2022/03/09
3.11が近づいてくると
東日本大震災の映像を目にすることが
多くなります。
ウクライナの破壊された街の映像と
大震災で破壊された街の映像が
似ていると思いました。
これはウクライナです。
自然災害は不可抗力。
人間の力ではどうすることもできません。
けれど、戦争による破壊は人のなせる業。
ウクライナのこの戦禍は
たった一人の人間のせいなのです。
国の為政者の考え方ひとつで
国や町をこのようにしてしまうという
恐ろしい見本のようなもの。
日本は平和な国で、コロナ禍とはいえ
平穏な毎日がずっと続くと考えがちですが
実は自分たちの命は政治家によって
簡単に左右されるかもしれない。
ウクライナのことは遠い国の出来事ではなく
日本でも為政者の考え方ひとつで
戦争に向かうこともあり得ると考えなくては。
だから政治家を選ぶことは
とても大事なことだと思うのです。
政治に関心を持つこと
選挙に行って投票することは
自分や、人の命を守ることに
直結すると改めて考えるべきですね。
ロシアの侵攻で、そんなことを
思ったのでした。
沈丁花の香りが漂う季節になりました。
2022/02/25
ついにロシアがウクライナに侵攻しました。
そんななかで、花が咲いたの
春が来たのという
能天気なブログも書けなくなって
しまいました。
北京オリンピックの終り頃から
言われていましたが
まさか、あり得ないと思っていたら
ほんとうにロシアは侵攻していきました。
私にとってウクライナは遠い国で
実は今回のことが起こるまで
国の位置もよくわかりませんでした。
首都がキエフときいて
ムソルグスキーの『展覧会の絵』の
「キエフの大門」は
ウクライナの首都だったのか
と知ったくらいでした。
ロシアが実力行使に出て、
137人が死亡し、316人負傷のニュース。
ロシア軍はキエフから32㎞の所にまで
迫っていることや
チェルノブイリ原発はロシア軍に
占拠されたと聞いて
暗澹たる思いになったのでした。
ロシアが実力行使に出た理由が
ウクライナのNATO加盟を阻止するためだと
いわれていますが
歴史的な問題もあって
プーチンが何を考えているのか
私には理解のできないことです。
ウクライナが核を手放したので
ロシアが足元を見たのだという人もいます。
1991年にソビエト連邦が崩壊したとき
核兵器はウクライナに集約されていて
核大国でした。
ロシアはそれを恐れて1996年までには
核兵器を全てロシアに返還させた。
ウクライナは
『誰かが我々を攻撃したら、米国が我々を助ける国の一つになる』
という約束を交わした」と訴えているようです。
2021/09/30
総裁は岸田さんに決まりましたね。
岸田さんは「人の話をよく聞く」と言っています。
それまでの政権が、国民の声を聴かない、届かない政権だったことを思うと、それはよいと思いますが、誰の話を聴くかが大事ですよね。安倍・麻生さんの息のかかる所からは、少し距離をおいていただきたい。
私の本音を言えば、野田聖子さんになればいいなと思っていました。
私は2018年に、成城ホールで行われた「重い病気を持つ子どもと家族を支える財団(キッズファム財団)」の主催によるシンポジウムに行きました。
そのときに、野田聖子さんがパネリストとして登壇され、お話を聴きました。当時は総務大臣・女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣でした。野田さんは、ご自身が要医療的ケア児を持つお母さんで、お子さんも一緒に登壇されていました。
野田さんは、「政治家の仕事は法律を作ること」といっておられました。その時の野田さんの人がらとか、話を聴いて、女性、教育、福祉の分野に期待が持てるなと感じたのですが。
岸田さんは「自民党を若返らせます」 「権力の集中と、そして惰性を防いでいきたい」といっています。人事も決まりつつありますが、政治が刷新されていくことを期待します。若い政治家も女性も多く登用していただきたいです。
2021/09/03
今日のTBSラジオ、荻上チキさんの番組で、ジャーナリストの神保哲生さんが菅総理、総裁選不出馬について語っています。
https://radiko.jp/#!/ts/TBS/20210903153000 (00:30分頃から)
概略を書きますと、
「僕はもともと一般的な政治報道は本当のことを伝えていないという目で見ている。自民党の総裁選は安倍・麻生が誰の支持にまわるかで総裁が決まるのに、なぜ報道はああでもない、こうでもないというのかと不思議に思っていた。
去年9月に、安倍さん、麻生さんは、石破、岸田の一騎打ちになると、石破が勝ってしまう。石破さんは、加計、森友、桜の捜査をもう1回やると平気で言っているから、石破総裁をどうしても阻止しなくてはいけない。
岸田、石破の一騎打ちは困るというなかで、特に菅さんは直前まで総裁候補にもなってなかった。総理になるための準備もしてこなかった人だが、石破さんを総裁にしないために引っ張り出してきた、というのが、1年前の菅総理の誕生劇です。
今回は、ニ階さんと安倍さん、麻生さんとの間に亀裂が入ってしまって、3人が菅さんを支えきれなくなって、菅さんがにっちもさっちもいかなくなっただけのこと。
最後は、おそらく安倍さんが引導を渡しただけのことなのに、なぜか、全然そうじゃないという話が延々と報道されていて、不思議に思っている。」
ノンフィクション作家の大下英二さんのおっしゃったことと照らし合わせると、神保さんの言うことが本当だろうなと感じます。
「菅政権は安泰?」↓
https://blog.goo.ne.jp/yoshieri/e/42427a191e50ea311f15959bc7d6232b
菅首相は「新型コロナウイルス、この感染拡大を防止するために私は専任をしたい」と言っています。コロナとオリ・パラとで、大変なことばかり多い1年間だったと思います。貧乏くじを引いたとか言われています。
しかし、大変なのは予想がついたことで、頼まれたとはいえ最終的には菅さんが自分で決めて引き受けたこと。
「一生懸命やってきた」というのは事実だと思いますが、残念ながら、政治の評価は努力の過程ではなく結果なのです。
質問に答えない、自分の言葉で説明をしない、政策を聞いたことがない、菅さんがまだ続けるのかと考えると、不出馬もやむなしと思えるのです
私は党内の権力争いではなくて、総裁にはまずは国民のことを考えられる人、本当のことを言える人になってほしいと思います。