山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

くろんど園地(J太郎に負ける)

2015年05月16日 | 山野逍遥
2015年4月18日(土) 
『山野逍遥』
<くろんど園地>
[私市駅]11:40→12:05[月ノ輪滝]→12:25[すいれん池]→(鎖場)→(櫓)→[すいれん池]13:15→13:40[くろんど池]14:20→[すいれん池]→15:35[私市駅]
◆所要時間:3時間55分
<J太郎に負ける>
二年振りのJ太郎との「くろんど園地」歩行であったが、二年前とは違って、五歳のJ太郎の歩みに我が脚は見事に負けてしまった。私市駅から20分余りの処にある「月ノ輪滝」上の急勾配の階段で脚の筋肉に違和感を覚え、その後直ぐに現れる手すりが設置されている上り階段では脚の筋肉が攣るのを感じ、それ以降、我が脚には常に微かな痙攣が生じ続けた。なかでもそれが顕著に現れたのは「くろんど池」で足漕ぎボートに乗ったときのことだ。「制限時間20分間なんて直ぐに経ってしまうよな、短いな」と思いつつ料金を支払ったのだが、我々が下船をしたのは、岸を離れてから僅か10分後くらいのことであった。その理由は、我が脚にこむら返りが生じたからで、少し風があったこともあるのだが、乗船場より離れると時刻に戻るのが難しくなるのではないかと懸念し、終始乗船場から遠く離れることはなかった。
「すいれん池」に到着するや否やJ太郎はその横にある鎖場を登ると言う。鎖場を登り切ると、その上にある櫓まで暫く急坂が続くゆえ、僕は気が進まなかったのだが、J太郎はお構いなしに登り始めた。やっとの事で坂を上り切り櫓上で昼食にして、暫くの間疲労した脚を休ませた。その辺りは、メインコースから少し外れているので余り人も通ることがなく静寂な処ゆえ、耳を澄ますと様々な音が届く。「ヘリコプターの音が聴こえるよ」「穣太郎には何の音が聞こえる?」と問うと、「飛行機、人の声、小鳥の声、ウグイス」とJ太郎は答えた。
J太郎は特段興味がないという様子であったが、僕は名称が言える限りの開花している花のそれをJ太郎に伝えた。それは「菫、タンポポ、紫ケマン、雪柳、姫踊子草」くらいだったろうか。J太郎は花よりも動く昆虫などに興味を示した。「ルリタテハ、キチョウ、シジミチョウ、モンシロチョウ、テングチョウ」などの蝶の他、「くまばち、アメンボウ、トカゲ、鯉、小さな虫」などと様々な生き物に出合った。「くろんど池」近くの田圃ではカエルの声が盛んに聴かれた。「カエルにはどんなカエルがいるのか知っている?」と問うとJ太郎は「トノサマカエル、ニホンアオガエル」などと答えた。
明日は、久し振りに山の会例会に出席しようと考えていたのだが、今日の我が脚力を考えたとき、「歩き切ることが出来るのだろうか」「歩けなくなって、皆に迷惑をかけるのではないか」等という不安感が我が脳裏を過った。明日の例会は「屯鶴峯でアイトレ」「ボッカで二上山に登る」という計画であった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ほしだ園地(優しいJ太郎) | トップ | くろんど園地(K子が懸命に歩く) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山野逍遥」カテゴリの最新記事