行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

サカハチチョウとイチモンジチョウ

2017-07-31 20:00:21 | 昆虫
夏型のサカハチチョウとイチモンジチョウ、
両者とも黒褐色の地に明瞭な一本の白帯が見られます。


サカハチチョウ夏型。
翅の白帯が漢字の八の字を逆さまにしたように見えるのが名の由来のようです。
7月3日、秋川渓谷に行ったついでに寄った
あきる野市横沢入りの小道をふらふらと飛んでいました。
山地の渓流沿いや樹林周辺で見られるという小型のタテハチョウ、
地元稲城では見たことがない蝶です。


地表によくとまるサカハチチョウ、
翅裏は茶褐色で複雑な網目模様があります。


イチモンジチョウ、
こちらは稲城の山道にて、
翅に一文字の白帯が特徴、
サカハチチョウに比べると一回り大型のタテハチョウです。


イチモンジチョウの翅裏、
表と色合いが違います。


コミスジ。
林縁の草原などをひらひらと飛ぶ姿をよく見ます。
サカハチチョウと同じく、小型のタテハチョウ、
濃い茶褐色の地に3本の白帯があります。
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キタテハ夏型

2017-07-30 20:00:32 | 昆虫
キタテハ、
文字通り、翅表が黄色ぽく、黒い斑があるタテハチョウ、
夏型と秋型があり、翅色が少し異なります。
荒地や河原などによく見られます。


里山の道横に咲いたオレンジ色のキバナコスモスに
キタテハ夏型が吸蜜していました(7/13)。


初夏から真夏にかけて現れる夏型、
翅表はくすんだ黄色に黒色斑が見られます。
秋に現れてそのまま越冬する秋型は
黄色というよりオレンジ色の地に黒色斑があります。


キバナコスモス、
キク科コスモス属の一年草。
園芸品種として栽培されているが逸出して野生化もしています。
黄花の名ですが、
オレンジ色の花が多く見られます。


荒地の草原のヒメジョンの花にキタテハ夏型。


上のキバナコスモスにとまるものよりくすんだ黄色、
より夏型らしいキタテハです。


キタテハ夏型の翅裏、
明るい褐色色です。
秋型の裏面はもっと色濃く、
越冬を意識した枯葉色になります。
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セリの花とコチャバネセセリ

2017-07-29 20:00:58 | 花と虫
山の溝地に芹が白い花を咲かせ、
そこにコチヤバネセセリが吸蜜にきました(7/13)。


セリの白い小さな花に
まだ翅も美しいコチャバネセセリ夏型、
望遠マクロの活躍場面です。


年2回、4~5月と7~8月に発生するコチヤバネセセリ、
春型は全体的に黒っぽい色をしていますが
夏型は 、明るい茶色。


翅の縁取りも白と黒が交互に入り、
春型に比べてより美しく感じる夏型です。


セリ科セリ属セリ。
湿地やあぜ道などに生育する湿地性植物、
春の七草の一つ、春先の若い茎や根は食用になります。


7~8月、蕊の長い小さな花をたくさんつけます。


翅を広げたコチャバネセセリ。


翅裏にも表と同様に白紋があります。



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ムラサキシジミ開翅

2017-07-28 20:00:09 | 昆虫
ムラサキシジミ、
翅を閉じた姿(翅裏)は地味な茶褐色ですが
翅を開いた翅表は鮮やかな青紫色です。
6月下旬から7月中旬、
散歩道に写した青紫色を並べて見ました。
この青紫色、雌雄、光の当たり具合により、
その面積、色合いが微妙に異なるようです。


6月28日、


6月28日、


7月2日、


7月2日、


7月2日、


7月5日、


7月17日
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草原の中にシジミチョウ

2017-07-27 20:00:37 | 昆虫
梅雨の晴れ日、
トラフシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ムラサキシジミ、
そしてキマダラセセリと、
林縁の小さな草原に何種類かの小さな蝶を望遠マクロで写しました(6/20)。


こんなところにトラフシジミ、
あわてて、露出がプラスのままでした。


夏型のトラフシジミ、
翅裏の白帯が春型に比べて薄く、
不明瞭です。


アカシジミ。
ゼフィルスと呼ばれる樹上性シジミチョウの一つ、
こうして並べて見ると翅裏がトラフシジミ夏型によく似ています。


アカシジミがもう一匹いました。
発生して一月ほど経ち、
この個体、翅にかなりの傷みが見られます。


これもゼフィルスの一つ、
ウラナミアカシジミ。
こちらはまだきれいな翅をしています。


ムラサキシジミ、
成蝶で越冬し、年3~4回ほど発生する蝶、
今年最初の発生個体が現れてきたようです。


セセリチョウ科キマダラセセリ。
6月になり、よく見られるようになりました。


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アサギマダラ

2017-07-26 20:00:13 | 昆虫
稲城南山の山道、
早くもヒヨドリバナが咲いていると眺めると、
なんとそこにアサギマダラの姿が、
望遠マクロを抱えて近づいて見ました(7/13)。


タテハチョウ科アサギマダラ。
赤褐色と淡青色のまだら模様の美しい蝶です。


春から夏にかけて南から北へ、
秋になると再び南へ、
長距離移動する蝶として知られています。
なかには2000kmも移動することがあるようです。


ヒヨドリバナやフジバカマの花が大好物、
移動の途中、
そのヒヨドリバナに吸蜜するために下りてきたものと思われます。


稲城では見ることのあまりない蝶、
そして吸蜜しているときは近づける蝶、
せっかくのチャンス、
近くからたくさんのシャッターを切りました。


近くでのシャツター、
ヒヨドリバナもしっかり写っています。


まだ成蝶になって間もないようで、
翅に傷みもなく、美しい個体です。
これから秋の終わりまで、
何キロほどの移動をするのでしょうか。



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アカメガシワ、ナンキンハゼの花

2017-07-25 20:00:09 | 花,植物
7月上旬、散歩道に
アカメガシワに雌雄の花、
ナンキンハゼの花を写しました。


トウダイグサ科アカメガシワ。
山野にパイオニアツリーとしてよく見られる落葉高木です。
雌雄異株の樹、
写真上は雄株の花、雄花です。


その雄花に近づいてみると、
花は球状で、雄しべが多数見られます。


アカメガシワの雌花。
この個体、花は終わりに近いようで、
子房が膨らみ出しています。


盛りの雌花、
雌しべの柱頭は3つに分かれ、
あまり赤くならないものと、
写真のように鮮やかな赤色になる個体があるようです。


ナンキンハゼ、
秋に紅葉が美しく、冬には落葉した枝に白い果実が美しく、
街路樹や庭木としてよく利用されます。
アカメガシワと同じトウダイグサ科の落葉高木です。
花もほぼ同じ時期に咲きますが花の形状はまったく違います。


花びらのない小さな花が集まり穂となり尾状に垂れ下がっています。
これは雄花で、
よく見ると穂の付け根近くに2,3個ついているのが雌花です。

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ヤマユリ(山百合)

2017-07-24 20:00:12 | 花,植物
梅雨明け発表はされていませんでしたが、
とても暑い日の続いた7月上中旬、
散歩道にヤマユリ(山百合)が美しく咲いていました。


今年は初見のヤマユリ、
林縁道に大輪の花が4つ見事に咲いていました(7/5)。


多分咲きたて、
花も葉も新鮮で美しいので、
少し通り過ぎて、角度を変えてもう一枚。


南山の山道に見つけたヤマユリ(7/13)。
たくさんの花と蕾がついていますがしっかりと茎をたてています。
花色が少し赤みがかかり、
上2つと少し違って見えますが、
上2つはWBを晴れ、こちらは曇りにして写しています。


やはり同じ日の南山のヤマユリ。
草の中で芳香を放っていました。


ユリ科の多年草、
これだけ大輪で香もよく美しい花が
山のあちらこちらに自生しています。
思えば素晴らしいことです。


自然公園の日当たりのやや悪い山斜面、
ヤマユリとギボウシが並んで咲いていました。



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ウチワヤンマ、コオニヤンマ、オナガサナエ

2017-07-23 20:00:20 | 昆虫
7月上中旬に写した
ウチワヤンマ、コオニヤンマそしてオナガサナエ、
いずれもサナエトンボ科、体色はよく似ています。


7月10日、
チョウトンボを写した静岡菊川の池に
ウチワヤンマを見つけました。
水際の枯れた草枝にじっととまり、
ときどき現れるコシアキトンボを追い払ってはまたとまります。


ウチワヤンマ、
腹部の先端にうちわ型の突起が特徴の
大型のサナエトンボです。


こちらは稲城にて、
花壇に植えられた赤茶色の草の穂にコオニヤンマ、
望遠マクロで近づいて写せました。


コオニヤンマ、
一見オニヤンマに似ますが、
頭部が小さく、後脚が極端に長い大型のサナエトンボです。


駅からバスどおりを歩いていると、
道横の鉄柵にシオカラトンボほどの大きさのトンボがとまりました(7/19)。
体色からサナエトンボの仲間です。
サナエトンボの仲間は近づけるので標準ズーム(140mm)で撮れました。


調べて見るとオナガサナエの雄、
雄の尾部付属器が長いことからこの名前があるそうです。
日本特産種、本州・四国・九州に分布し、
おもに平地や丘陵地の清流などに生息しているとのこと、
こんな場所で見るのは珍しいのかもしけません。

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チョウトンボ

2017-07-22 20:00:35 | 昆虫
地元稲城ではめったに見られないチョウトンボですが、
静岡菊川に孫の顔を見に行ったついでに、
チョウトンボの顔も見てきました(7/10)。


チョウトンボ、
幅広い翅を持ち、飛翔時にはチョウのように
時おり翅をひらひらさせます。


金属光沢の翅、
光の当たり具合により虹色に輝きます。


昨年、チョウトンボがたくさん発生していた池、
今年は昨年ほどではありませんが、
池の水生植物の上を十匹ほどが飛びまわっていました。
しかし距離があり、なかなか写せません。
一匹がやっと水際の草にとまってくれました。


池の近くの草原にも数匹が飛んでいました。
しばらく見ていると一匹がクズの蔓に。
その蔓にカメムシらしき姿も写っています。


逆光気味のポジション。
薄晴れの空が背景、
チョウトンボがシルエットになりました。


草の緑を背景にしましたが
逆光、そして下からのレンズ、
翅の虹色が出ません。
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