行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

スモモとベニバスモモ

2017-03-31 20:00:57 | 花,植物
3月下旬の散歩道に見つけた木の花、
バラ科であることには違いないのですが
梅でも桜でも桃でもないようです。
昨日のアンズとも違います。


よく枝分かれしていて、
その枝にびっしりと白い花がついています。
多分、バラ科モモ属スモモです。
夏には酸味のある小さな実がなるはずです。


樹木図鑑のスモモのページを開くと、
「芽吹きと同時に花が咲き、株全体が緑白色になる」
と記載されています。


同じ日、散歩道に見つけた白い木の花。
ベニバスモモとわかりました。
上のスモモと比べると白さが際立っています。


開花に少し遅れてり、小さな赤みがかった葉が現れてきます。
これが名の由来のようです。


スモモの名がありますが、
バラ科サクラ属、
花柄も長く、サクラの仲間、
早めに花をつけたソメイヨシノに間違えられることがよくあるそうです。


同日、そのソメイヨシノも少し花が開き始めていました。
ベニバスモモとは蕾が全然違います。
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アンズの花

2017-03-30 20:00:34 | 花,植物
彼岸過ぎての寒さで、
桜の開花は遅れましたが
公園のアンズはどの木も美しく開いていました(3/25)。


バラ科の落葉小高木、
サクラ(ソメイヨシノ)より少し早い開花のようです。


若葉が芽吹く前に
薄紅色の花を開きます。


背景を暗くして花をアップ。


花柄がかなり短く、
紅色のガクが反り返ります。
桜は花柄が長く、梅も桜もガクが反り返りません。
これが3者の見分け方になります。


ガクの紅色が映りこみ薄紅色に見えますが
花色はほぼ白色のようです。
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ジョウビタキ♂

2017-03-29 20:00:23 | 
3月の散歩道、
ジョウビタキの雄によく遭遇しました。
そこで、今回は雄だけを集めて見ました。
(雌は3/8に掲載しています。)


ジョウビタキの雄、
銀髪を生やしたような白い頭と黒い顔、
雌とは体色がぜんぜん違います。


小鳥にしては警戒心が薄く、
障害物の少ない人前にもよく現れます。


稲城の文字のある看板にとまるジョウビタキ君。
稲城の代表選手です。


こちらは多摩の文字が見えます。
人工物にもよくとまるジョウビタキです。


この表情、ポーズ、
ヒタキ科です。


正面姿。
手前に木の枝があると外敵から襲われづらいと
わかっているようで、
さらに近くまで近づけます。


日本には冬鳥として秋に渡来し、
もうしばらくすると北の国に戻ります。
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のたりのたり春の池

2017-03-28 20:00:30 | 風景
サクラの蕾が今にも咲きそうに膨らんだ春の日、
長池公園の池もゆったりとした春の匂い、
「春の海 ひねもすのたりのたりかな」
なぜか蕪村の句を思いだしました。


鴨が数羽、
カップルになって、
池に倒れた木の上でお昼寝、
こののんびり感、
流れのある川では見られません。


池のまわりの木々も芽吹き、
水の色も春です。


鴨はコガモ、
オスが二羽、ゆっくりと泳いでいます。


池の上にはキブシの花が
長い穂状の花を垂らしています。
どこかほっとする雰囲気です。


そのキブシ、
あちこちにあったので花をいくつか採り、
花の中をのぞいて見ました。
左が雌株の雌花、
雌蕊が大きく、雄蕊は退化してほとんど見得ません。
右が雄花と思われます。


池につながる小さな溝、
たくさんのオタマジャクシが蠢いています。
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モミジイチゴ

2017-03-27 21:48:25 | 花,植物
散歩道のところどころに
モミジイチゴが芽吹き、花をつけていました(3/23)。


バラ科モミジイチゴ。
春、葉の芽生えに少し遅れて白い花が下向きに咲きます。


モミジイチゴは東日本の山野に自生し、
西日本には近似種ナガバモミジイチゴが分布しています。


つるではありませんが、
根元から枝分かれて、
枝を伸ばして広がります。


垂れ下がるように伸びている枝もありした。


キイチゴの一つ、
夏に黄色に熟する果実は美味しく、
葉がモミジように裂けるので
モミジイチゴです。
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菜の花と菜亀

2017-03-26 20:00:34 | 花,植物
川辺の菜の花にナガメを見つけました。
今年初見のカメムシです。


ナガメ(菜亀)、
黒地に朱から橙の条紋を持つカメムシ、
アブラナ科の植物に集まります。
菜の花につく亀虫でナガメです。


住宅地の中に菜の花畑、
こんなところに菜の花畑があるとは知りませんでした。


満開、蜜蜂も集まっています。


家庭菜園に数株、
ミズナ(水菜)の花を見つけました。
京菜とも呼ばれ、アブラナ科植物、
菜の花に似た花です。


同じ家庭菜園に見つけたアブラナ科植物の白い花、
ダイコンの花ではないようです。


いろいろ調べるてみるとルッコラ、
サラダに使われるハーブ野菜の花でした。
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木々の芽吹き

2017-03-25 20:00:16 | 花,植物
こんなところも春、
落葉の木々の芽吹きを写して見ました(3/20、23)。


ミズキ科ミズキ。
上向きの芽が上向きに一斉に芽吹いていました。


ツツジ科ヤマツツジ。


ハナイカダ、
美しい芽吹き、間もなく葉が展開します。


ウワミズサクラの芽生え。
4~5月、ブラシ状の白い花が咲き、
花より先に葉が展開します。


イヌザクラ芽生え。
4~5月、ウワズミサクラによく似た
ブラシ状の白い花が咲きます。
芽生えの葉もよく似ています。


ブナ科コナラ属クヌギ。
昨年の枯れ葉がまだついた中、
冬芽が膨らみ新葉がのぞいています。


キブシ科キブシ。
普通は花の後に葉が展開しますが
花の開く前に展開をはじめている葉がありました。
赤褐色の新葉です。


クスノキ科クロモジ、
長い葉芽が展開し始めています。
球状の芽は花芽です。


ムクロジ科イロハモミジ。
秋に紅葉しますが、芽吹きの葉も赤褐色です。


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カタクリとユキワリソウ

2017-03-24 20:00:58 | 花,植物
自宅近くの稲城城山公園、
武蔵野の丘陵、自然林を活かして造られた公園です。
そこの野草園エリアに今年もカタクリ、
そしてミスミソウ(ユキワリソウ)が咲いていました(3/20)。


ユリ科カタクリ属カタクリ。
4,5日前にはまだ見られなかった紫色が
ところどころに咲いていました。


群生地といわれる場所に比べると
数も密集度も少なく、
もの足りなさは感じるのですが
管理をしてくれている団体があり、
この時期になると、毎年花が見られます。


カタクリ、
春、落葉樹が開葉する前に山野の地上に姿を現し、
葉の展開が終わる晩春には地上から姿を消してしまいます。
いわゆるスプリング・エフェメラルと呼ばれる植物、
その代表的存在です。


カタクリと並んでキンポウゲ科ミスミソウ、
ユキワリソウとも呼ばれ、
カタクリより少し早く、
美しい可憐な花をつけます。


ミスミソウ、
白、紫、ピンクなど花色が豊かです。
この花もスプリング・エフェメラルに含められることもありますが
夏にも葉が残るので厳密には該当しないようです。


同じキンポウゲ科、
ヒメリュウキンカも近くに花をつけていました。
もともとはヨーロッパやシベリアに分布、
日本には園芸用として渡来していますが野生化して、
草原や林床などやや湿り気のある場所に自生しています。
光沢のある黄色の花弁が鮮やかです。
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道端の花

2017-03-23 20:00:40 | 花,植物
寒さ暑さも彼岸まで、
3月19日、3連休の日曜日は
とても暖かい日となりました。
散歩道の道端に写した春の草の花を集めて見ました。


オオバコ科タチイヌノフグリ。
絨毯のような緑の葉の中に
青色の小さな花がぽつんぽつんと咲いています。


ムラサキサギゴケ。
5~6月に花とされていますが
早くも咲いているものがありました。


トクサ科トクサ属スギナ。
そのスギナの胞子茎がツクシ(土筆)、
春先、土の中からにょきにょきと顔を出します。


マメ科カラスノエンドウ。
まだ15cmほどと小さな草丈ですが、
きちんと花をつけていました。


キク科ノボロギク。
管状花だけの花、この状態で咲いています。
春の草かと思いましたが
ほぼ1年中発生するようです。


ヘビイチゴと思われます。
早くも花をつけていました。


ナデシコ科ハコベ。
春の七草の一つです。
柱頭が3裂、コハコベあるいはミドリハコベです。


タデ科スイバ。
雌雄異株、花が紅いので雌株と思われます。






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キブシとウグイスカグラ

2017-03-22 20:00:27 | 花,植物
散歩の山道に
キブシとウグイスカグラが花をつけていました(3/18)。


キブシ科キブシ、
春3月、
穂状に垂れ下がる小さな黄色の花が特徴です。
まだ咲きはじめ、開いていない花が多くあります。


開いた花、
その花の中に、
緑色の雌蕊、その周りに黄色の雄蕊が見られます。
雌花は雄蕊が退化してほとんど見えないはずなので、
これは雄花あるいは両性花のどちらかです。


さらに花の一つを採り、
マクロレンズでのぞいて見ました。
花弁は黄色というより黄緑色、
雄蕊が黄色、雌蕊は光沢のある美しい緑色です。
雌蕊が雄蕊より少し低い位置にあるので、
この木は雄株、花は雄花でしょうか。


キブシは雌雄異株の樹、
雌株、雄株、雌雄両性株があるようです。
この枝はまだ蕾だけでした。


キブシの近くに
早くもウグイスカグラが咲いていました。
小さな紅い漏斗状の花です。


ウグイスカグラ、
上とは別な木、花、葉とも少し濃色です。
スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木、
鶯葛ではなく鶯神楽です。


葉の付け根から
花が垂れ下がるようにつきます。
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