ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

霧の軽井沢

2014年09月30日 05時45分15秒 | Weblog

軽井沢はめっきり冷え込んできました。

灯油シーズンも間近ですから灯油販売業者も準備に忙しい時期になりシステムメンテナンスやサポート作業が増えており忙しい毎日です。
全国各地からの問い合わせや構築作業に追われる毎日です。

ここ数年、配送の広域化や企業間の協業化、さらに大手企業によるWEBビジネス展開などにより灯油ビジネスも大きな変革の時期を迎えております。
ソフトウェアとしての機能だけでなく、新たなビジネスモデルとしての位置づけが強まっているように感じます。
石油業界そのものが大きな変革の時期を迎えているような気がしています。

本日も大手企業でのプレゼンテーションですが、
案件が大きいと営業活動や構築などに時間が掛りますので大変です。

窓から見える木々も色づきはじめ朝の軽井沢は霧の中で幻想的な雰囲気です。
夏の喧騒が終わり、この時期が一番好きな季節です。

「仕事の秋」ですね。


2015年以降の課題

2014年09月21日 06時02分10秒 | Weblog

めっきり秋めいて、朝の冷え込みも4℃まで下がっています。
寒がりの家内は、早くも朝晩ストーブを点けて暖を取る季節です。

昨日、ゴルフ場へ出向きましたら2015年問題が話題となりました。
団塊の世代が65歳を超える来年あたりから、ゴルフのプレイヤーが急減するということで、
ゴルフ場業界では危機感を募らせています。

先日の報道では、少子高齢化による予備校生の激減を見越して、
大手予備校が校舎を大幅に閉鎖するという報道です。

世の中の流れの中で、TPPなどにより産業構造が変わりそうです。
どんな大きな組織でも、改革や組織変更や解体が必要となる組織もあるはずです。

「スクラップ&ビルト」の時代が到来しています。

其々の立場で「都合」はあるはずですが、
時は確実に流れており、、すでにこの流れを止めることはできません。


ガソリンスタンドビジネスの自己改革

2014年09月18日 09時35分22秒 | Weblog

「ガソリンスタンド(SS)」という業態が生まれて約100年。
それまでは、ポータブルの計量器のメジャーがついたガラスのタンクに燃料を手回しで押し上げて重力で落としていた時代がありました。

やがて、時計のような針のついた計量器に代わり、
地下タンクの設備が普及して現在に至るわけですが、

私の父親がド田舎でガソリンスタンドを開店したとき、
地元の人は大きな地下タンクを見て、何年かかってタンクの油を売るのだろう。。。と驚いたそうです。
乗用車など地域に数台しかない時代でした。

ビジネスの創世記なんてものは、そんなものなのです。
現在、SSを運営している企業もそんな時代に先進的なビジネスとして創業した方がほとんどだと思うわけです。

モータリゼーションの発展とともに歩んできたガソリンスタンドビジネスですが、
最近では、EVやエコカーの開発によりエネルギービジネスとしての変革の時期を迎えています。

これまでの業態を見直して、
「次」の時代に向けた新たなモータリゼーションを視野に入れながら自ら変革すべき時期が到来しています。

SS経営者は、ビジネス創世記に起業した先人の勇気と先進的な心意気を改めて学ぶ時代です。

世の中には、時代や技術の進化で消滅したビジネスもたくさんあるわけです。
カメラ屋さんはデジカメの時代に入り、電気屋さんのビジネスに・・・
「回転すし」が増えて、これまでの寿司屋さんも変わりました。
お米はスーパーで売られています。
どこの街にも大型ショッピングモールができて、駅前商店街はシャッター街に・・・
コンビニが増えて、街の雑貨屋さんも少なくなりました。(昔の駄菓子屋が懐かしい・・)
「通販ビジネス」が普及して、店舗も不要で全国に物が売れる時代です。

数え上げたらきりがないほど、時代とともにビジネスも変化しています。
それでも、「灯油」は配達されなければ消費できないホームエネルギーなのです。
何とか、「灯油を切り口にして」、SSを起点とする新たな宅配ビジネス展開ができないものだろうか・・・
コンビニも「宅配」をする時代です。コンビニにできてSSにできないはずはない。

現在、全国的にガソリンスタンドの閉鎖や淘汰が進んでいるわけですが、
これから、今後、このビジネスが世の中に必要とされ、消費者の支持を得て発展的に生き残るとしたら、
業界として、どのような自己改革が必要なのか・・・

真剣に考えるべき時代が到来しています。
『臥竜塾』で、新たなビジネスモデルを考えながら発信していきたいと考えています。


今年も、灯油ビジネスの準備が始まりました。

2014年09月17日 09時16分58秒 | Weblog

灯油ビジネスのシーズンインを前に各地で準備がスタートしています。

最近の灯油ビジネスは、広域展開を前提としたシステム再構築と見直しが急増しており、
これまでアナログ的に繰り返されてきた季節限定の灯油ビジネスも大きな変化の時期を迎えています。

灯油配送を起点とする新たなSSビジネスモデルが各地でスタートしており注目されます。
SS業界における新たな「宅配ビジネス」は、厳しい経営環境にあるSS業界における「新たな波」として注目を浴びており、
急速に普及する気配ですから当社としても気が引き締まる思いです。

当社で主催する「臥竜塾」はもちろん、
最近のSS業界セミナーや講演などでも「配送(宅配)ビジネス」に関する話題や情報が求められているわけですが、
業界紙などからの取材も増えており、SS業界の業態変化に関する注目度の高まりが感じられます。
今後、どのような斬新なビジネスモデルが出てくるのか、楽しみでもあります。

問題は、「フランチャイズビジネス」などとは異なり
企業としての特性や地域性をどのように生かしていくかという独自性だと思います。
特に、「SS過疎地帯」などに対する対応なども課題となっています。
ライフラインの中核エネルギーである「灯油」を如何に安定的に供給できるか・・
必要な時に、必要な数量を、必要な場所へ配送するということがポイントです。

SSの閉鎖やセルフ化などで配送体制が弱体化している現状ですが、
逆に、「残存者収益」を享受できるビジネスチャンスとして捉える企業も増えており、
今年の灯油商戦は活況を呈する予感がします。

気候や温度などの自然現象による、販売量の変動がありますから、
灯油の販売数量については、ガソリンなどとは異なり一概に前年比などを論ずることはできないという見解があります。
「雪ん子」ユーザー様の動向などを見ていると確かに、その通りだと思います。

さあ、今年も頑張りましょう!!


「臥竜塾」グループセミナー 「灯油ビジネス」シリーズ開講

2014年09月16日 10時36分36秒 | Weblog

めっきり、秋らしくなってきた軽井沢。
灯油シーズンも間近です。

ゆきんこサポートセンターでは、今年も灯油ビジネス研修会を開催させていただきます。
本年より、「臥竜塾セミナー」として、参加企業を募集いたします。
原則、1回の開催で5社以内とさせていただきます。4~5回程度を予定 (質疑応答自由形式)
研修会の中身を濃いものとするため、業態、系列、経営規模などにより、細分化した研修会とさせていただきます。

今後、灯油ビジネスや宅配ビジネス展開を計画していらっしゃる、『入門講座』も別にございます。

場所、軽井沢・当社オフィス
期日は、複数の中から傘下企業の御要望と当社により指定とさせていただきます。
少数による研修のため、予定人数にて締切とさせていただきます。
「雪ん子」ユーザー様を優先させていただきます。

お問い合わせは、当社まで、

コンフィデンスソリューションシステムズ株式会社

ゆきんこサポートセンター

担当 菊池

〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉3943-1

☎  0267-31-0202 Fax 0267-31-0970

E-mail:kikuchi@yukinkonet.com

ホームページ http://yukinkonet.com

 


石油業界の「変化と試練」、SSビジネスの業態変化

2014年09月11日 06時42分42秒 | Weblog

セミナーや講演会で各地を巡回中です。
灯油シーズンに向けて、新たな取り組みをスタートさせる企業が増えてきました。

背景には、EVやエコカーの普及によりガソリンスタンドの業態そのものが急速に変化するという予測の前提があるようです。
お客様のSSへの来店頻度が減少すれば、店頭販売の機会も大幅に減少することになります。
SSビジネスの環境変化を前提にした取り組みが大手企業を中心に本格的に開始されています。

「カーライフビジネス」と「ホームライフビジネス」の見直しも急速に進んでいます。
これまで、SS業界が取り組んできた「油外収益」そのものが、「配送ビジネス」などへシフトする傾向が強くなってきました。

そのため、灯油配送ビジネスは再び脚光を浴びています。
全国的なSS過疎地帯の多発やセルフ化による配送体制の弱体化とともに、
灯油配送部門を集約化したり協業化する動きが増えており、
これまでの「ガソリンスタンド」という業態は宅配を起点とするサービス展開により大きな業態変化が起こる予感がします。

本日も、東北で研修会。明日は大手組織の講演なのですが、
元売り、商社、その他大手組織などなど、石油ビジネスに関する意識やモチベーション、なども異なり「温度差」が拡大しているような気もします。

エネルギービジネスは、時代とともに変化していますが、
これから数年間の「変化と試練」を克服することで次のビジネスが見えてくるはずです。

 


中秋の名月

2014年09月02日 13時48分10秒 | Weblog

秋の気配の軽井沢。
今年の中秋の名月は9月8日。

中秋の名月というのは毎年日が変わるということです。
ちなみに、昨年の中秋の名月は、9月19日でした。

最近、夜に空を見上げると雲間の月がきれいです。
今年は満月を眺めて風雅な気分になりたいものです。

昔は、縁側に月見団子や芋を備えて祖母と月を眺めていたものです。
あんな昔が懐かしい・・・

今年は、家内と月見酒でもしてみましょうか・・

秋風に たなびく雲の 絶え間より
   もれ出づる月の 影のさやけさ


          『新古今集』 左京大夫顕輔