ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

夢が拡がる、軽井沢サテライトオフィス構想

2013年07月31日 08時02分43秒 | Weblog

雨も上がって爽やかな朝です。

明日からのプレゼン遠征に向けて準備が忙しい。
涼しい朝のうちに仕事を済ませて、
午後からは近くのゴルフ場で薄暮プレーでも・・・
と思いながら、早朝から作業中なのですがとても無理ですね。

朝5時から仕事をしていると午前中で疲れてしまいます。

ヨーロッパのように、シエスタ( siesta)をとるような状況です。
シエスタとはスペイン語でお昼もしくはその時間の昼休憩のことなのだそうです。
と、先日ある方に教えていただきました。

最近、軽井沢にはここ数年で光回線がいきわたり
IT企業のバックオフィスやサテライトオフィスというものが増えております。

そのため、私の周りの経営者の方も別荘で仕事をしている優雅な方が多くいらっしゃいます。
そんな方は、朝や夕方の涼しい時間に仕事を済ませて、昼の暑い時間には木陰のウッドデッキで昼寝をしています。
ご自分で材料を買ってきてベランダを作ってしまったという方も多いですね。

そんな方の多くは、クラウなどを活用して都内のオフィスにいるのと同じ環境で優雅に仕事をしています。

最新のグループウェアで社員の業務を管理したり、
リアルタイムな業務報告や経営情報を取得できるわけですから便利な時代です。
インターネットを使用した「テレビ会議」なども普通に活用されています。
当社でも最近では、全国各地の構築現場やスタッフとテレビ会議を行うようになりました。

ASP、クラウドなどにより、時間や距離を超えたビジネス空間の創出が可能となり仕事の中身も変わってきました。
世の中には汗を流さなくてはならない仕事もあれば、知恵を使えば楽にお金が取れる時代になったともいえるわけで、
その事を「格差社会」というのかもしれません。

軽井沢に建設中のビルゲイツ氏の別荘も業務管理のサポーセンターなのかもしれませんね。
もしかすると、軽井沢にいながら世界中のビジネス情報の取得や発信が可能となる時代が到来するのか・・
なんて話をしながら、アメリカのシリコンバレーやビットバレーのような雰囲気で酒を飲んでいるIT関係者もいます。

私の仕事は、いまだにパソコンやプロジェクターをぶら下げてのアナログ提案ビジネスですが、
来年あたりから、遠隔地でもインターネットでクライアントに対するプレゼンができたら素晴らしいとアイデアを模索中。

時代が変わりますね。
「必殺・仕事人」の時代が到来しそうです。

ITビジネスでは、何もできないホワイトカラーよりも
実際に自分で苦労を体験しながら仕事を創り出せるパワーとアイデア、
さらにリスクを克服できる勇気と決断、行動力。
そして、営業力があればまだまだビジネスチャンスは無限大だと最近とくに確信しています。


リゾートビジネスのはじまり、

2013年07月30日 10時59分05秒 | Weblog

社員は全国各地へ出張中。
私は、久し振りに会社でディスクワーク。
溜まった仕事を片づけてから遠征です。

先週は北海道でジンギスカンを食べ過ぎて、
カロリーオーバーだと思っていたら、月次定期健診の結果は意外と良好なので一安心。

それなら、もっと食べても良かったのかなと思うのですが、
何しろ、その時点では腹が一杯でどうにもならない状況でした。
数日経つと、またまたあのジンギスカンが食べたくなりますね、

最近は、ダイエット効果でズボンがゆるくなってきました。

本日は、
これから、始まる新たなビジネスの企画書などを見ながら勉強中です。
「石油以外」のビジネス企画書なんて見るのは久しぶりです。

昔の仲間で何人かキャリア充分な有能スタッフが集まっているので楽しみですが、
自分に何ができるのか・・・・・、
それでも、仕事で求められるという事はありがたい。

最近は、軽井沢も昔と違ってだいぶ変わってきました。
アウトレットのショッピングモールができたり、新幹線や高速道路ができたおかげで人の流れも変わりました。

若干、65歳のこの年齢で、
みんなで楽しくお金儲けという企画なのですが、
意外とスケールの大きなビジネスになりそうです。


仕事があるから生きられる。

2013年07月29日 09時46分19秒 | Weblog

気が付けば私の友人もいつの間にか歳をとってほとんどが年金受給世代です。

それでも医師や弁護士や自営業や企業経営者などはまだまだ働き盛りで頑張っております。

一部には大企業や公務員をリタイアして優雅な人もおりますが、
それでも元々の資産家以外では本当にハッピーリタイヤした方は少ないようです。

まあ、仕事をしながら適度の余裕をもって生きていくのが楽しい世代なのかもしれませんね、
旅行をしたり、趣味に勤しんだり、健康管理にゴルフで運動でもしながら、仕事に追われずに優雅に生きていきたいものですが、
現実は、そんなに甘いものではありません。

私などはまさに「貧乏暇なし」といったところですね。
全国津々浦々を飛び回りながらの小旅行。たまには都内の喧騒にまみれながら仕事をしたり、
それでも、職場と自宅が軽井沢ですから夏はリゾートを気分満喫しながら仕事をしています。

夏の週末の夕方になると、友人が
「寝苦しくてしょうがない。」と奥さんと高速道路で軽井沢まで車で飛んできます。
酒を飲んだり、食事をしたり、ゴルフを楽しんだり、結構忙しい週末から休日です。

そして今日から、また忙しい一週間が始まるわけです。
早朝の打ち合わせが終わってブログを書いて、
本日も午後は都内からの来客があり、「勉強会」というわけです。

それでも仕事があるから、週末や休日が楽しいわけで、
もし、失業して仕事がなければ毎日が休みのわけですが、それでは人生お終いです。
自分で仕事を創れる人間でなければ、リゾートライフなんて楽しくもないわけです。
私などは、毎日課題をもって何かしていなければ酸欠で死んでしまいそうです。

そんなわけで、昔の仲間がいろいろと仕事のアイデアや相談をもってきます。
もう少し、余裕を持った仕事をして老後の人生とリゾートライフを楽しもうと思っているのですが、
仕事量が増えて、自分の時間は減少するばかりです。

家内などは、「あと20年はまだまだ仕事ができますね。」なんて笑っております。
確かに、仕事ができるから遊ぶこともできるわけです。

さて、今週も関西へ仕事で出かけます。
家内と小旅行でもしながら京都見物でもしてみましょう。


一週間の総括

2013年07月26日 05時33分57秒 | Weblog

大車輪の営業活動で関西、北陸、中部、北海道と全国各地を飛び回っております。
これまでにないハードなスケジュールで移動しながらのプレゼンテーションや打ち合わせとなっており多忙を極めています。

昨日は、涼しい北海道から夜には蒸し暑い都内へ入りましたので疲れましたね。
この年齢になると気温などの環境変化などが堪えます。

夜間に軽井沢へ帰還しましてようやく一息入れていますが、
今年は、まだまだハードなロードワークが続きそうです。

不況といわれる石油業界ですが、
「勝ち組企業」の次世代を見据えた積極的な動きは変化に対応するための速度を速めています。

業務の見直しや流通処理に関するシステム改善などに取り組む企業が増えています。
SSの勘定系処理から、流通処理を中心とする基幹業務の見直しなどが増えており時代の変化を感じております。

企業ごとに会計処理に関する考え方やこれまでの業務手順なども異なりますから、
特に直売部門などでは専門的な知識や業務に関する実務経験なども要求されます。

今日は、これまでのとりまとめと今後の計画を見直して、
ゆっくり休みたいものです。
こんな時には、軽井沢のリゾートオフィスが本当にありがたいと感じます。


選挙も終わって・・・・

2013年07月23日 09時50分58秒 | Weblog

自民党の圧勝で選挙も終わりました。
「アベノミックス」とやらで浮かれてきた経済ですが、これからは消費税をはじめとする増税の季節になりそうです。

軽井沢では夕方になると、「男の隠れ屋」にいろいろな方が集まっては政治や経済の話で盛り上がります。
私のような人間にとっては非常に勉強になる時間です。

著名な方の講演を酒を飲みながら勉強させていたただく『無料セミナー』のようなものです。

日本でも、かつてのアメリカのようなホワイトカラーにとって厳しい時代がやってくるらしいですね。
生活レベルやサイクルを考え直さなくては生活できないような時代となるのかもしれません。
私のような貧乏人は、「稼ぐに追いつく貧乏なし。」というわけで、
これからも汗を流して一生懸命に仕事をしながら生きていきましょう。

開発業務や営業活動などで汗を流していると、本当の労働の意味が解ります。
「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあり。」と申します。
今の世の中、まずは自分に何ができるのか、何をして食べていくのか。。。
世に求められる仕事があるという事は本当にありがたいことだと思います。

キャリアと実績と労働意欲が自分の資産です。
今日もがんばります。


スーパー・クールビズで開発中です。

2013年07月18日 10時43分45秒 | Weblog

当社の今年の夏の猛暑対策は「スーパークールビス」。

軽井沢でも毎日住んでいると暑いと感じる日があります。
それでもエアコンなどは不要です。
そんなわけで、当社ではスタッフ全員がTシャツなどのカジュアルな服装で仕事をしています。
「下界」へ出かけるときだけはビジネス用のクールビスですが、
通常時のオフィスはまるで、遊びに来たようなリゾートスタイルというわけです。

ログハウスのオフィスでTシャツで仕事をしていると、
時々、喫茶店と間違えて入ってくる方もいます。

千ヶ滝の入り口ですから、車の通行量が多くて意外と騒音が気になります。
もう少し、静寂さがほしいわけですが、交差点ですから車のエンジン音も気になるわけで、
もうすこし静なところで仕事ができたらと思案中なのですが、
それでもご来社いただいたお客様からは「贅沢ですね・」といわれます。

来年の夏は、もっと静かな森の中に開発サポートセンターを開設する予定で頑張っております。
今度は、スタッフやお客様も宿泊可能な施設にする計画です。
夏の軽井沢でのセミナールームなども用意したいと考え中なのですが、予算が問題です。

現在、開発に着手しているシステムの企画と作業もありましてスタッフ全員忙しいわけですが、
来年春のテスト稼働に向けて頑張っております。

大手企業の開発スタッフの皆さんや大手商社の販売部門、開発機器メーカーさんなどと連日の打ち合わせ。
来年には、SSビジネスを根底から変える新たな提案コンテンツを世に問う事になる予定です。


 

 

 

 


真夏の商談は、涼しいところで。

2013年07月11日 11時12分17秒 | Weblog

仕事で中部地方へでかけましたが凄い猛暑でした。
今年の夏は暑くなりそうです。

こんな猛暑の中で冬の灯油販売に関する打ち合わせです。
比較的時間に余裕のある夏の間に手のかかる販売戦略を立てる企業が増えてきました。

最近は、システムの機能よりも運用面を重視しながら、拡販戦略に力を入れる企業が多いようです。
特に、多発しているSS過疎地帯などへの供給体制を見直しながら採算販売に徹するといった傾向が高まっています。
確かに、灯油ビジネスに関しては激戦地での価格競争よりも、消費者ニーズの高いエリアのほうが安定した収益効果が望めます。

問題となるのは、配送サービスの「質」、「宅配ビジネス」として付随する各種サービスや商品アイテムの模索となっています。
せっかく、お客様のところをきめ細かく巡回配送するわけですから、何かいい商売はないものだろうか、といったことですが、
地域制や企業特性を生かしたビジネス展開が拡大しています。

「宅配ビジネス」のポイントとしては、「重いもの」、「ガサ張るもの」とか、定期的に購入するものとかいろいろあるようですが、
灯油配送用のローリーに混載して配送するとなると課題もあるようで、色々な工夫もなされています。
酒やビールの箱買い、米や水、介護用品、家庭用品をはじめいろいろな物があります。

最近は、リフォームの受注や車検販売なども増えています。
「雪ん子」を顧客管理データとして活用するといろいろなことができるものだと最近開発者としても驚いています。

旧盆明けの8月中には。当社でも新たなスケジュール企画が動き出します。
広告宣伝用のドキュメント類などの整備は時間がかかりますから今のうちに準備しておくため結構仕事があります。

夏の軽井沢などでは、高級車の「お預かり洗車」などの需要が急増しているようです。
著名人などはSSまで出かけて洗車時間を待つという事はしないようです。
携帯電話のWEB受注システムが大活躍しています。

地域によって、消費者ニーズも変わります。

さて、本日は早朝からの涼しい中での打ち合わせも終了。
重要なお客様がいらっしゃいますので、
午後から軽井沢の山奥の涼しいゴルフ場でアフタヌーンのラウンドスルーゴルフです。
下界では想像もできないような涼しい環境でゴルフをして、山の温泉に浸かって、
夕方からは、うまいものを食べながら「男の隠れや」で酒でも酌み交わしながらの商談です。

 たまには、楽しい仕事もあります。


ゴルフに学ぶ、儲かる仕事の「仕組みづくり」

2013年07月08日 10時31分48秒 | Weblog

「努力しても現実は変わらない。」と考えるようになってしまったら経営者としてもゴルファーとしても終わりだと思います。
私の仲間でも、50歳を過ぎても還暦を過ぎてもビジネス書を読んでいるような方は仕事でも成功しているようです。

ゴルフも同じで、年齢を重ねて体力が落ちてきてもそれなりの工夫や基本セオリーを見直すことでスコアアップしている方がいます。

要するに、「仕組み」がわかれば何事も変わるという事のようです。
若いころのゴルフは距離を出す事ばかりに熱心で、
一生懸命に力に任せて叩いて曲げていたドライバーもフェアウェイキープに集中すれば昔よりもスコアはよくなるはずです。

昔から私の友人でもあるグランドシニアのフェアウェイウッドの上手なことには頭が下がります。
昔は、飛ばし屋で有名な方でしたが、今ではステディーなプレイヤーに変身していて驚きました。
さらに、アプローチとパターを磨けばよいわけですから練習の方法も変わります。

なるほど、仕事も大発展するはずです。

ビジネスもゴルフも同じで、
「結果を出せる仕組み」が理解できればよいはずなのですが、現実はなかなか難しいものです。
若いころは、車がほしい、家がほしい、彼女とデイトするお金も必要と使い道もたくさんありますから、
経営者は直接的なお金の欲望に駆られて、つい力みが入りドライバーも大振りになりやすい。

この年になって、先輩からお説教されているようではだめだとも思うわけですが、
先輩に言わせれば、「君が若いという事。」
褒められているのか、馬鹿にされているのかよく解りませんが、
少しだけ勉強になったような気がしています。

仕事で結果を出すには、まず、勉強しなくてはいけません。
それも、本屋の店先に並んでいるような、副題が大げさで中身の少ない経済書よりも本質的な知識の吸収が大切ですね。

ゴルフでいえば、最新グッズや流行のウェアーなどばかり掲載されている週刊誌やゴルフ雑誌のようなものではなくて、
やはり、ベンホーガンの「モダンゴルフ」くらいは何度か読み返してみる必要がありそうです。

ビジネスもゴルフももう一度「基本」を見直して、
結果を生み出せる仕組みづくりに励んでみましょう。

確かに
「努力しても現実は変わらない。」と考えるようになってしまったら、

人生はそこまでなのですね。

いくら努力をしても、ゴルフがうまくならない人もいますが、
やはり、自己研鑽と勉強が足りないという事なのかもしれません。

名人に言わせると、
だから、ゴルフが好きでもうまくならない人はだめなのだという事。
ポールよりも先に口が飛んでいくようだ・・・・、との厳しいご宣託です。

確かに、最近のゴルフ場ではみんな石川遼のようなファッションで、林の中や池の周りをチョロチョロしています。

そんなわけで、今年の夏の課題がふえました。
次回は先輩との雪辱戦となります。こうなったら歳のことなんて言ってられません。
何とかして、パープレーできるように頑張ります。

「干し柿ゴルフ」ではだめなんだそうです。
どうも、ヘタ(下手)がついてラウンドしている「干し柿」ではだめだという事のようです。

昔、先輩に「ラフと女は、落ち着いて、金(アイアン)で片を付けろ。」といわれましたが、
最近はユーティリティーが便利です。

仕事もゴルフも、もう一度「アスリート系」に変えてみましょう。
そしたら、仕事も上達して、必ず大きな結果が出せるでしょう。


ダイエットゴルフ

2013年07月08日 05時09分12秒 | Weblog

いよいよ梅雨が明けたようで関東地方は猛暑ですね。
土曜日と日曜日には群馬のゴルフ場へ出掛けましたが凄い暑さでした。

最近、ダイエットに励んでおります。
最大108㌔もあった体重を落とすために頑張っているわけですが、
昨日のゴルフ終了後にはなんと、95㌔を切りまして93㌔となり15㌔の減量に成功したことになります。

仲間から、最近お腹が小さくなったといわれていい気分です。

今までのズボンがゆるくなってしまいました。
食事制限のほかにダイエット用の「ラクトフェリン」というものを飲んでおります。
しかし、やはり基本は健康的に運動をしなくてはダメですね、
ディスクワークが中心ですから、早朝には犬の散歩、そして、休みの日にはゴルフ場で汗をかくことに努めております。
昨日は、ペットボトルの水を4本も飲みながら汗びっしょりで頑張りました。

これからは、体重を何とか90㌔を切りたいものです。
当面ベストの85㌔を目標に頑張りますが、これからがキツイことになりそうです。
昔から体育会系ですから、無理をしない程度に自分の体を鍛えることが大切だと思います。

体重が減って、スコアのほうも何とかなりそうです。
昔のような飛距離は出ませんが、アプローチイップスも治ってパターも調子が良くなりゴルフも楽しくなりました。

同世代には、シニア競技に参戦しているアスリート系のゴルフ仲間がたくさんいますのでホームコースは楽しいのですね、
私はまずは、体調管理と体作りです。
なんとしても暑すぎますので、これからのシーズンは軽井沢のコースへ移動します。
群馬のゴルフ仲間もこのシーズンは軽井沢へと移動しますのでこれからのシーズンは賑やかになります。

仕事とゴルフと仲間との語らいが楽しい季節になりました。
お酒やうまいものが多いのでリバウンドに注意しながら、頑張りましょう。

自宅の近くはゴルフ場ばかりですから、今年は全部回ってみようと思っております。



石油業界の「商習慣」とは・・、  「海賊と呼ばれた男」に聞いてみたい。

2013年07月01日 16時01分41秒 | Weblog

石油業界のこれまでの流通体系が
公正取引委員会の「商習慣」の是正という言葉で見直しを求められています。

いわゆる「石油畑」の人間にとっては、いろいろな見解があるはずですが、
「業転玉」という言葉までが表に出てきたようですから、
それだけ石油業界における系列外流通(業転玉)が認知され定着しているという事なのだと思います。

このことで、系列SSは業転玉を公に仕入れることができることから有利になるという見解もあれば、
それは、一時的なことで大局は変わらないだろうという意見もあります。

「商習慣」という言葉を「日本国語大辞典」で調べてみると・・
商売上の「ならわし」という事。
さらに「ならわし」とは「しきたり」のことですね。

ですから、これまでの流通体系はあくまでも石油業界の商売上の「ならわし」でありその「しきたり」を是正せよ。という事のようです。

石油業界にとってはこれまでの「商売上のならわし」の是正を要求されているという事になりますから大変なことなのです。
元売、特約店、販売店の系列は残るにしても、これまでの「ならわし」や「しきたり」をどのようにして是正することになるのでしょう。

業界にとっては、大きな意識改革を求められる事になlります。

今迄、系列下で仕切り格差に悩んできた販売店企業などは少しばかり喜んだり当惑している経営者が多いかもしれません。
今後は「ならわし」や「しきたり」に縛られて経営が苦しくなるよりは、自分の生きる道を考える方も増えてくるはずですから、
石油業界のリテール部門の流通に関する意識が具体的にどのように変化するのか興味があります。

新聞記事には、「業転玉」は卸価格にブランド使用料などが上乗せされないため1リットル当たり4円程度安い。
と消費者に分かるように報道されています。
消費者はどんなふうに理解して、はたして消費行動にどのように影響が及ぶのか今後の推移が注目されます。

PB系SSはこれまでの仕入メリットが薄れるかもしれません、
単に安い業転玉を仕入れるだけの経営手法では今迄のようなわけにはいかなくなるはずです。

これまでの石油業界の「しきたり」や「ならわし」が変わるわけですから
元売りの特約店施策などがどのように変わるのかについても興味があります。

いずれにしても、石油業界の過激な安値販売競争が招いた事態であるとも言えそうです。
これだけ、SS過疎地帯が全国に多発してくると、
次には消費者側から、安定供給対策なども政治課題として提起され表面化してくるような気がします。

SS業界の大きな曲がり角ですね。
「海賊と呼ばれた男」に見解を聞いてみたいものです。