大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

昭和38年発行の航空写真・文集をゲットしました。

2016年01月14日 | BOOK

先日、ある街を歩いていると小さな古本屋さんを発見しました。時間に余裕があったのでお店の中に入ると、表からは想像できないくらいの沢山の古本が在ることに驚きを覚えました。それも分野ごとに書棚とエリアを変えていてお客さんの興味のあるカテゴリーの書籍が探しやすくなってもいます。写真業界に携わる人間として先ず最初に向かったのが写真集や写真機材関係の書籍が列んだエリアでした。いろいろな本を手にとってはページを開いていると「あれっ!」と言う題名の本を発見しました。それは淡交新社刊の「カメラ 日本 空の縦断」と言う、文/串田孫一氏・写真/木村元芳氏の昭和38年12月発行の写真文集でした。ページを開くと「雲」「山」「谷」「湖」「川」「道」「街」「岬」「海」「島」とカテゴリー分けした題材に対し串田孫一氏が語り、木村元芳氏が撮影した日本列島北から南の航空写真が満載されたものでした。「これは買わないといかんでしょう!」と早速代金400円を払いゲットしました(発行当時の価格が580円)。オフィスに戻りゆっくりページをめくっていると感嘆することの連続です。発行が昭和38年と言う事はこの写真集に掲載されている写真撮影はこれより5年や10年遡ることを想像します。するとこの時代の日本列島を上空から見ていることになるのです。感激ですよね、それも鳥の目になって俯瞰して見た光景なのですから。興味のある方は是非ワイズでご覧になって下さいね。因みに撮影機材ですが4x5インチ判のスピグラでコダックのASA400のモノクロフィルムをY2フィルターを使って撮影していました。シャッター速度は1/400と1/500とありましたのでシャッター#1と#0のレンズだったのでしょうね。

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