
秋もたけなわ,コセンダングサが
河原など野のいたるところで花を咲かせています。


小さな筒状花のみで舌状花の存在しない地味な花ですが,
蜜が多いと見え,この花には蝶がよく集まってきます。

コセンダングサの仲間にシロノセンダングサあるいは
コシロノセンダングサと呼ばれるものがあります。
コセンダングサに白い小さな舌状花がついたような花を咲かせます。

写真2つ,シロノセンダングサと思って撮りましたが,
舌状花が不完全,また舌状花のない花も見られます。
シロノセンダングサとコセンダングサの雑種で
アイノコセンダングサと呼ばれるものがあるそうなので,
多分,アイノコセンダングサが正解と思われます。
そのアイノコセンダングサにも蝶が集まります。
イチモンジセセリがとまっていました。

舌状花が大きいので,オオバナセンダングサでしょうか,
中央公園の通路横に見つけたものです。
多分,これは植えられたものと思われますが,
この花,沖縄や小笠原諸島などにはたくさん自生しているそうです。

空き地に咲いていたこの淡い黄色の花(10/22),
偶然,園芸店でウインターコスモスという名であることを知りました。
この花,コスモスの名がありますが,
実はキク科センダングサ属,
センダングサの仲間なのです。

最後にアメリカセンダングサ,
名前のとおり北アメリカからの帰化植物です。
コセンダングサと同じく筒状花のみの花ですが
緑色の花弁のように見える大きな総包が特徴で,
コセンダングサと見分けがつきます。