こ と の 端

散文でロジックを
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異 常 気 象

2014-08-31 07:15:47 | Weblog
原発が稼働を停止すると

降水量が

ことのほか

増える

という傾向が

顕著


核エネルギーの割合は

およそ

30%

停止した原発に代わって

天然ガスなどを燃やす

火力発電所の負担が

概ね

同じ比率で増加した




化石燃料と総称される地下資源は

炭素と水素の化合物

からできている

炭化水素を燃やせば

炭素の酸素化合物である

CO2が増えるのは

ものの道理


それと同じ理屈で

水素の酸素化合物である

H2Oが増えることは

誰も意に介さない

水は無害

だと信じ込まれているからだ


炭化水素を燃やすと

二酸化炭素と気体の水が

同時生成するのだが

温暖化ガスの方にのみ注目が集まり

水の危険性については

誰も警鐘を鳴らしてこなかった

水素の研究者や

燃料電池開発の担当者

ですら

そうなのだ


地下資源を燃やすと

温暖化の原因物質である

二酸化炭素の濃度上昇が高まるだけでなく

地球がもつ水

の絶対量そのものもまた

自動的増加する

ということになる


炭化水素は温暖化の原因であるだけでなく

同時に結果を意味する

液体の水

の増加を連れてくる


ガソリンや軽油にも

炭化水素は含まれており

エンジンから常に

温室効果ガスと

気体の水と液体の水の両方が

同時に大気中へと放出されていく


自動車の販売量の増加は

最終的に

降水量の増加

となって

文明の上に降りかかる


天然ガスもまた

炭化水素でできているため

ガスを燃やせば燃やすほど

水を量産する

という結果を

必然的に

生む


水はとても安定な化合物であることから

自然条件の下では

絶対に分解しない

地球は海水に浸食され

最終的に

沈没する

これが水の惑星の

運命


水は

液体

気体

固体

の三態へと

絶えず姿を変えるものだが

組成を変えることはない


水を

水素と酸素とに分解するには

電気または2000度C以上の高熱を

別途与えてやらなければならない


つまり

新たなエネルギーコストを

文明が負担しなければ

海岸線の変化が

緩慢に起きる

ということなのだ


日本でガスの燃焼量を

減らすことができたとしても

中国大陸で生じた炭化水素の酸化反応

の増加によって

新たに生まれた水蒸気が

東方へと

偏西風に乗って移動し

日本の上空に滞留が生じると

海面から蒸発した水蒸気と合わさり

雨粒を増やして

列島付近へと落下する


50年に一度という大雨が

毎回のように

降り続くことなど

およそ

考えられないことなのだ

気象条件の変化以外の別の要因が

降水量の増加に関わっている

ことを

理解しておく必要があるだろう


発達した低気圧の影響であるのなら

半世紀に一度程度

このような水害は起こり得るだろう

だが

連続的に起きているという事実は

気象条件以外の別の要因

が加わっていることを示唆している


拡散することができずに

停滞したままの水蒸気は

やってきた低気圧にやがて糾合され

降水量を殊の外

増やす


山津波を引き起こすほどの大雨は

文明生活の高度化によって

凶暴性を増した

土砂崩れを引き起こした大雨は

上空に滞留した水蒸気が

低気圧の発達に伴って

一斉に液化

したことによって起きたもの

と考えるのが合理的


温暖化による異常気象は

間接要因に過ぎない

ガスの消費や

自動車のエンジンを止めてしまえば

温暖化と降水量の異常な増加は

起きなくなるだろう

だからといって

原発に頼るようでは

高い代償を支払って学習した

その甲斐というものがない


核にも

地下資源にも

そして

再生可能エネルギーにも依らない

第四の選択肢

である再生不要エネルギーの時代を

ここから

切り開いていかなければならない


いま起きている現実から

問題のもつ

その意味

を読み解いていかなければ

犠牲となる人の数は

これから更に急増する


環境異変の原因は

要するに

地下資源の燃焼

にある


ものが燃える時

酸素も同時に消費される

炭化水素は燃えることで

大気中の酸素と化合し

酸素濃度を緩慢に引き下げながら

二種類の酸素化合物

すなわち

二酸化炭素CO2と

水H2Oを

同時生成する機能を

顕在化させるものとなる

この酸化メカニズムを

地表へと

否応なしに与えるようになったからこそ

降水量の異常な増加が

人の生活を脅かすようになったのだ


再生不要エネルギーには

超伝導応用技術なども含まれている

たとえ常伝導であったとしても

永久電流が成り立っているのなら

同じ効果を引き出せる

超電流でなくたって

エネルギーのリサイクルが成り立つモデルであるのなら

地下資源の消費は

おきない

必要のないものを

温存させておく理由はない

コスト負担を

やみくもに増やすのみ


英知を集めて

問題の本質を

探り当てることができたなら

環境の復元



経済の復興



同時に

成る


エネルギーコストが下がるだけで

一定の経済効果が生み出せる

環境コストが不要なら

文明の持続的成長と発展は

疑う余地がない


持続不可能なサイクルの上に乗ったままの文明は

自らの手で

環境を劣化させ

エネルギーコストを高めつつ

貧困の蔓延をひたすら急ぐ

国際情勢はその結果不穏なものとなっていき

局地的な戦闘や

それによる紛争の拡大などが

止め処(ど)なく増えてゆく時代となった


現状はその証拠

問題の所在を知れば

その裏に書かれている解

を読むことができる

ただそれだけのこと


シンプルな事柄を

複雑にしたのは

横に伸びた

知識
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