いわゆる
最先端領域
と称される
まことに高度なレベル
にあるとされる現代科学
の到達点
を以てしても
温暖化する一方
となっているこの地球を
本来の麗しい状態へと
復元することは
まだ
できていない
この現実から
文明は
謙虚に
学ばなければなるまい
大気中の二酸化炭素濃度は
既に
昨年
400ppmを突破しており
毎年
着実に
増加の一途
を
その後も
辿り続けていく
定め
から抜け出すことが
できない
それが
どんなに進んだ科学技術
であったとしても
文明が汚し続けている
生命の生息に適した
宇宙にたった一つしかないこの環境の劣化を
止めることすら
まだできない
でいる
最先端技術は
地球環境を
元あったあの
うつくしい水準へと
と戻す義務
を負った
研究開発の優先順位を
人類は
誤った
温暖化
という現象は
その結果として
文明へと送られた
最終的な請求書
なのである
1980年代には
温室効果ガスが
地球環境に
どのような影響を及ぼすのか
ということについて
的を射た警鐘が
しきりに鳴らされていた
そこから始まるその後の歴史的事実の連なりが
文明の記録
として惑星に残される
あれから
もう
30年以上の時間が過ぎた
だが
状況は
何一つ改善されておらず
逆に
悪化の一途を辿っている
昂じられてきた対策のすべてに
実効性が不在であることを知っていながら
現実認識を一様に
先送りし続けてきた
莫大な資本を投下して
そのボリュームで
満ち足りた気分になり
いたずらに
ただ時を過ごしている
効果のない諸対策を
何重にも連ねていながら
年々歳々
環境を劣化させ続けている
というのは
不思議な事態
後代の子孫たちには
了解不能なことだろう
文明は
地球が失った
世にも麗しいその環境
を
いまだかつて
有効に取り戻した
ことがない
劣悪化する環境を座視したまま
有効な対策とは何か
という課題から目を反らしつづけている
未解決状態へと問題を追いやったまま
延々とそれを放置していた
凶暴化する一方の自然災害で
いのち
の価値は零落する一方となり
生命の尊さ
を顧みない経済重視
の政策の数々で
利益の獲得に邁進する文明の愚かな姿を
批判することなく
ただ流されていた
現状で判断する限り
温暖化を放置しておくこと
しか
文明に打つ手はない
ということになる
異常気象は凶暴性を増し続けており
異様なほど急速に増えた降水量は
人の暮らしの許容範囲を
夙に超えたものとなっている
最先端の技術開発分野で
二酸化炭素を善用する方法や
有効に無毒化する方法の
研究が行われている
とする報告もない
発電所で生み出している二酸化炭素
が問題であるのなら
原発へと切り替えてしまえばよい
という程度の認識で
世界は地球規模の課題を
解決できると
いま以て信じている
要するに
多寡をくくっている
というのが実際のところ
熱エネルギーを得るための方便として
地下資源を燃やす方法が浸透し
その結果として
炭素資源を酸化して生じた有害な化合物
である二酸化炭素の排出量が
自然のメカニズムによって
分解される量を大きく超えてしまったことから
紫外線の処理能力を逸脱した炭素系酸化物が
地表高くに滞留する状況となり
その蓄熱効果で
異常気象の数々を
世界中にもたらす
という経過を
秒単位で肥大化させている
そこで
温室効果ガスを生まない
核分裂エネルギーに注目が集まったのだったが
それが生む
放射性廃棄物の有害性を
利便性の高さが無視することを許す
展開へとシフトしていったことから
3.11に起きた地震とそれによる大津波で
フクシマでは
三基の原発が
水素爆発を引き起こすこととなり
頑丈な原子炉建屋を吹き飛ばす
という被害を現実のものとした
化石燃料と核燃料以外にも
有効な資源は紛れもなく存在するのだが
その効率的な使い方に
文明は
これまで まったく
関心を示そうとしてこなかった
そして
台風は一層発達し易いものと変化し
強風と
集中豪雨とを
同時に
発生させるという
苛烈な自然環境を
温暖化という現象に生み出させている
課題を解決するための一つの方法
として
自然エネルギーで得た電力を
増幅して使う
という解が与えられていた
だが
単独で機能できない電力は
商用電源に取り込まれることで
かろうじて延命することができている
やり方と工夫次第で
電気は増やして使うことが
比較的簡単に
できるものとなる
ただし
それは交流電流であることが
望ましい
その内容について立ち入ることは
現時点で
まだできない
誘導法則を援用することにより
一つの励磁電流から
複数の電流を誘導することが
いともたやすく
できるようになっている事実を
参考として挙げておく
それは配電系統の随所に
実在しているものである
電信柱を繋いでいる配電線では
そのようなカラクリが
日常的に行われており
電力会社の利益を最大化して
送り届けるための原動力ともなっている
配電系統の下流に位置する低圧の変電所には
一系統につき一つの
三相誘導電源しか
配置されていない
単一の電流を幾重にも増やして
延々と遠くまで
果てしなく
電力を送り届けているその仕組みを知れば
電気は増やして使うもの
という認識が国民すべてに行き渡る
電力業界がこの仕組みを隠し通してきたために
国民は高い電気料金を
請求されているだけでなく
太陽光付加金
という名の追加費用の負担までをも
押し付けられる始末となったのだった
無知な国会を生んでいるのは
国民の側にある
むかしからの無関心
に基づく無批判な姿勢
に他ならない
自然エネルギーに温暖化を止める効力は
本来ない
電力会社に買ってもらわなければ
導入コストさえ
償却することが
できないモデルに
問題解決能力はそもそも不在
これだけで
温暖化が止まらなかった理由の半分が
明白となる
化石燃料の消費を減らすことができていなければ
どのような先端技術を導入したとしても
効果はゼロ
そのためのコストが無駄に消えていた
ということが
経済を長年低迷させている
その最大の原因となっている
経済成長に必要なのは
有効需要の創出であって
無効な需要に対する国費の大量投与
などでは決してない
世界が失ってきた富の多くは
無効な需要を生み出すことを目的として
脱温暖化を目指す経済政策を
一律に実施してきたすべてのニンゲン達によって
貧困化するための
主要な手順とされている
この事実にすら
まだ一向に気付かない
というのが
問題の本質なのだ
現象が指し示す意味の所在を
突き止めることができさえすれば
有効解など
いとも簡単に引き出せる
状況が永らく改善していないとき
疑うべきは
認識の妥当性
というその点ただ一つ
誤った認識は
所期の成果を却って遠ざけ
富を
いたずらに失わせるだけとなる
批判精神をもとうとしてこなかった文明は
気候変動の影響をモロに受け
70億人を突破した人口を
自然災害の増加と統治方法の不手際などから
急速に増えた物理戦によって
減らし続けるものとなってゆく
温暖化がもたらしている自然災害の増加は
社会資本を短期間で劣悪化させ
政治体制の見直しを
強く迫るようなものとなる
ウクライナでは
ロシアへの帰属を求める勢力が
国際紛争の種となり
分離独立を巡る争いは
民族と宗教の間にできる対立を
世界各地で
ひたすら
煽るものへと拡大させてゆく
このような変化が
いま
世界中でほぼ同時に起きており
平衡状態をかろうじて維持していた
パレスチナとイスラエルとの間では
消耗戦への再突入へと変化した
すべての対立は
認識に潜む課題のズレ
がその起源
勝手な思い込みよる正当化プロセスが
温暖化と貧困化
そして
政治システムがもつ固有の欠陥を
正当化しようとするその過程のいちいちで
争いへの動力源とさせていく
環境負荷のない
低廉で
無害なエネルギーの登場は
世界の様相を
短期間で
おそらく一変させてしまうことだろう
未来型エネルギーモデルを
ビジネスとして扱ってはならない
供給者は最初の受益者
となる成分を
しっかりと見極めることから
運動に着手しなければならない
最先端領域
と称される
まことに高度なレベル
にあるとされる現代科学
の到達点
を以てしても
温暖化する一方
となっているこの地球を
本来の麗しい状態へと
復元することは
まだ
できていない
この現実から
文明は
謙虚に
学ばなければなるまい
大気中の二酸化炭素濃度は
既に
昨年
400ppmを突破しており
毎年
着実に
増加の一途
を
その後も
辿り続けていく
定め
から抜け出すことが
できない
それが
どんなに進んだ科学技術
であったとしても
文明が汚し続けている
生命の生息に適した
宇宙にたった一つしかないこの環境の劣化を
止めることすら
まだできない
でいる
最先端技術は
地球環境を
元あったあの
うつくしい水準へと
と戻す義務
を負った
研究開発の優先順位を
人類は
誤った
温暖化
という現象は
その結果として
文明へと送られた
最終的な請求書
なのである
1980年代には
温室効果ガスが
地球環境に
どのような影響を及ぼすのか
ということについて
的を射た警鐘が
しきりに鳴らされていた
そこから始まるその後の歴史的事実の連なりが
文明の記録
として惑星に残される
あれから
もう
30年以上の時間が過ぎた
だが
状況は
何一つ改善されておらず
逆に
悪化の一途を辿っている
昂じられてきた対策のすべてに
実効性が不在であることを知っていながら
現実認識を一様に
先送りし続けてきた
莫大な資本を投下して
そのボリュームで
満ち足りた気分になり
いたずらに
ただ時を過ごしている
効果のない諸対策を
何重にも連ねていながら
年々歳々
環境を劣化させ続けている
というのは
不思議な事態
後代の子孫たちには
了解不能なことだろう
文明は
地球が失った
世にも麗しいその環境
を
いまだかつて
有効に取り戻した
ことがない
劣悪化する環境を座視したまま
有効な対策とは何か
という課題から目を反らしつづけている
未解決状態へと問題を追いやったまま
延々とそれを放置していた
凶暴化する一方の自然災害で
いのち
の価値は零落する一方となり
生命の尊さ
を顧みない経済重視
の政策の数々で
利益の獲得に邁進する文明の愚かな姿を
批判することなく
ただ流されていた
現状で判断する限り
温暖化を放置しておくこと
しか
文明に打つ手はない
ということになる
異常気象は凶暴性を増し続けており
異様なほど急速に増えた降水量は
人の暮らしの許容範囲を
夙に超えたものとなっている
最先端の技術開発分野で
二酸化炭素を善用する方法や
有効に無毒化する方法の
研究が行われている
とする報告もない
発電所で生み出している二酸化炭素
が問題であるのなら
原発へと切り替えてしまえばよい
という程度の認識で
世界は地球規模の課題を
解決できると
いま以て信じている
要するに
多寡をくくっている
というのが実際のところ
熱エネルギーを得るための方便として
地下資源を燃やす方法が浸透し
その結果として
炭素資源を酸化して生じた有害な化合物
である二酸化炭素の排出量が
自然のメカニズムによって
分解される量を大きく超えてしまったことから
紫外線の処理能力を逸脱した炭素系酸化物が
地表高くに滞留する状況となり
その蓄熱効果で
異常気象の数々を
世界中にもたらす
という経過を
秒単位で肥大化させている
そこで
温室効果ガスを生まない
核分裂エネルギーに注目が集まったのだったが
それが生む
放射性廃棄物の有害性を
利便性の高さが無視することを許す
展開へとシフトしていったことから
3.11に起きた地震とそれによる大津波で
フクシマでは
三基の原発が
水素爆発を引き起こすこととなり
頑丈な原子炉建屋を吹き飛ばす
という被害を現実のものとした
化石燃料と核燃料以外にも
有効な資源は紛れもなく存在するのだが
その効率的な使い方に
文明は
これまで まったく
関心を示そうとしてこなかった
そして
台風は一層発達し易いものと変化し
強風と
集中豪雨とを
同時に
発生させるという
苛烈な自然環境を
温暖化という現象に生み出させている
課題を解決するための一つの方法
として
自然エネルギーで得た電力を
増幅して使う
という解が与えられていた
だが
単独で機能できない電力は
商用電源に取り込まれることで
かろうじて延命することができている
やり方と工夫次第で
電気は増やして使うことが
比較的簡単に
できるものとなる
ただし
それは交流電流であることが
望ましい
その内容について立ち入ることは
現時点で
まだできない
誘導法則を援用することにより
一つの励磁電流から
複数の電流を誘導することが
いともたやすく
できるようになっている事実を
参考として挙げておく
それは配電系統の随所に
実在しているものである
電信柱を繋いでいる配電線では
そのようなカラクリが
日常的に行われており
電力会社の利益を最大化して
送り届けるための原動力ともなっている
配電系統の下流に位置する低圧の変電所には
一系統につき一つの
三相誘導電源しか
配置されていない
単一の電流を幾重にも増やして
延々と遠くまで
果てしなく
電力を送り届けているその仕組みを知れば
電気は増やして使うもの
という認識が国民すべてに行き渡る
電力業界がこの仕組みを隠し通してきたために
国民は高い電気料金を
請求されているだけでなく
太陽光付加金
という名の追加費用の負担までをも
押し付けられる始末となったのだった
無知な国会を生んでいるのは
国民の側にある
むかしからの無関心
に基づく無批判な姿勢
に他ならない
自然エネルギーに温暖化を止める効力は
本来ない
電力会社に買ってもらわなければ
導入コストさえ
償却することが
できないモデルに
問題解決能力はそもそも不在
これだけで
温暖化が止まらなかった理由の半分が
明白となる
化石燃料の消費を減らすことができていなければ
どのような先端技術を導入したとしても
効果はゼロ
そのためのコストが無駄に消えていた
ということが
経済を長年低迷させている
その最大の原因となっている
経済成長に必要なのは
有効需要の創出であって
無効な需要に対する国費の大量投与
などでは決してない
世界が失ってきた富の多くは
無効な需要を生み出すことを目的として
脱温暖化を目指す経済政策を
一律に実施してきたすべてのニンゲン達によって
貧困化するための
主要な手順とされている
この事実にすら
まだ一向に気付かない
というのが
問題の本質なのだ
現象が指し示す意味の所在を
突き止めることができさえすれば
有効解など
いとも簡単に引き出せる
状況が永らく改善していないとき
疑うべきは
認識の妥当性
というその点ただ一つ
誤った認識は
所期の成果を却って遠ざけ
富を
いたずらに失わせるだけとなる
批判精神をもとうとしてこなかった文明は
気候変動の影響をモロに受け
70億人を突破した人口を
自然災害の増加と統治方法の不手際などから
急速に増えた物理戦によって
減らし続けるものとなってゆく
温暖化がもたらしている自然災害の増加は
社会資本を短期間で劣悪化させ
政治体制の見直しを
強く迫るようなものとなる
ウクライナでは
ロシアへの帰属を求める勢力が
国際紛争の種となり
分離独立を巡る争いは
民族と宗教の間にできる対立を
世界各地で
ひたすら
煽るものへと拡大させてゆく
このような変化が
いま
世界中でほぼ同時に起きており
平衡状態をかろうじて維持していた
パレスチナとイスラエルとの間では
消耗戦への再突入へと変化した
すべての対立は
認識に潜む課題のズレ
がその起源
勝手な思い込みよる正当化プロセスが
温暖化と貧困化
そして
政治システムがもつ固有の欠陥を
正当化しようとするその過程のいちいちで
争いへの動力源とさせていく
環境負荷のない
低廉で
無害なエネルギーの登場は
世界の様相を
短期間で
おそらく一変させてしまうことだろう
未来型エネルギーモデルを
ビジネスとして扱ってはならない
供給者は最初の受益者
となる成分を
しっかりと見極めることから
運動に着手しなければならない