大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

小屋を建ててみよう。(その12)

2013年10月01日 | 小屋を建ててみよう。

小屋作りも大詰めに近づいてきました。今回は一番気を抜けない電気作業です。ご存知の方もお出でと思いますが、私の仕事(作業)は速いけれど大雑把と認識しています。木工工作の場合は多少の狂いがあっても「ま~、いいか」や「手直しすればいいや」等となるのですが・・・。今回の電気工事はその様な訳には行きません。間違える事や中途半端は許されないのです。先般のブログでも書きました様に外部電源を屋外用ジョイントボックスに取り込み、このボックス内で電灯用1個、電灯スイッチ用1個、コンセント3個と5回線を集約しなければなりません。先ず部屋の内壁を施行する前に、写真の様に基礎材に電源用の穴をあけ各所に配線しました。そしていよいよジョイントボックス内の作業を開始しましたが外部電源を入れた6回線も集約するにはジョイントボックスがちょっと小さかった事を認識です。それでも時間をかけて(無理矢理?)ボックス内に各線を押し込めたのが写真です。これでスイッチを入れてライトが灯かなかったり、コンセントに差し込んでも反応が無かった場合は失敗と言う事になります。それではスイッチONです。やった~、これはまさしく文明開化ですよ。夕方に近づき薄暗くなっていた小屋の中が見事に明るくなりました。これで夕方以降も作業が出来そうです。次回は内壁施行です・・・。

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清水 実
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木戸嘉一
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小屋を建ててみよう。(その11)

2013年09月28日 | 小屋を建ててみよう。

さ~いよいよ床材張りです。今迄は基礎材の上に15mmのベニア板を張り付けた状態でしたが、今回はこのスペースを利用する上で一番視覚的、感触的にも重要で、使い心地も加味される床材の施行です。最初に何を使うか迷いました。ジュウタン等にすればコストは下がりますがここ迄「木」に拘って作ってきたのだからと多少奮発しても良いとの思いで長辺が1800mmある床専用材を購入してきました。良いのか悪いのか解りませんが余った透湿防水シートを敷いた上に奥から順番に張り付けて行きます。施行の途中でも床面のすべすべが気持ちよくて「張りつめたら大の字になって寝てみたい」との思いが込み上げてきます。写真は上から順に施行行程を記録したものです。いや~っ、床材を敷き詰めただけで本当に部屋らしくなりましたよ。もちろん大の字になって木の温もりと香りを充分楽しみました。これで後は内壁と電気配線を行えばほとんど完成と言えるでしょう。さて内壁はどうしようか・・・?

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小屋を建ててみよう。(その10)

2013年09月26日 | 小屋を建ててみよう。

昨日は愛犬・ウッチ君の手術の日でしたが事前検査で甲状腺に異常が見つかり手術は延期となってしまい暫く心配事が続きそうです。また昨日はフォトコンでお馴染み日本写真企画社を訪ね、久し振りに石井聖也社長とお会いする事が出来ました。昔はよくゴルフや温泉、釣りといろいろな所に遊びに行ったもので、近くの喫茶店に席を移して昔話に花を咲かせました。そして結論は「昔は良かった」とジジイ同士の話には進展がありませんでした。さて「小屋を建ててみよう」シリーズ早くも10回目です。今回は今迄で一番難渋したドアへの鍵付きドアノブの取付け作業です。何せ無垢板にドアノブの中心が入る大きな穴を開けなければならないし、ドアノブからドア枠に伸びるロック棒の長さもあるしで本当に大変な作業でした。先ず12mmのドリルで該当箇所に穴を何カ所か開けてノミでさらいますが、ドリルは弾かれるしノミの大きさの影響か丸く穴があきません。穴をあけようとしている箇所より作業傷が若干はみ出してしまいましたがやっとの思いでドアノブを差し込みに成功しました。家を建てるとき大工さんの他に建具屋さんと言う専門職が必要なのを今回の件で理解しました。次はドア枠にロック棒が収まる様にやはりドリルとノミで作業し、無事鍵付きのドアノブの取付けが完了でした。これでこの小屋に入るには鍵を使わなければならなくセキュリティ問題も解決。一番下の写真が鍵付きドアノブの着いたドアの全体像ですがドア4隅に補強材を施し大分「らしく」なりました。さあ次は床材の張り付けに挑戦です。


小屋を建ててみよう。(その9)

2013年09月24日 | 小屋を建ててみよう。

多くの方から「小屋を建ててみよう。」のブログを読んで「材木の入手はどうしているの?」「材木の運搬は?「どこで作っているの?」などいろいろなお問い合わせを頂きました。今日はそんな訳で番外編として、それらのお問い合わせにお答えしたいと思います。先ず作業場所ですが今回小屋を建てている場所に隣接した半地下スペースを利用しています。今回のために照明も付け、作業台も電動金具(電動ドライバー、電動丸鋸、電動カンナ等)も用意しました。また材木は近くのホームセンターで購入します。写真の様な持ち帰り用の軽トラックを貸してくれますのでこれを利用させて頂いています。因に初めにこのトラック一杯分の木材を購入し、次に写真のトラック荷台にある量を2回分購入しています。トラックの貸出時間は1時間なので荷揚げと荷下ろしがメチャクチャ大変です(何せ一人なので)。材木は主に2x4、2x6、4x4、1x4材をメインに先週紹介しました廉価な杉材を利用しています。これら2x4を代表する木材ですが質問の中に「結構、材木代高いんじゃないの?」とありましたが、皆さんが想像するより安いと思いますよ。一例を挙げると写真の約3メートルの2x4材が598円で、15mm厚のベニアも1480円でした。出来上がりは違うかも知れませんが、こんな小屋でもプロに頼めば60万~70万円以上は掛かると思いますが、自分で汗して作れば10万円以下で出来てしまいます。チャレンジする方にはアドバイスしますよ。


小屋を建ててみよう。(その8)

2013年09月23日 | 小屋を建ててみよう。

いよいよ難解なドア作りです。ドア枠を2x6材にして上部にアクリル窓を設け下部はベニア板をはめ込み、その上に壁面で利用した100mm杉材を飾り付ける予定です。先ず2x6材をタテに固定し、アクリル板とベニア材がはめ込める様な溝を切ります。溝を作る方法は溝の深さをセットした電動丸鋸を溝幅に合わせて何回も切り込んで、それをノミでキレイにあらいます。台の上でドア枠にアクリル板、ベニヤ板をセットし長い木ネジで固定して小屋に取り付けです。「やった~、小屋らしくなったぞ!」と思ったのですがドアが完全に締まりません。ヤスリで何とかドア枠上部を削って解決ですが、この後鍵付きのドアノブのセットと飾り用の杉材を付けなければなりません・・・続きは・・・。


小屋を建ててみよう。(その7)

2013年09月21日 | 小屋を建ててみよう。

「小屋を建ててみよ」のブログをご覧の方々より、木戸さんって「建築関係だったの?」「大学は理工系?」等の質問がありました。いいえはっきり言って大学は文系だし建築等一切関係ないカメラ業界出身ですと答えます。それではどうして小屋の設計をしたり建てたり出来るのかですが、それはそれなりの書物を読んで設計はパソコンソフトのイラストレーターを使って行っています。写真がその一部ですが今回の小屋作りは基本的には木材である四角の形から成り立っていますのでイラストレーターで縮尺1/100の短い四角や長い四角を組み合わせているだけなのです。さて今回は窓枠に挑戦です。知り合いのアクリル関係の会社から3mmのアクリル板を入手しこれに合う木枠を作ります。木枠にアクリル板をはめ込み完成ですが結構精度のいる仕事で時間はかかりました。小屋右側面に窓枠をはめ込み蝶番で固定しましたがなかなか「らしい!」ですよね。丁度夕刻に強い雨が振ってきましたが下の写真の通り小屋内には一切雨は吹き込まずにアクリル窓が受けてくれました。次はもっと難しいアクリル窓付きの玄関ドアに挑戦です。ご期待下さい。(今日も2本立てのブログですよ。下も見て下さいね)


小屋を建ててみよう。(その6)

2013年09月20日 | 小屋を建ててみよう。

今日もしつこく小屋を建ててみようの第6回目です。ブログをご覧の方々からいろいろなメッセージも頂き反響の高さに驚いています。やはり同じように「家を建ててみたい」と思っている方は沢山いるのですね。さて、小屋の4面全てに杉材を張りこみました。ちょっと引き気味に小屋全体を見てみると「小屋らしいじゃないか!」と自画自賛です。特に右壁面の窓部分がカッコウ良いですね。ついでに小屋の中から窓越しに外を見た構図を写真に撮りましたが、ここに2x6材を使って長い作業カウンターを設置しようとも計画中です。さ~、次はいよいよ一番難しいとされている窓やドア等の建具製作となりますが、作業をする上で地面から玄関ドアへのアプローチに結構な段差があり、これを私の様なデブが重いモノを持ったまま上り下りすると膝を痛めてしまうのではないかと、急遽アプローチ用の階段を製作する事にしました。2x6材を1000mmに切りこれを4本使い完成したのが写真です。これで建具作りにチャレンジ出来そうです。さてこの続きは・・・。(今日のブログは2本立てですよ。下も見てくださいね)


小屋を建ててみよう。(その5)

2013年09月19日 | 小屋を建ててみよう。

さ~、今日から透湿防水シートを張ったベニヤ面に外壁材を施工します。外壁材に関してはいろいろな素材を検討して一番採用したかったのがログハウス風の丸太を半分に切ったものでしたが、如何せん費用の問題がネックになってしまいます。そこでホームセンター材木売場の片隅にあった100mm幅、長さ3650mmの杉材。何と5本で1480円と懐に優しい材木をチョイスです。電動丸鋸で壁4面、各々の長さに切断し木ねじで止めて行きます。多少の拘りを持って杉材を少しずつ重ねて施工です(う~む、格好いい!)ただ窓面の壁への取り付けが大変です。私の体重を支えて丈夫そうな脚立も悲鳴を上げているようです。また左壁面には外部より電源を引き込むための電源ボックスも忘れずに取り付けました。因みに小さな小屋ですがシーリングライト、ライト用スイッチ、コンセント3カ所の合計5つの配線をこの電源ボックスの中で集約させる予定です。杉材の張り付け作業中にも木の香りがして癒される感じがします。さてさてこの続きは次回のブログにご期待下さい。


小屋を建ててみよう。(その4)

2013年09月18日 | 小屋を建ててみよう。

今日のブログも小屋を建ててみようの4回目です。写真を見て下さい。とうとう正面の壁面も出来ましたよ。玄関枠には2x6材を利用してそれなりの体裁を整えました。さてこれからも大変な作業が続きます。幅1m、長さ50mの透湿防水シートを入手して壁面全てにこれを巻き付けなければなりません。巻き付けは下部より上部に重ね合わせる様にホチキスをでっかくしたタッカーと言う機械で打ち付けますが、これが難儀だったのです。何せ一人なものである程度シートを切り取って少しずつ打ち付けますが、写真の様に多少よれたりプロの作業の様には行きません。何せ駐車場下は傾斜地で4メートル弱ある脚立を建てても右側面の壁の一番上まで届かない状態です。シートを張り付けた後をじっくり見回し思わずため息でした。この後の作業ですが、いよいよこのシートの上に壁材を施行しますがこれで横からの雨でも心配なさそうですね。


小屋を建ててみよう。(その3)

2013年09月17日 | 小屋を建ててみよう。

今日も小屋を建てようの続きです。小屋の壁面にベニア板を張り付けてから立ち上げ固定するには一人の力ではどうしようも無くて、思案の結果枠を組み上げてからベニア板を張る方法に変更です。ただ昨日のブログでも書いた通り狭いスペースで太った私が電動ドライバーを使って木ネジ止めする事も相当に厳しい作業なのです。それでも何とか頑張って3面にベニア板のはりつけを完了しました。右側面には窓が入る枠を作りましたので採光も何とかクリアです。次は天井と屋根ですがこれが一番大変な作業でした。それは駐車場下のスペース故に傾斜屋根を作る余裕が無い事です(あ~っ、もっと広い場所に作れば良かった!)。もともと雨の落ちてこない場所なので、仕方なく屋根と天井を一体にする事を決断です。念のために防水紙とベニアと2x4材で完成でした。何とか小屋らしくなって来たので、この小屋の使い道を再考してカメラとストロボを入れて「ミニスタジオ」にしようと・・・・。この続きはまたこのブログで。


小屋を建ててみよう。(その2)

2013年09月16日 | 小屋を建ててみよう。

昨日の続きです。基礎の枠組みが決定し4x4材の余分な部分を切り取り、写真にはありませんが更に4x6材を使って基礎枠を補強しました(ここで材木をケチらず沢山使う事が完成してからの安心感となるのです)。次に15mm厚のベニア(1820x900mm)3枚を用意して基礎枠の上に釘打ちです。この状態でデッドスペースになっていた場所にオープンステージが出来た様で数人の小宴でも出来そうと想像してしまいました(大の字に横になると気持ちいい事)。さて次が大変です。2x4材を使って4面ある壁枠を作りますが、やはり枠に合わせて15mm厚のベニアを電動ドライバーと木ネジで止めて張り付けますが、これが重い事重い事で一人ではめちゃくちゃ大変でした。この時点で思った事は駐車場に下のデッドスペースに小屋建築を計画した事が多少の失敗であったと気付いたのです。それは狭いスペース故に電動ドライバーが入りづらい事や足場が悪い事など沢山の問題点が浮かび上がって来たのでした。さてこの次はどうしたか?明日のブログにご期待下さい。


小屋を建ててみよう。(その1)

2013年09月15日 | 小屋を建ててみよう。

子供の頃の夢のひとつに「自分で家を建ててみたい!」と言うのがありました。毎日仕事に追われる状態で結構くたびれるのですが、敢えて疲れても「非日常を楽しもう」との思からい休日限定で「家を建てよう!」と決意しました。ただ家となるとえらく大げさになるので建築確認も要らない小さな家イコール小屋を建ててみようと一念奮起です。調べてみると建築確認の要らない建物は3帖以下の建物の様です。そこで候補地を駐車場下のデッドスペースになっている場所に決めて、余計な植木や置物を整理して建物の基礎となる沓石を置いてみました。「お~っ、何とかここに建てられそうだぞ」と今度は4x4木材を沓石にセットし、2x6材で小屋の基礎となる大きさで囲ってセットです。ここまでで難しかったのが基礎の平行を出す事でした。さてその次は・・・明日のブログで。