氏より育ちというけれど…
氏も育ちもという人には端っから敵いませぬ。
4月10日 読了
しかし、屁理屈、揚げ足取りと思わんでもないところもあるような。。。(屁理屈、揚げ足取り得意の私が思うのだから間違いない?)一例をあげると「型を破ったら、型破りという型にはまっただけ」とか。
正子さんは氏も育ちもと非の打ちどころがないわけで。凡人が言うと単なる屁理屈。智慧やたしなみを身に付け武装すれば屁理屈が思想に変わる。正子さんの仰ることに共感すれど上っ面の共感で心底から頷けない。霞をつかむ漠然とした感じ。もっと智慧を身につけ、諸々たしなまないと大手を振って頷けないかな。
1948年刊行。48年と言ったら戦後3年!当時の読者はどう感じたでしょう。しかも正子さん38歳。そのことにも驚きました。
4月前半読んだ本。中里恒子、武田百合子、白州正子、川上未映子、と4冊連続女流作家さん。
今日読み終わった「すべて真夜中の恋人たち/川上 未映子」は、ブックオフで買った中古品。ページの間からレシートが出てきた。2011年10月の日付、2つ先の駅ビル内の有隣堂のレシート。当たり前だが定価の1680円。5千円出してお釣りをもらってる。11年の10月某日って私は何をしてただろう、なんて思いを巡らす。元の持ち主とどこかですれ違っているかもしれない。女性かしら。と妄想。レシートから発展させて、小説のプロットになりそう。そういった感じで、設計図、枠組み?みたいなものは、よく思い付くのだけど、小説は書けないんだよね。やはり凡人ですわ。前に図書館で借りた「悼む人」のあるページに涙の跡を見つけた際も、コレは使えるって。使う機会もないのに、使えもしないのに思ったっけ。
次は奥田英朗「ララピポ」。お下劣らしい。楽しみだわん。下ネタ好き。。。
なーんちゃって。