行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キツネノマゴとハグロソウ

2018-08-31 20:00:12 | 花と虫
昨日に続いてキツネノマゴ、
その小さな花に小さな蝶たちが吸蜜していました。
そして、8月中旬、同じキツネノマゴ科、
よく似たハグロソウの花が咲いていました。


キツネノマゴ。
この時期の虫たちの重要蜜源、
蜂や小さな蝶たちが多く集まります。
ヤマトシジミが2頭、争うように同じ花に吸蜜に来ました。


8月になり個体数が急増したイチモンジセセリ、
キツネノマゴは好物の一つです。


吸蜜しているところは撮れませんでしたが
キマダラセセリ。


隠れるようにして、
ダイミョウセセリもいました。
他のセセリチョウと異なり、
この蝶は翅を広げてとまり、吸蜜します。


コチヤバネセセリがまだいます。


イナゴ、
翅が後脚腿節末端よりかなり長いので、
やや珍しいハネナガイナゴのようです。


キツネノマゴ科ハグロソウ属ハグロソウ。
キツネノマゴと異なり、あまり見ることのない花です。
やや湿った林縁などの半日陰に生育します。


上下に開く2つの唇形の花びらが特徴的です。
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キツネノマゴにもルリモンハナバチ

2018-08-30 20:00:16 | 花と虫
8月中旬、
林縁の草原にキツネノマゴが群生して花をつけ、
見つかるときは重なるもので、
そこにもルリモンハナバチを見つけました。
幸せを呼ぶ青い蜂、見ればレンズを向けたくなります。
そんなわけで、今日もルリモンハナバチです。


キツネノマゴ、
道ばたや堤防などいたるところに見られる1年草、
夏の終わり、茎の先にゲジゲジ状の花穂をつけ、
淡いピンク色の唇形の花を下から咲かせます。


吸蜜をしているルリモンハナバチを背中から、
いままでなかなか写らなかった眼を含めて全身が撮れました。


黒色の地に入る青色の斑紋、
青色の毛の集まりです。


黒い翅にも青色が混じるようです。


ルリモンハナバチ、
花の中に口吻を長く伸ばして吸蜜します。


飛翔姿を一枚。

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黄色のキバナコスモスとルリモンハナバチ

2018-08-29 20:00:14 | 花と虫
昨日に続いてルリモンハナバチ、
今日は黄色のキバナコスモスとの組み合わせです。


キバナコスモス、
黄花の名ですがオレンジ色の花が多く、
黄色の花は今年初見です。


その黄色の花にも
ルリモンハナバチが吸蜜に来ました。
青色は黄色にもよく映えます。


8月18日、
この日は今年の8月では一番の涼しさ、
しのぎ易い晴天日でした。
腰を据えて、黄色の花と青色の蜂を写しました。


前ボケに葉を入れて、
そして蕊と蜂にピントを合わせて。


上とは違う被写体、
あちらこちらの花に吸蜜してきました、
腹部に花粉をたくさんつけています。


蜂を正面から、
花も傷みなくきれいです。
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オレンジ色のキバナコスモスとルリモンハナバチ

2018-08-28 20:00:23 | 花と虫
8月中旬、まだ暑い盛り、
キバナコスモスが咲きはじめます。
そして、幸せを呼ぶといわれる青い蜂、
ルリモンハナバチが地上に姿を現します。


蜂といえばたいていはオレンジ色や黄色ですが、
ルリモンハナバチは黒色の地に青色の斑紋が体中に見られ、
ブルービーと呼ばれます。


ルリモンハナバチの雌は
コシブトハナバチ類やケブカハナバチ類の巣に産卵し、
幼虫はその巣に蓄えられた花粉を食べて育ちます。


他の蜂の蓄えた花粉を食べて育ったルリモンハナバチ、
成虫は8月お盆近くになると地上に姿を見せます。


ちょうどこのころに花が咲きだすキバナコスモス、
成虫となったルリモンハナバチの絶好の餌場のようで、
希少種といわれるルリモンハナバチですがこの花によく吸蜜しています。


オレンジ色の花に青い蜂、
補色関係にあるオレンジ色と青色、
そして背景がその中間に位置する緑色、
鮮やかでよく目立ちます。


吸蜜が終わり、
離花した瞬間のルリモンハナバチ、
はばたく翅も写りました。
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ササキリの幼虫

2018-08-27 20:00:18 | 昆虫
林縁の草原にササキリの幼虫を探して見ました(8/12)。
成虫とは全く異なる色彩、愛らしいキリギリス科ササキリ幼虫です。


ササキリ幼虫♂。
人間でいえば小学生ぐらいの幼齢でしょうか、
いわば少年です。


これもいわば小学校の高学年ぐらい、
産卵管があるので雌です。


これも雌の幼虫。
頭部と腹部は淡いオレンジ色です。
成虫とは全く異なる色です。


これは上のものより若齢に見えます。
腹部も含め体は黒褐色で頭部はオレンジ色です。
触覚を丸めていたので、長い触覚の全体が写りました。
体長の5倍はありそうです。


これは中学生ぐらい終齢に近い幼虫でしょうか、
翅が生え始めています。
雄です。


まだ翅が生えそろっていませんが、
色形はほぼ成虫です。
雌、いわば女子高生でしょうか。

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色づき出した果実

2018-08-26 20:00:43 | 花,植物
8月中旬の散歩道に写した色づき出した木の果実たち。
暑い日が続きますが
季節は確実に秋に向かっています。


ブドウ科ブドウ属エビヅル。
野生ブドウの一つ、
つる性の雌雄異株の落葉木本です。
古名はエビカズラ(葡萄葛)、食べられます。


ノブドウ。
ブドウ科ノブドウ属のつる性落葉低木で、
藪に多く生え、都市などの空地にも見られます。
紫色や碧色などのきれいな実は
ブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生した虫えい(虫こぶ)。
美しい実ですが植木に使われない理由でしょうか。


ミカン科サンショウ。
果実が紅く色づき始めました。
この果実を皮を乾燥させ粉末にしたものが
香辛料のサンショウです。
若葉は「木の芽」と呼ばれ、薬味や山菜になります。


モクレン科コブシ。
春早く白い花を咲かせるコブシの実も紅くなっていました。、
実は袋形で虫こぶと見まがうような不規則で不思議な形です。


でこぼこした形が握りこぶしに似ているのが
名前の由来とされるコブシです。
熟すると袋が裂け、赤い種子が現れます。


モチノキ科ウメモドキ。
枝いっぱいに付く赤い実の美しい木です。
庭木によく用いられます。
8月中旬ですが、もう実が赤くなっていました。


ゴンズイの袋果がいつのまにか紅くなっていました。
山野に自生するミツバウツギ科の落葉小高木です。
やがて真っ赤になった袋果が裂け、
中から光沢のある黒い種子が顔を出します。
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突然の秋の空

2018-08-25 20:00:55 | 風景
2018年の夏、
東京もまさしく、酷暑、猛暑の毎日が続いています。
そんな中、8月17,18日は湿度も低く、
風もさわやか、秋の高原のような涼しさでした。
そして、空には巻雲、秋の雲が。
久しぶりに気持ちのよい散歩道のそんな雲景色を写して見ました。


巻雲、
繊維状をした雲、
白色で羽毛状、かぎ状、直線状の形になることが多く、
すじ雲、はね雲とも呼ばれる秋を代表する雲です。


たいがいは晴天、太陽とともに現れる雲、
木の葉に太陽を半分隠して見ました。
雲がより白く写りました。


ぽっかり浮かんだ夏の雲と秋の雲、巻雲。
暑さも終わりを思わせる空です。


雲の中では最も高所に現れるできる巻雲、
景色写真では、いつも邪魔になる電線と鉄塔ですが、
意図的に取り込んでみました。


好天が転じて天気が崩れるとき、
他の雲より先に、最初に現れることが多いのが巻雲だそうです。
この時も台風が発生していました。
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水田の花

2018-08-24 20:00:30 | 花,植物
6月に田植の谷戸の水田、
オモダカが稲に隠れるようにあちらこちらに花をつけ、
そして、早くも稲に花が咲きはじめていました(8/13)。


オモダカ科オモダカ。
水田によく見られる多年草、
いわば水田の雑草です。
雑草にしては大きなきれいな花をつけます。


オモダカの葉は先の鋭く尖った矢じり形。
なかなか見ない特徴的な形です。


花は白い3弁花で雌雄異花。
雄花の中心には黄色の雄蕊が見られ、
雌花の中心には黄緑色の子房があります。
茎の上部に雄花が咲き、下部に雌花が咲くようです。


雌花。
黄緑色の子房のせいか、雄花より存在感を感じます。

稲の花。
今年は夏が暑かったせいか、
稲の成長が早いように思います。


水田の横の溝には
早くもタデ科ミゾソバが花をつけていました。


アメリカアゼナ。
水田の畔に小さな花がたくさんありました。
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夏百合3種

2018-08-23 20:00:36 | 花,植物
毎年、お盆近くになると庭や道端に
植えてもいないのに白百合が咲きます。
そして、けっこう美しい。
目の前にあるとレンズを向けたくなります。


これらの白百合、
テッポウユリとタカサゴユリの自然交配種とされ、
種で増え、種から1年で花をつける生命力の強い百合です。
シンテッポウユリもしくはタカサゴユリの名がつけられています。


個人的には、この2種の交配種なら、
タカサゴユリとは異なるわけで、
なぜ、シンテッポウユリとしないか疑問にも思います。


テッポウユリに比べると花が小さく、草丈が高く、
葉が細いなど、タカサゴユリの性質が強く出ているようです。


シンテッポウユリより半月ほど早く、
オニユリが民家前の道にきれいに咲いていました。
こちらは栽培していたものが野生化もしています。
種はできず、葉の付け根にできるムカゴあるいは球根で増えます。


オニユリにはアゲハチョウの仲間がよくきます。
キアゲハがゆっくりと食事していました。


カノコユリ。
九州や四国には自生地があるようですが
この辺りは栽培されてるもの、
鹿の子模様の斑点がある美しい花です。
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身近なセミ5種

2018-08-22 20:00:08 | 昆虫
8月初旬に写した
身近に見られるセミ5種を並べて見ました。


ヒグラシ♀。
晩夏に聴く、
涼し気な哀愁を帯びた「カナカナカナ」の鳴き声が印象的なことから、
俳句では秋の季語となっているヒグラシです。
しかし、実際はニイニイゼミと同じく、
6月下旬から7月初旬、他のセミより早く発生しています。


ヒグラシ♂。
ヒグラシの場合、オスの腹部はメスよりも明確に太くて長く、
腹部を見れば、雌雄の区別が簡単にできます。
オスの腹部が大きいのは鳴き声を大きくするため,
腹腔内はほとんど空洞で共鳴室の働きをしています。


ニイニイゼミ。
6月下旬から7月初旬、他のセミより早く鳴き出し、
8月になると、アブラゼミやミンミンゼミに鳴き声が消されてしまいますが
まだ鳴いています。


セミの抜け殻がたくさん、
バランスよく並んでいました。
ニイニイゼミの抜け殻です。


ミンミンゼミ。
イロハモミジの幹の股、
おもしろいところにとまっていたので、
背景にモミジの葉を入れて、
セミの写真には難しい景色を加えて見ました。


ヒグラシは腹部の大きさで雌雄がすぐ判別できますが
一般にはセミの雌雄の判断は裏返して腹部を観察すると、
オスは腹弁といわれる発生器、雌は産卵管が見られます。
鳴いていなかったこのミンミンゼミ、果たしてどちらでしょうか。


アブラゼミ。
8月の多摩丘陵では最もよく見られるセミです。
しかし、世界的にはアブラゼミのように
翅の透きとおっていないセミは珍しいのだそうです。


ツクツクホウシ。
ホウシゼミとも呼ばれます。
この5種の中では最も遅く、
8月の声を聞くと「ツクツクホウシ、ツクツクホウシ」と鳴き出します。


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