はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

歌の小さな発表会終わる

2019年01月12日 | コンサート

2019/01/12


今日は雪がちらつく寒い日でしたね。

そんななか、区内5つの地域文化創造館が合同で行う発表会に出演しました。
昨年11月から7回出席して練習してきた日本とイタリアの歌曲4曲です。
この発表会をもって、講座も終了です。

出来はどうあれ、ライトを浴びて舞台で歌うのは、出たがり心を満足させてくれて楽しい!
この発表会は録音も写真も撮ってないそうで、記録が残らないのが残念。

控室のお写真で・・・
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明るい先生のもと、発声方法とイタリア語の発音を学び、楽しく練習できたのがなによりでした。
皆様、お疲れさまでした。


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フィギュアスケート衣装デザイナー伊藤聡美さん

2019年01月11日 | フィギュアスケート
2019/01/11


トップフィギュアスケーターの衣装を、ひとりで40着も作っているという伊藤聡美さんのことをテレビでやっていた。セブンルールという番組です。

フィギュアスケーターの衣装展は時々デパートなどで開催されるので、見に行くけれど、近くで見ると、すごくきれいなのよね。
デザインの斬新さと豪華さ、精緻な刺繍、ラインストーンの数に、どれだけ手が込んでいるのだろうと圧倒されてしまいます。

伊藤聡美さんは、羽生選手、宇野選手、宮原知子、紀平梨花、本田真凛、樋口新葉、三原舞依選手などトップ選手の衣装をほとんど手掛けていて、それでいてまだ30歳という若さに驚く。

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この伊藤さんが個性的。

「人が嫌いなんです」
「人のことが理解できないし、まわりの人も私のことを理解できない存在で、なんかあの子変だよね」
「人に会うのが逆にストレスですね」

ガリ(甘酢漬けショウガ)が好きで、仕事場の台所で立ったまま袋から食べているのを見て、YOUさんが「ディオールとか、オートクチュールくらいなことをやられていて、マンションの一室でガリ食いながらやってるというのが、すごいもうアゲです」とコメント。

笑っちゃったけれど、ほんとうにそうですよね。

そういうレベルでモノを作る人、集中する人、創造する人は、人に合わせたり、遊んでいたりする暇はないと思うのよね。

今、林修先生の本を読んでいるけれど、同じことが書いてありました。
「公言しているように、僕は友達の少ない人間です。基本的に人間嫌い」(「林修の仕事原論」より)

忙しさも責任感も大変なものだと思う。
世界中の人が衣装を見ていて、特に羽生ファンは衣装談議で盛り上がる。

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テレビクルーが衣装の「裏側がどうなっているか見せてもらって(いいですか)・・・」に対して「嫌です」って、笑顔ながらきっぱり。

これは、伊藤さんは選手を護ったんだと私は思ったのです。もちろん自分の技術の全ては見せないということもあると思うけれど。

非常識な熱狂ファンがいるから。あれこれ、裏はどうなってるとか、どのくらい薄いのとか、いろんな目で衣装を見ている人がいるから、いらぬ情報は出さないようにしていると思う。

私が一目見て大好きだと思った「夕張メロン」(とファンの間で言われている)色の衣装も伊藤さん作だった。

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伊藤さんのお仕事ページには、美しいフィギュア衣装がたくさん載っています。
これをみんな作ったなんて、ほんとにすごいこと。




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私の風邪予防対策は「鼻うがい」

2019年01月09日 | 健康

2019/01/09

風邪やインフルエンザが流行り始めています。
私はかつて風邪をひきやすく、「しょっちゅうひいてるね」などと言われたものでした。
でも、これをするようになってから予防に役立っていると思います。

それは「鼻うがい」です。

鼻の中についた菌が繁殖する前に洗い流してしまうのです。

もともとは花粉症対策で始めた「鼻うがい」でしたが、風邪をひかない効果もあると思っています。

長年、鼻うがいをしていて、ポンプ式のものなどいろいろ試していくうちに一番簡単かつ安上がりなのはこの容器を使うことだと思いました。


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これは100円ショップに売っている調味料さし。キッチン用品の棚にあります。

食品用の容器なので安全かと思います。
胴体部分が柔らかい素材で、指でギュッと押して湯が出せるものを選びます。

この容器に小さじ1杯の塩を溶かしたぬるま湯を満たして、赤い部分を鼻の中に入れて、おなかの部分を押して、ピューと湯を出して洗い流します。

容器に1回の量ではすっきり洗うのに足りないので、湯を足して2~3回洗い流すとさっぱりします。

塩を入れた湯を使うと、鼻の中に水を入れてもツンとしません。
初めてやる人は、そろそろと湯を入れながら様子を見てください。

慣れてくると奥まで洗うことができるようになります。

片方の鼻に湯を入れて洗うと、反対の鼻から湯が流れて出てきますから、交互にやります。また、喉から口に流すと、喉の奥の汚れも流れ出るので、口から出します。

朝の洗顔時、帰宅時、夜の風呂と1日に最低3回は洗います。花粉の季節、風邪の心配のある時は、もっと頻繁に洗います。くしゃみ、鼻水が出た時には、家にいれば必ず鼻うがいをします。

もう一つの予防対策は、しょっちゅう日本茶を飲むこと
これはお医者さんが言っていたことなのです。風邪の患者がたくさん来る病院で、お医者さんが風邪をひかないようにするのに、頻繁に日本茶を飲んでいるのだそうです。その間隔は20~30分おきだとか。

菌が繁殖する前に飲んで胃に送ってしまうと、胃酸で菌が死ぬのだそうです。お茶のカテキンには殺菌作用があるそうです。



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小さな子たちなんだなあ

2019年01月08日 | リトミック

2019/01/08

昨日のリトミックは1歳半以上のクラスでした。

お正月明けらしく「たこたこ上がれ」というテーマです。
生まれて1~2年の子どもは、お正月の経験もせいぜい1度で、凧あげ経験のある子はいません。
イメージもわかないと思いますので、こんなペープサートを手に持って上げ下げして凧の上がる感じをやってみました。

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これは100均にあったもの。

子どもたちに1つづつ渡して、「たこたこあがれ」の歌とともに上げ下げしてもらいました。
もちろん、1~2歳には上げ下げさえも難しいので、ママの手を借りて一緒にやってもらいます。

ところがね、この凧の棒の端っこをしゃぶり、かじる子あり(笑)。ねじ曲げたり、破ったりもたまにはある。


まだ、意味を理解してないんだね。小さいんだもの。
それを承知のうえで渡しているのです。

そして、たこたこの歌は、ミレミレミミミ の2つの音で歌います。

サウンドブロックという楽器があります。
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E D E D E E E と叩くと、たこたこの歌になるので、1つづつ渡して叩いてもらいました。
こちらも叩けるのはママ。ママが主になってやって、子どもに見せるようにやってもらいました。

これも、話している隙にマレットの黒い玉をしゃぶっちゃう子あり。

ほんとうに低年齢の子たちに何か渡す、貸すということは、こういうことなんだと思います。

しゃぶらせないでくださいね(危険ですからとか、清潔に管理していませんので)と、前もってママに言うのを忘れて渡してしまうと、こういうことがあります。

噛んだり、しゃぶったりすることは年齢相応ですから、幼い子に腹は立ちません。

私のやろうとしていることは、まだペープサートの意味も、楽器も分からない年齢の子たちに何かを教えようとしているのだなあと、いつも思います。

でも、意味を理解しないうちから与えるのも大切なことだと思っています。モーツァルトがわかってからモーツァルトを聴かそう、ではないのと同じですよね。

 

 

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『津波の霊たち 3.11 死と生の物語』

2019年01月07日 | 
2019/01/05


暮れから正月にかけて、引き込まれるように読んだ本。

「ザ・タイムズ」東京支局長、英国人で滞日20年の著者が、東日本大震災直後から現地を訪れて取材した記録。
石巻市立大川小学校の悲劇と裁判についてが主な内容です。

また被災地で多くの幽霊の目撃談があることについて、除霊をした僧侶や学者たちの言葉から、その意味を探っています。

 

震災から出版まで7年近くたった昨年1月の出版です。時間の経過が一時の感情を、定着した判断にまでしていると思います。外国人の視点は日本人にはかえって気づかなかった日本の宗教観、風習、天災に対する諦観、政治観を明らかにしているようです。

私も東京にいて経験したあの地震ー東日本大震災。
メディアで多くのことを見聞し、5年目には現地を訪れ復興支援バスで被災地を巡ったにもかかわらず、実は何を知っていたのだろうという気持ちになったのでした。

東日本大震災は日本人なら誰でも知っているけれど、どんな地震だったのかと問われると、何と答えるだろう?

(引用)

4番目に巨大なもの、この地震によって地球の地軸が17センチほど傾き、日本列島の一部はアメリカのほうに1m以上移動した。地震直後に発生した津波では18,000人以上が死亡。津波の高さは最高で40mを超え、およそ50万人が避難を余儀なくされた。福島第1原子力発電所の3基の原子炉でメルトダウンが起き、放射性物質が周りの地域に放出された。チェルノブイリ事故以来、世界で最も深刻な原発事故だった。地震と津波による被害総額は20兆円以上にのぼり、史上最も損失の大きな災害となった。

福島の事故を受け、ドイツ、イタリア、スイス政府は原子力発電を廃止することを決めた。


ドイツ、イタリア、スイスは原発を廃止しているのです。これは知らなかった。
フクシマはそれほどのことなのですね。それなのに日本では…!?

大川小学校のことは、やはりと思いました。
2016年に復興支援バスで、本書に出てくる新北上大橋を渡り、大川小の廃墟の前を通りましたが、その時の印象を思い出しつつ読みました。一目見て、なぜすぐ背後の裏山に登らなかったのかと誰もが思う地形なのです。
 
(引用)


 この地震の揺れによって倒壊したり深刻な物理的損害を受けたりした学校はひとつもなかった。
2011311日、日本では75人の子供たちが学校の教師の管理下で死亡した。そのうち74人は大川小学校にいた。あとの1名は南三陸町の1校で高台への避難中13歳の男子生徒が溺死した。その1例と大川小学校の件を除いては、他のすべての学校では、子供たち全員が安全な場所へと避難することができた。
 


学校管理下で子どもたちが津波によって命を失ったのは、南三陸町の中学生男子1名と大川小74名しかなかったという事実には、心底びっくりしました。もっと多くの子どもたちが学校で亡くなっているように思っていたのです。
親が迎えに来て、家に帰る途中に巻き込まれた事例もあり、学校にいる限りは教師たちの適切な判断・誘導により助かっていたのです。

校庭に避難した教員の中で唯一の生き残りで、証人として証言すべき人は裁判にも出てこず、連絡が取れない、とあります。 ここでは詳しく書きませんが、興味のある人は本を読んでいただきたいと思います。

昨年夏、私は、危険区域として廃校になった仙台市立荒浜小学校(海岸から数百mの平坦な地にある)も訪れましたが、この学校も校長の判断で全員320人(地域住民も含む)が4階の屋上に上がり、全員がヘリで助けられています。


幽霊体験と除霊については、なるほどと思う解釈です。

(引用)

p131 京都で開かれた学術シンポジウムで、この問題(幽霊を見たという)を取り上げられたことがあった。金田住職(多くの除霊を行った僧侶)は私に語った。「信心深い人たちは、だれもがそれがほんとうのに死者の魂なのかどうか議論しようとします。私はその議論には参加しません。重要なのは、実際問題として人々がそういうものを見ているということです。
震災のあとのこの状況下では、まったくもって自然なことでしょう。あまりにも多くの人たちがいっときに亡くなった。死者たちには気持ちを整理する時間がなかった。残された人々にさよならを伝える時間がなかった。家族を失った人々、死んだ人々―両者には強い愛着心があるのです。死者は生者に愛着があり、家族を失ったものは死者に愛着がある。幽霊が出るのも必定なのです。


本書で最も心を打たれた箇所は2つあります。
・小学生の娘・千春ちゃんをなくした平塚なおみさんが5が月後に娘の遺体と対面する場面。(平塚さんは本書の最初から何度も登場し、長い話があります)
・津波に流されて助かった今野照夫さんの話。(p170~p180にわたる10ページが割かれています)

津波の中で死ぬとはどういう気持ちか、と著者がもらした時に、それについて話してくれる人がいるということで今野さんに取材したのだそうです。

たくさんの思いが湧き出た本でした。私はこの本以外には、東日本大震災関連の本を一冊も読んでないことに気づきました。3月11日はまだ先ですが、もう少し関連の本を読みたいと思いました。

そして、この本を多くの人に読んでいただきたいと思います。

 
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