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ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

今日は心がしんしんと・・・

2014年11月27日 | 日々のこと

昨日冷たい雨の朝、ふと長男のことを思い出した。

長男は大学4年生、学校の近くでひとり暮らしをしている。

(注・関西の人、こっちでは大学生を〇回生でなく〇年生と呼ぶのです)

そうだ、卒業式はいつなんだろうと思って、大学のウエブサイトを見る。

そしたら、卒論提出日程とかも出てきて、そうかそんな時期か、頑張ってるんだろなとふと思う。

家を出た頃はさみしくて気持ちが塞いでいた私だけど、最近は下ふたりで手いっぱい、思い出さないで過ぎる日もある。

もう卒業か、それだけ大きくなったのだな、卒業式は行こうかな、入学式が震災で中止になったからなあ、行ってみたいなあ。

そんなことを思って少しじんわりした。

 

 一夜明けて今日はお茶の稽古。たまたま息子といっしょだった。

息子は授業の空き時間にくることがある。今日はそんな日。

久々に会う息子は髪はぼさぼさ、メガネにかかってるし、どうしたんだ、もっとしゃきっとしてよ!なんて思う母。

ところがここ数日風邪で寝込んでいたそうだ。だからそんなにしょぼくれてるのか。

それでもずいぶんよくなったようでちょっとホッとする。

「連絡くれたら葛湯とか持ってきてあげたのに」というと、「そうそう、そういうのほしかったんだよ」遅いってば。

いろいろ話して別れる。

晩ご飯は?と聞くと「昨日作ったシチューがあるから」って。そうか、しんどくても頑張ってるんだね。

昼間あったかかったのに、最寄りまで戻ってきたときには日が落ちてすっかり寒々しくなっていた。

そういえば、節約するからエアコンはつけず、こたつだけだって言ってたね。

私が学生の頃に使っていた、ん十年前のこたつ、部品を取り付け直して使ってるそう。

せめて体調良くなるまであたたかくしてね。届かない言葉を心の中で呟いたら、なぜかぽろぽろ目からこぼれた。

こういうの親バカって言うんだろな。親バカついでに3月はきっと卒業式に行く。息子にさらっと話したら「いいんじゃない」って言ってた。前はやめてって言われたのに。

ふと、この前作った白玉を食べさせてあげたくなった。

たぶん喜んでくれる。その時私は何よりもうれしい。

今度帰ってきたら作っておくよ。一等美味しく小豆も炊いて。

だから早く治して勉強も頑張れ。お大事に。見えない神さまに、子どもたちをおまもりくださいとお願いをした。

コメント (2)
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