出沢に伝わる昔ばなしを、
紙芝居にして後世に残したいと、
新城の伝説(山本一三二著)を元に脚本を作り、
しげ子さんに相談をしたら、
「それじゃあ、わたしが絵を描いてみるわ」
と快く引き受けてくれた。
出来上がった絵を見てびっくり、
思った以上の出来映えだ。
『しのぶさんはもっと上手い』と頼んでくれた。
上手い、上手い、二人とも、半端なく上手い。
なんでこんな絵が描けるのか。
出沢にこんなに絵が上手い人がいたとは・・・。
簡易な舞台を作ろうかと思ったが、
こんな立派な素晴らしい絵に、
ダンボールの舞台はそぐわない。
コバちゃに絵を見せ、一話語ると、感動し、
「そんならワシが舞台を作るわ」
と二つ返事で引き受けてくれた。
拍子木・BGMも目処がついた。
製作中の舞台が完成したら、
コロナが収まるのを待って、
紙芝居舞台のこけら落としだ。