きままに・・ 風便り

気の向くまま、足の向くままに日々を綴ります。

阿木城跡と自然観察

2020年10月25日 19時16分53秒 | 城跡巡り
「 明智鉄道明知線 阿木駅  」


10月第4日曜、二つの城跡巡りをしてきました。

一つ目は阿木城跡。
阿木駅前に道案内の看板が設置してあります。


 阿木城跡
住所:岐阜県中津川市阿木大門前(通称・城ガ峰)
・標高541m ・比高約60m
戦国時代末期に造られた石垣のない山城です。
主な遺構は主郭・虎口・切岸・土塁・堀切および各曲輪。


↑ 現地の縄張り図
主郭(しゅかく):東西南北約30mの円形に近い本曲輪、本丸とも言う主郭の最上部。
虎口(こぐち) :いわゆる玄関、小高い土手にはさまれた狭い通路。
切岸(きりぎし):曲輪の外回りを人工的に急傾斜にした斜面。阿木城本丸においては5mの高さ。
土塁(どるい) :土を小高く盛った場所。
堀切(ほりきり):山の尾根を断ち切って設けた堀。
曲輪 (くるわ):山の傾斜のなかの平らな場所。


↑ 虎 口 :城への入り口
両脇の小高い土手の上から侵入してきた敵を一網打尽。
この道の先きは、本曲輪へ繋がる大手道となります。


↑ 大手道 
杉木立の眼下には、阿木の家並みと阿木駅が見えます。
丁度、珍しく4両編成の電車が駅に入って来ました。
何かのイベント電車だったのでしょうか?


↑ 本曲輪の城址跡看板

参考資料サイト 城びと 堀の役割と種類

阿木城址の遺構の写真が少ない理由は、、、
緑濃い山深くにある各遺構は、他の自然との区別付け難し、、
と、共に私のカメラ技術の拙さゆえ、、、
興味ある方は、岩村城跡とセットで現地へ足をお運びください。
と、言う訳で、ここでは植物観察に時間を費やしてしまいました。

 阿木城跡の植物

↑ ハダカホオズキの実


↑ 同 上 葉


↑ 同 上 実
ナス科の植物です。


↑ ヤブコウジの実
地面を這うように蔓延るのですが、杉の木の樹皮まで蔦を延ばしたようです。
野鳥が食べて種を運びます。


↑ ササユリの実
他のユリと同じく、完璧に乾燥すると割れて種が零れ落ちます。
開花中の花姿はどこへやら・・・
子孫を残すための姿なんですね。
今回、初めて清楚なササユリの実を見ました。

・きのこ類

↑ スッポンタケ 
現地ではキヌガサタケの子供と勘違いしました。


↑ 同 上
根元は液体のようなものが入った卵状態です。
初見初撮り、帰宅後名前が判明。
食可だそうです。が、いまいち食指が動きません、、、



↑ マゴジャクシ 
今なでに見たことのない、異様な存在感のあるキノコに遭遇し夢中になりました。


↑ 同 上 真上から
切り株に立つキノコ。
かさの表面は甲虫類のような堅さ。


↑ 同 上 カメラレンズと比較して
今回、他のどれよりも一番時間をかけて撮影。
初見初撮りです、帰宅後名前が判明。


↑ ホコリタケ
胞子を飛ばす穴が、まだ開いていません。

 空を仰いで


下山途中、ガサッ・ガサッサ! 近くで何かが動きました。
しばし緊張のフリーズ状態、、、カモシカらしきものが飛び跳ねて逃げました。
鈴を持ち合わせておらず、大きな声でドレミの歌をうたいました。
駐車場近くまで下りて、ほっと空を仰ぎみて、、、ガマズミの実でしょうか?

※ 二度目の岩村城跡へつづく
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