平和の祭典がいよいよ開幕するわけですが、
地球上に住む人類にとって、人の命より大切なものはないはずです。
人間同士が殺し合い、命を失う戦争さえ無ければ「平和」なのでしょうか。
人類にとって、疫病が蔓延して多くの人たちが命を失うことも
戦争と同じで平和ではない時代だと思います。
オリンピックに出場するために努力してきた多くの人の努力を無駄にするのは可哀想。
確かにそうですね、しかし
オリンピックに出場できるような人は国民のほんの一部の優れた人たちだと思います。
自分だって、
もし能力が優れていたら、オリンピックに出場したかったと思うわけですが
まあ、無理なことでした。当たり前です。
オリンピックは、昔から町や集落で秋になれば行われる「運動会」のようなイベントだと思います。
まさに、参加することに意義があるのだと思います。
隣のおじさんが足がもつれながら必死な顔で走っていたって応援したくなる。
いつも、むずかしい顔ばかりしている隣のおばさんが
オタマにボールを載せてニコニコしながら走っているから面白い。
いつも、のろまそうな隣のお兄さんがかけっこになると、あんなに速いとは・・
お昼には、茣蓙を敷いて、楽しいお食事。
あの頃の運動会は、本当に楽しかったですね。
そんな運動会も、今年は開催されないようで寂しい限り。
なのに・・
世界中が疫病で困っているのに
村長さんはどうしても「運動会」を開催したいらしい。
近くの人たちだけでなく、疫病だらけの世界中から人を集めて運動会。
村民は、家から出ずに、テレビてみてろ!
外で酒を飲まずに、家で飲め!
隣の町へ出かけてはいけない!
日本村の村民はおとなしいので云う事を聞くはずですが、
俺は、いったいどのようにして過ごそうか・・・
独りで、ムシロ旗でオッ立てて、
「運動会反対!」なんて騒いでみても意味がないので、
涼しいところに寝っ転がって、読書でもしています。