産油国以外のすべての国が
いまや
巨額の財政赤字
を抱え込んでしまうこととなり
身動きすることすらできなくなっている
国家予算を切り詰めるための
いろいろな方策を
あらたに見出すことが困難となり
その理由で
いま
大いに苦しんでいる
という共通の傾向が顕著にみられる
逼迫した財政状況が
母国を捨て去ってまで
生き延びようとする難民を
受け容れることを拒ませ
受け入れに応じてきた国に対してさえ
制限を設けさせる事態となった
難民保護という国際的な問題を
国家財政を圧迫している経済的な問題が
政治指導者と選挙民
のそれぞれの側にある異なった意識を
凍結して閉じるよう
画一的といえるほど共通に
等しくに迫るようになっている
難民を受け入れて
労働力として
活用する道は残されてはいても
難民を受け入れたその国に
定着させるための予算さえ
ままならない
という状況が
問題をより深刻で
複雑
かつ切実なもの
へと
これからもっと
押し上げていく
財政状況が逼迫するようになったのは
地下資源を輸入するために
大量のドルが必要となり
自国通貨をより大量に売った
ことによって
国際金融資本に
地域にとって固有に成り立っていた
ローカル市場に備わっていた消費力が生む
利益を
市場に還元することなく
そのまま
勝手に持ち去るがまま放置して
そこで与えた富のすべてを
四半期単位で
速やかに回収するメカニズムを生み出した
国内市場から豊かさの源泉
となっていたものを
国際金融資本の一群が奪っていったことにより
国民のみならず
政府までもが
財政赤字とそれが生む貧困とに
同時に苦しむようになったのだった
国家予算の配分を見直し
大幅に抑制する目的で
経済成長に寄与することのない
福祉関連予算の割り当てから
減ららしていく政策の変更が
このところ頓に
目につくようになってきた
地下資源を輸入した国は
要するに
おしなべて
貧しくなる
という隠然たる仕組みが
南北問題が騒がれだした頃を起点として
夙に広まるようになっている
ドルの供給者に自国通貨を売り渡したことにより
国内市場に投資を呼び込みはしたものの
それは一時的に潤沢となった
海外からの資本
の流入という本質を抜け出せぬまま
各種の投資行為で獲得した巨額の利益の総てを
国際金融資本とそれに連なる投資機関などが
再投資するためにではなく
そのすべてを国外へと持ち去る目的で
市場を奪ったことによって利益を得
活性を失わせたまま
枯れた市場となることを
強要することが当然視される時代
を連れてきた
国際金融資本の一群は
借入金を運用することで
利益を得ることを生業としていることから
配当義務に拘束され
それ故に
利益の総てを持ち去る
という結果を実現するのが義務となる
配当効率を最大化して
次の資本調達の糧とするサイクルを成り立たせ
市場を提供した国に
金の回らない市場となることを
悟らせないよう緩慢に迫り
最終的に巨額の富を引き出して
市場から活性を失わせ
貧困を強要する主体となることで
その機能を発揮する
地下資源を輸入しなければ
経済成長は到底見込めない
石油消費国の総ては
国際金融資本から
為替市場を通じて
ドルを手に入れなければならず
売り渡したローカル通貨による
折り返しの投資の波
を一時的に生み出しはするものの
そこから先は
毎年
獲得させた利益を
勝手に持ち去らせるがまま
に放置せざるを得なくなる運命
へと陥る定め
最終的に金の回らない
枯れた市場を抱え込み
国民を困窮させて税収を減らし
財務状態を自ら劣化させる
という不毛なパターンを
その後何度も繰り返す
ドルを買えば買うほどに
国と国民は共に疲弊するようになっていき
財政赤字と個人所得の減少に
打ち揃って苦しむ
という共通の傾斜に
石油有入国と兵器輸入国とは
次第に苛まれるようになっていく
ドルを供給した国際金融資本が
ローカル市場に投資するのは当然の成り行きだが
利益の一部をそのまま市場に残し
再投資するための資本
として活用するようになっていたのであれば
乖離幅を広げて
国際的に蔓延するようになった
貧富の差は
拡大基調から
縮小基調へと遷移して
市場で回っている資本を
一定程度温存することは多分できていた
国民が生み出した富がつくりだす
底堅い経済循環を成り立たせる
程度のことは
おそらく容易な技だった
目先の利益に執着する
国際金融資本がもつその共通の性向を
黙過して放置した
ということが
石油輸入国だけでなく
ドルの発行国であるそのアメリカを
危険な状況へと
これから陥れようとする事態を
遅かれ早かれ
必然的に連れてくる
わき目も振らずに利益乱獲競争を挑む
その限りなく貪欲な姿勢というものが
市場の育成から投資家の目を反らさせ
枯れた市場を量産していく
という強い動因を形成し
富の源泉を縮小する結果を生む時代
となった
乱獲の果てに
絶滅危惧種を多数生み出してきたのと
まったく同じ行いが
石油輸入国と
ドル供給国との間で
いま
まさに
おきている
アメリカが過剰供給した大量のドルを
危険水域に達したとして
回収を迫られていながらも
石油消費国で形成している
国際経済に占める消費の主要部分で
重大な懸念を募らせている
この事実に遭遇したということが
量的緩和の終息を
FRBに先延ばしさせる
という決定を下させた
ドルの属性
となっている過剰流動性の放置
が
ドル余り現象の一つとなって
信用経済を根底から覆す直前へと陥らせ
あのリーマンショックへと繋がった
ということが
三度に亘る量的緩和の実施
を実行させた背後の事情
そこには名状すべからざるほど陰湿で
深刻なものが潜み
蟠踞しつづけている
アメリカの公定歩合が
既にゼロ金利水準
にあったということが
量的緩和の実施を促し
世界規模で資本量を膨張させることとなり
世界中の株式市場で
資本力のある投資家に
株価の誘導制御を可能にする
金融相場を生み出すに至らしめた
莫大な利益を簡単に得るための前提条件を
FRBが整えたその行為の責任が
量的緩和を終わらせる必要性を
次第に高めさせている
経済実態を反映する筈の株価が
マネーゲームの独壇場
と化すようになったのは
過剰流動性の回収を
FRBが見送ったことに起因する
不毛な変化の
その予兆
相場形成の勢いが強ければ強いほど
凋落へと転じた時の急落は
より苛烈なものとなる
ドル金利の上昇を急げなくなっている
という特殊な事情の出来を
躊躇したその結果がよく物語る
量的緩和の終息を急げなくなった
ということが
国際経済にとって
どのような意味をもつことなのか
ということについて
今後の経過を慎重に
観察している必要がある筈だ
いまや
巨額の財政赤字
を抱え込んでしまうこととなり
身動きすることすらできなくなっている
国家予算を切り詰めるための
いろいろな方策を
あらたに見出すことが困難となり
その理由で
いま
大いに苦しんでいる
という共通の傾向が顕著にみられる
逼迫した財政状況が
母国を捨て去ってまで
生き延びようとする難民を
受け容れることを拒ませ
受け入れに応じてきた国に対してさえ
制限を設けさせる事態となった
難民保護という国際的な問題を
国家財政を圧迫している経済的な問題が
政治指導者と選挙民
のそれぞれの側にある異なった意識を
凍結して閉じるよう
画一的といえるほど共通に
等しくに迫るようになっている
難民を受け入れて
労働力として
活用する道は残されてはいても
難民を受け入れたその国に
定着させるための予算さえ
ままならない
という状況が
問題をより深刻で
複雑
かつ切実なもの
へと
これからもっと
押し上げていく
財政状況が逼迫するようになったのは
地下資源を輸入するために
大量のドルが必要となり
自国通貨をより大量に売った
ことによって
国際金融資本に
地域にとって固有に成り立っていた
ローカル市場に備わっていた消費力が生む
利益を
市場に還元することなく
そのまま
勝手に持ち去るがまま放置して
そこで与えた富のすべてを
四半期単位で
速やかに回収するメカニズムを生み出した
国内市場から豊かさの源泉
となっていたものを
国際金融資本の一群が奪っていったことにより
国民のみならず
政府までもが
財政赤字とそれが生む貧困とに
同時に苦しむようになったのだった
国家予算の配分を見直し
大幅に抑制する目的で
経済成長に寄与することのない
福祉関連予算の割り当てから
減ららしていく政策の変更が
このところ頓に
目につくようになってきた
地下資源を輸入した国は
要するに
おしなべて
貧しくなる
という隠然たる仕組みが
南北問題が騒がれだした頃を起点として
夙に広まるようになっている
ドルの供給者に自国通貨を売り渡したことにより
国内市場に投資を呼び込みはしたものの
それは一時的に潤沢となった
海外からの資本
の流入という本質を抜け出せぬまま
各種の投資行為で獲得した巨額の利益の総てを
国際金融資本とそれに連なる投資機関などが
再投資するためにではなく
そのすべてを国外へと持ち去る目的で
市場を奪ったことによって利益を得
活性を失わせたまま
枯れた市場となることを
強要することが当然視される時代
を連れてきた
国際金融資本の一群は
借入金を運用することで
利益を得ることを生業としていることから
配当義務に拘束され
それ故に
利益の総てを持ち去る
という結果を実現するのが義務となる
配当効率を最大化して
次の資本調達の糧とするサイクルを成り立たせ
市場を提供した国に
金の回らない市場となることを
悟らせないよう緩慢に迫り
最終的に巨額の富を引き出して
市場から活性を失わせ
貧困を強要する主体となることで
その機能を発揮する
地下資源を輸入しなければ
経済成長は到底見込めない
石油消費国の総ては
国際金融資本から
為替市場を通じて
ドルを手に入れなければならず
売り渡したローカル通貨による
折り返しの投資の波
を一時的に生み出しはするものの
そこから先は
毎年
獲得させた利益を
勝手に持ち去らせるがまま
に放置せざるを得なくなる運命
へと陥る定め
最終的に金の回らない
枯れた市場を抱え込み
国民を困窮させて税収を減らし
財務状態を自ら劣化させる
という不毛なパターンを
その後何度も繰り返す
ドルを買えば買うほどに
国と国民は共に疲弊するようになっていき
財政赤字と個人所得の減少に
打ち揃って苦しむ
という共通の傾斜に
石油有入国と兵器輸入国とは
次第に苛まれるようになっていく
ドルを供給した国際金融資本が
ローカル市場に投資するのは当然の成り行きだが
利益の一部をそのまま市場に残し
再投資するための資本
として活用するようになっていたのであれば
乖離幅を広げて
国際的に蔓延するようになった
貧富の差は
拡大基調から
縮小基調へと遷移して
市場で回っている資本を
一定程度温存することは多分できていた
国民が生み出した富がつくりだす
底堅い経済循環を成り立たせる
程度のことは
おそらく容易な技だった
目先の利益に執着する
国際金融資本がもつその共通の性向を
黙過して放置した
ということが
石油輸入国だけでなく
ドルの発行国であるそのアメリカを
危険な状況へと
これから陥れようとする事態を
遅かれ早かれ
必然的に連れてくる
わき目も振らずに利益乱獲競争を挑む
その限りなく貪欲な姿勢というものが
市場の育成から投資家の目を反らさせ
枯れた市場を量産していく
という強い動因を形成し
富の源泉を縮小する結果を生む時代
となった
乱獲の果てに
絶滅危惧種を多数生み出してきたのと
まったく同じ行いが
石油輸入国と
ドル供給国との間で
いま
まさに
おきている
アメリカが過剰供給した大量のドルを
危険水域に達したとして
回収を迫られていながらも
石油消費国で形成している
国際経済に占める消費の主要部分で
重大な懸念を募らせている
この事実に遭遇したということが
量的緩和の終息を
FRBに先延ばしさせる
という決定を下させた
ドルの属性
となっている過剰流動性の放置
が
ドル余り現象の一つとなって
信用経済を根底から覆す直前へと陥らせ
あのリーマンショックへと繋がった
ということが
三度に亘る量的緩和の実施
を実行させた背後の事情
そこには名状すべからざるほど陰湿で
深刻なものが潜み
蟠踞しつづけている
アメリカの公定歩合が
既にゼロ金利水準
にあったということが
量的緩和の実施を促し
世界規模で資本量を膨張させることとなり
世界中の株式市場で
資本力のある投資家に
株価の誘導制御を可能にする
金融相場を生み出すに至らしめた
莫大な利益を簡単に得るための前提条件を
FRBが整えたその行為の責任が
量的緩和を終わらせる必要性を
次第に高めさせている
経済実態を反映する筈の株価が
マネーゲームの独壇場
と化すようになったのは
過剰流動性の回収を
FRBが見送ったことに起因する
不毛な変化の
その予兆
相場形成の勢いが強ければ強いほど
凋落へと転じた時の急落は
より苛烈なものとなる
ドル金利の上昇を急げなくなっている
という特殊な事情の出来を
躊躇したその結果がよく物語る
量的緩和の終息を急げなくなった
ということが
国際経済にとって
どのような意味をもつことなのか
ということについて
今後の経過を慎重に
観察している必要がある筈だ
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