原を独占するかのように
生茂っていたセイタカアワダチソウ,
日本の在来植物を駆除してしまうのでは心配されましたが,
最近はその数も少なくなり,
ススキなどの在来の植物と適当に共存しているように思えます。
キク科アキノキリンソウ属の多年草,
昔はその名のとおり2mを越えるほどの背の高い草ばかりでしたが,
最近は属を代表するアキノキリンソウと見間違うほどの
背丈のものが多く見られるようになりました。
もともとは切り花用に持ち込まれた北アメリカ原産の帰化植物,
数が適当になり,背丈が大きくなければ,
栽培されてもよいほどのきれいな花です。
長い円錐状の花序にはびっしりとたくさん小花が付きます。
これがみんな種となり,綿毛で飛んでいき,多年草です。
繁殖力が極めて強いことは明らかです。
花序を拡大してみると,
一つ一つの小花がみんな花弁を持ち,花としても美しいものです。