今日は朝から「つづき・ひとの『わ』ランチ」の食材の調達に東京、横浜を電車に乗って奔走。
今はネット販売で手に入るものもたくさんあるけれど、そこに行って選ぶしかないもの、そこでしか買えないものもたくさんあります。
今回使いたい食材も品目だけ考えればどこで買ってもいい、たとえば乾物とか100均でもいいものかもしれないけれど、素材選びがおいしさの決め手だと思うから、やっぱり妥協せず買いに行きたくて。
おかげさまで、買いたかったもの揃えて帰ってくることができました。ホッ(^^)
買い物のついでに、カレッサ汐留にある「都路里」に。
東京にあると聞いて一度入ってみたかったんだけど、今日はいいチャンス。それに、目の前の来週のランチのこと進めながら、5月の「おうちカフェ」のお菓子のことも考えておかなくちゃいけない。
そして、来週のランチの甘味の準備も始めないといけない。
それなら何か役に立つだろうと思って、「都路里」に(^^;)。
懐かしいなあ、都路里。学生の頃、しょっちゅう通ってパフェとかいろいろ食べてました。
今みたいにすんごい行列はなかった気がするんだけど、どうだったかなあ。若いから並ぶの平気で記憶に残ってないんだろうか。いや、そうじゃない気がします。まあとにかく懐かしい。
でも、今日はちょっと複雑な気持ちだ。この京都の都路里のある祇園での昨日の事故。あの場所は何回も通ったし、好きな和装小物のお店もすぐ近くにある。友だちのお店や実家もほんの目と鼻の先だ。
ニュースを見て呆然としながらも実感がわかない。複雑な思いを持ちながらの都路里。でも、今日しかいけないから仕方ない。
入口に行くとお昼どきで満席だったけど、ほどなく入れました。
周りをみると、おうどんかおそばとパフェのセットを食べている人がほとんど。うう、おだしのいいにおいがする。そらそうだよね、それ食べたいよね。
と、心の中でつぶやきつつも、「都路里ぜんざい」を注文。
今日は研究の日だから、パフェとか食べてる場合じゃないよ。研究項目が一番含まれてるぜんざいを注文するしかない。
来週のランチの甘味は「小豆白玉」なんです。私なりにいい感じに仕上がってるんだけど、研究研究。
うーん。おいしそうです。でも、甘そうだ。そして、薄茶が一緒に乗ってきた。うーん。困るよねえ、こういうとき。おぜんざい食べながらお茶もいただきなさいっていう感じかなあ。でも、そういういただき方はやっぱりしづらい。だから、先におぜんざいをいただいてしまおう、と急ぐ。
おいしいです♪ が、やっぱり甘いです。でも、きっと一般的にはこのくらい、関東では物足りない人もいるんだろうか。でも、私はこんなに甘く作れない。その分隠し味にちょっぴり塩をきかせて味をしめる。
箸休めの塩昆布を途中でいただいてちょうどくらいになる。このお昆布は歯ごたえがあってなかなかおいしいなあ。
そうこうして研究終了。1,300円也。・・・高っかあ~(^^;)。まあいいや、仕方ない。研究費だ。辻利のお茶もいただけたし。
ただ、東京で京都のお店に入るたびに思うんだけど、懐かしいなあという気持ちの反面、やっぱりここは関東で京都ではないんだって実感する。同じお店でも空気がちがう。それはそれでいいのだけれど、やっぱり少しさびしい気持ちになる。
このあと横浜にかえって買い物もあったので、急いで電車に乗って、寸暇を惜しんで夢の中へ・・・。でも、ちゃんと目的地で目が覚めるのが私のすごいとこ(^^)v
うとうとしながら、いろいろ考える。自分はどういうふうに作ろうか。でも、やっぱり自分の小豆白玉がいい。かわいく少し小ぶりの白玉に、甘さ控えめにゆっくり炊いたあずきをとろ~りと乗せる。今一番気に入ってる感じ。
こんな感じ。
これは、「くるみ食堂」でお出しした甘味。添えているのは山栗。岩手県の山形村のおばちゃんが干して作ったというのをいただいたので、戻して甘くグラッセ風に煮たもの。なかなかうまくできました。まあこの話はまた別の機会に。
作家さんの器の力も借りて、おいしそうだと思うんだけどなあ。
この小さい白玉を作るのが結構難しい。ほんとに難しい。気持ちがイライラしてるとできない。まあるい気持ちで丸めるんです。
来週の「つづき・ひとの『わ』ランチ」でもこんな感じでお出しします。栗はありません(^^;)。まあるい白玉は4人の調理チームで作ります。さて、粒ぞろいになりますでしょうか。
まあるい気持ちでくるくる。泥団子遊びをちょっと思い出す。壊れないようにまんまるになりますようにって願いながらていねいに作ったお団子。そんな風に楽しい思いで作りたいな。
奥のかわいい感じ、わかりますでしょうか。
小豆白玉でしめくくるランチ。もう少し何かと思われたら、お抹茶も用意してあります。よろしかったらどうぞ。