大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

アンセル・アダムスの写真展開催。

2010年06月22日 | 日記
知人の写真展を見るために六本木の富士フイルムフォトサロンへ行って来ました。同サロンが改装され今まで1階と2階でのギャラリー展開が1階のみとなった。そして今回が初めての訪問でした。新装なった同サロンは3つのゾーンに分けられる(1)はスペース1ギャラリー(2)はスペース2ギャラリー。そして(3)は写真歴史博物館となる。このうち知人の写真展はスペース1での開催だった。スペース1、2ともゆっくりと写真を観賞し写真歴史博物館に移動。同博物館には古くからのカメラや富士フイルム製品が陳列され見ているだけでも楽しくなるスペース。そんな時、壁面に目をやると『アンセル・アダムス作品展「Portfolio IV」1963年制作』なるタイトルとモノクロ作品が目に飛び込む。アンセル・アダムスは、世界各国の著名な美術館においてその写真作品が収蔵されている20世紀の最大の巨匠。日本の国民栄誉賞と同等の賞をアメリカで受賞もしている。ゾーンシステムに基づいた撮影とプリント作業によって制作された作品はどれも秀逸で20年前以上に小田急デパートで開催されたアンセルアダムス写真展の時、「フェルナンデスの月」と言うプリント1枚に500万円の値段がついた事を記憶している。知り合いのギャラリー関係者に今回の写真展の開催の裏話を聞いたところ、このポートフォリオ15枚は小田原の富士フイルム図書館所蔵品で、世界でも15枚全てが揃っているものは珍しいとの事。絶対に必見です。アンセルアダムスの弟子にあたるジョンセクストン氏とは以前一緒に仕事をしたこともあり、またカーメルの自宅にも訪問した事があるので、何かアンセルアダムス氏は私にとっても特別な存在の様な気がしている。同特別展は2010年6月1日から9月30日までの長期開催との事。この間に4~5回は見に行こう。※写真は写真集。ジョンセクストン氏の作品は10枚程当社で展示。