2021年10月08日(金)
『サラシナショウマ』
<晒菜升麻>
NHKラジオ深夜便で、[サラシナショウマ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「雰囲気のよい人」でありました。
この見出し画像の[サラシナショウマ]は、2005年08月14日に、
燕岳より大天荘へと向かうときに我がカメラに収めたものです。
当時の僕の山日記に次の如き記載が残っていました。
「燕山荘へ戻り直ぐに大天井岳へと向う。暫くで天候に変化の兆しが見え始める。
ガスが湧き上り気温が下がる。風が出始める。
それまでは短パンとTシャツ姿であったがそれぞれその上に一枚羽織らねばならなかった。
寒気を感じ始めた稜線で雷鳥の家族に出会う。母鳥と4羽の子鳥達であった。
路傍に当薬竜胆、コマクサ、兎菊、高嶺撫子、白山千鳥が時折姿を見せる。
清澄で寂然とした緑の草原斜面の中、
彼方此方にポツリポツリと顔を覗かせる白色のサラシナショウマ(晒菜升麻)の姿は僕を哀愁の世界へと誘う。
暫く其処に立ち止り清閑な草原斜面を茫惚と眺めていると、
命の儚さやこの世の憂いに想いを馳せ脳裏は虚無感に席捲され始めていた」と。
「名は若芽が食用になり、茹でて水に晒したことによる」
「漢方では升麻と呼び、根茎は鎮痛、解熱などの薬用とする」等と書籍に書かれていた。

