山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

くろんど園地・すいれん池辺り(管理棟の書籍数増える)

2013年05月05日 | 山野逍遥

Sii261

◆撮影:2010年5月5日、すいれん池付近にて

2013429日(月) 

『山野逍遥』

<すいれん池>

[私市駅]11351235[月ノ輪滝]→1320[すいれん池]1430→[月ノ輪滝]→1530[私市駅]

◆所要時間:3時間55

<管理棟の書籍数増える>

天気の良い休日に一日家中で過ごすのは遊び盛りのJ太郎にとって可哀想だと思った僕は、J太郎を私市へと連れ出した。仕事の関係で16時ごろには帰宅している必要があったゆえ、今日もまたJ太郎が楽しみにしている“くろんど池”でのボート遊びを叶えることはできなかったのだが、J太郎にとってはそれに勝る多くの昆虫との出会いがあった。また、前回多くの時間を費やした水の流れに葉っぱを浮かべる遊びはすっかり忘れ、様々な昆虫との出会いに夢中になった森中での戯れとなった。

「何かが飛んでる」とJ太郎は再三声を発した。クマバチやミツバチの仲間、そしてハエの仲間なのだろうか、僕達の眼前を小さな様々な虫が飛び交うのだが、勿論のことその名称は分からない。その中に体調1cm余りの毛虫が空中を泳いでいた。それは透き通るような綺麗な薄黄緑色の毛虫で、糸にぶら下がっているのだが、存在する筈の糸は僕の眼では確認できないくらいに至極細いのだろう。それから直ぐのところ、「虫さん居ないかな」「虫さん出ておいで」と言いつつ路傍の一本のコナラの樹皮に眼をやると、これまた美しい色彩の薄緑色体調2cmくらいの二匹の尺取り虫が樹木を懸命に上っている。J太郎も僕も暫くの間、その小気味良い身のこなしに見惚れることになった。

先日よりも多くの蝶に出合った。モンシロチョウ、キチョウ、テングチョウ、アゲハチョウ、コミスジ、そしてジャノメチョウ(コジャノメ)、の六種の蝶が僕達の眼前を舞った。我が家では、昆虫の本を以前より見ていて、いつかのときより「お祖母ちゃんの好きなキチョウ」「お祖父ちゃんの好きなヤマトシジミ」「Jちゃんの好きなジャノメチョウ」ということになっているのだが、初めて出合ったジャノメチョウにJ太郎は如何なる思いを抱いたのだろうか。その他、すばしっこい身のこなしの二匹のトカゲやイトトンボにも出合った。また、“すいれん池”辺で蛙の声を聞いたのだが残念ながら姿を見ることはできなかった。また、タンポポ、八重の山吹、ドウダンツツジ、ミツバツチグリ、スミレなどと、そして終焉を迎えているムラサキケマンが僕達を出迎えてくれた。

すいれん池西側のアスレチックに前回に引き続き挑戦したJ太郎は、やはり上部の鎖場を突破することはできなかったが、特段悔しいという表情をすることなく慎重に後戻りし下りきった。また、“すいれん池”への途中にある階段の左側に石塊を階段状してコンクリートで固めた石の階段があるのだが、これは四つん這いになり巧みに上りきった。

ところで、“すいれん池”横に位置する管理棟の動植物の書籍の数が増えていたのは嬉しい限りであった。昆虫や植物など生き物の書籍が先日までよりかなり充実した様子で短時間ではあったが何冊かの書籍を手に取り楽しんだ。

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