今日も昨日に続いて写真集の話をします。京都在住で日本リンホフクラブの会員でもある福井章二さんからご自身と奥様の共同写真集「今日の里山 丹波紀行」をお送りいただいた。私（東京人）が京都に持つイメージは「金閣寺、銀閣寺、清水寺、本能寺、北野天満宮、高台寺、三千院」と最もポピュラーな神社仏閣と「舞妓さん、芸子さん」などだが、この写真集は丹波地方を中心とした京都の里山にスポットを当て精力的に撮影されたものだ。そもそも京都を訪れたことなど中学生の修学旅行も含め10回ほどで、京都の里山などこの歳にして見たことが無かったので、どの写真も新鮮に感じられた。また一枚一枚の写真をよく見ていると何故か「さすが京都」と歴史を感じ想像してしまう。この写真と変わらぬ風景をどれだけの古人が見て何を思ったか考えるとちょっと楽しくなってくる。さてワイズオフィスの２階には写真集を中心に収められた書棚がある。多くのカメラマンから頂戴した写真集が収められている。山岳、風景写真家からポートレート写真家、広告写真家などそのレパートリーは広い。中には外国人の写真家のものもある。自身の撮影に反映させようとワイズの会員の方々がこれらの写真集を真剣に見ていることもあります。また写真家との撮影会等の打ち合わせの時などにもこれら写真集は大いに役立っています。本当はスペースさえあればもっと写真集の蔵書を増やしたいのですが、何せワイズは小さなビルで小さなスペースが特長。先日も貴重な写真集が書棚3個分あるので寄贈したいとの申し入れがありましたが泣く泣くお断りをしてしまった残念な出来事がありました。
文章の運び、巧みな写真に流石と思い拝見しています。次回上京の節には、黒船亭さんえ、と思います。