昨日は銀座・フレームマンで開催されている写真家・大山謙一郎さんが指導するグループ展に出かけて来ました。久しぶりにお会いする大山謙一郎さんから「なんちゃって漁師」が釣り上げた干物をリクエストされてしまいました。頑張りますね。さて「なんちゃって漁師」ですが、連休は計画通りアマダイ、タイを求めて出漁しようと思っていたのですが残念ながら叶いませんでした。白波と多少うねる熱海・多賀の海を眺めながら悔しい気持ちが一杯でしたが、そこは分別わきまえる中年おじさんです。気持ちを切り替え、どここかの旅番組のように「そうだ旅に出よう!」ならぬ「そうだ網代を散策しよう!」と多賀の隣町の散策を決意です。数ヶ月前も網代を散策したのですが、今回は前回と違いたっぷり時間もあります。細い路地をひとつひとつ歩くつもりでスタートです。因みに網代は熱海市南東部に位置し網代漁港と網代温泉で知られるエリアですが、ある程度年配の方なら網代町の中心を通る国道135号線の両脇にあった沢山の干物店を思い出す方もいるのではないでしょうか。そう、ここは一昔前までは漁業と干物の町として繁栄していたのですが近年は国道脇の干物店も少なくなって寂しい感じがします。今回の散策は地元のおばちゃんを中心に何人かとお話ししましたが、皆さん口を揃えて「昔は景気の良い町だった」と言います。写真下の干物を作るおばちゃんも「昔は沢山のおばちゃんが魚屋さんから魚を買って、干物を作って国道で売っていた」と慣れた手つきでカマスをさばきながら話してくれました。道行く人も少ない路地を歩いていると、左から書いた看板「堀井理髪店」と書いた歴史在りそうな建物を発見しました。うむ、何か感じの良い建物だと感心しながら、ここは確かに時間がゆっくり流れている事を実感します。